やっぱ二乃ってマルオとくっ付くんじゃないのこれ。
第102話の感想はこちら。
【マルにのマルにの】
第97話の感想でも書いたように、マルオは明らかに二乃に対して零奈さんを投影している。
二乃も二乃で、つい最近まであれだけ辛辣な発言をしていたのに、もはや誰よりも強くマルオの事を追い求めるようになってしまった。
まさにフータローに対する態度の変遷とそっくりではないか。
一花、真の花嫁説で詳しく解説しているが、二乃が春休みの鐘の下キスの相手である可能性は最も低い。
ねぎ先生のインタビューで語られていたフータローとの関係の決着、そして彼女が歩む新たな未来こそが、マルオとの大恋愛ではないかと私は睨んでいる。
【NTR】
まさかマルオと零奈さんが高校時代からの知人だったとは。
上杉父がはっきりと明言したわけではないとはいえ、二乃の「もしかして、お母さん……?」という言葉を受けて、間髪入れずに話を繋げているから、上杉父が言っているのが他の人物のことだとしたらとても不自然な会話になってしまう。
ここは素直にマルオと上杉父の橋渡し役となったのは零奈さんだと考えるべきだろう。
気になるのは上杉父が「先……」と言いかけたこと。
最初私はてっきり「先生」と言おうとしたのかと思ったが、もしかしなくてもこれは「先輩」の方かな。
マルオよりも零奈さんの方が年上だったのね。
※追記
コメントにて指摘を受けて訂正。
マルオと上杉父の一緒に描かれている女性は、以前登場した零奈の教え子である下田さんのようだ。
なるほど、零奈さんとマルオの関係は教師と元生徒だったのか……。まさかそこまで年の差があるとは。
というか、だとしたら上杉父が相当若い頃にフータローは生まれたんだな。
中野姉妹の実父が女癖の悪い浮気男であることを考えれば、マルオ視点で見ると、高校時代からずっと「ファン」だった先生がチャラ男と結婚した挙句に捨てられるという寝取られ体験を味わったわけか。
その娘に手を出そうとしている(見聞色の覇気)のも含めてエロ同人の主人公みたいな男である。
【倒れたのはやっぱり三玖】
さて、前回描かれた「2日目終了後に倒れた姉妹」とは、やはりというか三玖だった様子。
第102話の感想でも三玖の疲労が強調されている事を指摘したが、2日目にしてパンケーキ屋の客が更に増えている描写がある以上、三玖はもはや過労状態に置かれているであろうことは想像に難くない。
ふわふわさんを始め、倒れたのは四葉だと予想している方も多かったが、二乃にここまで釘を刺された上、本人が「余裕を持ってやってる」「皆に心配かけたくない」と言っているにも関わらず倒れたりしたら、陸上部の一件が何の成長にも繋がっていないことになってしまう。
パンケーキ作りで無理をして倒れてしまうというのは、「お菓子屋さんになる」という三玖の夢の課題になり得る展開でもあるから、物語的にも倒れたのは彼女だと見るべきだろう。
【その他】
・思春期真っ盛りであろう高校生なのに、親と学園祭を回ることを嫌がらないとは。
・孝行娘ばかりやね。
・娘が産まれたねぎ先生の将来への願望が見え隠れする。
・マルオと上杉父の間にいる女子は上杉母なのかな。
・右目に泣き黒子があるから零奈さんが当時金髪だったとかではないよね。
・上杉母の顔って過去に描かれたことあったかな……思い出せない。