※以下、ネタバレ注意
==== 【叫び】
最近好感度を稼いでいたナイル師団長もだけど、初期から登場しているピクシス司令までもが無垢の巨人となってしまい、中々に辛い展開。
始祖の巨人の力でも一度巨人になってしまった人間は元に戻せないのだとしたら、これでお別れかあ。
さて、ジークの叫びをエレンが思わず制止してしまったということは、彼としてはジークの脊髄液はあくまでも脅しの手段で留めておいて、なるべくなら実行はしたくなかったんだな。
まあ、エレンにとってもピクシス司令は恩義すらある戦友だからね。
また、心情的な面を差し引いても、今後のエルディア王国の舵取りの為には残しておきたい人材だろうし。
とはいえ、これで憲兵団含む上層部を一掃することができた。
今後のエルディア王国はハンジやアルミンが牛耳っていくことになるだろう。
エレンの最大の懸案だったと思われる「ヒストリアが巨人にさせられる」ことも、ハンジ達が為政者になれば解決される。
憲兵団はもちろん、ザックレー総統やピクシス司令ならば、王家に巨人を継承させ、「地鳴らし」を常時発動できる状態にしようとするかもしれないが、ハンジ達が権力を握る限り、それは行われないだろう。
結果的に見れば、エレンにとって上手く働いたと言える。
エレンの制止を見た時のジークの表情からすると、ここでようやく初めての「違和感」を覚えた様子。
弟が大義の為に冷酷になってなどいないことを感じ取ったのだろうが、その後もエレンを求めていることからすると、まだその疑惑は限りなく小さいようだ。
ここから徐々に、自分がエレンに利用されている事実に気付いていくわけか。
【エレン、死す】
んな訳がないんだけど、この状況じゃ生き延びる方法は限られてるよなあ。
パッと思いつくのは、戦槌の能力で咄嗟に足から地中に巨人を生成し、そこに意識を移したとかだろうか。
まあ、「始祖の巨人の継承者であれば、巨人体のみならず人間の状態で既に全身に意識を移すことも可能」みたいな設定が明かされても不思議ではないけど。
【その他】
・1コマだけ挟まれるイェレナ。
・前回はジークが撃たれたことに衝撃を受けていたようだけど、既に祈りモードに切り替えたか。
・ライナー……。すっかり死に急ぎ野郎になってしまって。
・彼にも何か生きる意義が与えられるんだろうか。
・コルトもそうだけど、戦士達を見る限り、マーレの洗脳教育はあんまり成功してないよね。
・幼い頃のライナーとガビくらいじゃないの? マーレの教育通りの思想に染まっていたのは。
・ポルコとしては、自分の代わりにライナーの寿命を縮め、地獄を見せた兄の償いのつもりでもあったんだろうな。
・正直、死に過ぎて感想が追い付かない。