【クサヴァーさん】
この人、なぜか祖父母と並んで登場していたから当時気にしてはいたのだけれど、不覚にもジークと同じ眼鏡を掛けていることには気が付かなかった。
進撃の巨人22巻感想 で書いたように、この人物は単なる近所のオジサンであまり大きな意味は無いと思っていたのだが、イエーガー夫妻が捕らわれた後、ジークの親代わりになっていたのね。
【ジークの真意】
誰もいない場所での独り言としてパラディ島の未来を案じるような発言をしているということは、ジークがエルディア王国を救おうとしていること自体は確実かな。
第112話までは、ジークの真の目的はパラディ島ではなくマーレを救う事だという可能性も考えていたのだが、今回でその線は消えたと見て良さそうだ。
イェレナがマーレ人捕虜の待遇改善を訴えたのは、「実はマーレ派だった」という訳ではなく、純粋に脊髄液入りワインの作戦に必要だったからなのだろう。
もっとも、「エレンにしか解らない真意」などと含みを持たせているので、地鳴らしを使ってエルディア帝国を復活させる以上の目的が他にありそうではあるが。
何だろうな。自称「グリシャの被害者」であるイェーガー兄弟にしか解らない何か、か。
うーん……。さっぱり思いつかん。
【その他】
・ピクシス司令、体の異変だけですぐにジークの脊髄液が仕込まれていたことを看破したのか。すごいな。
・112話を読み返していて思ったのだけれど、エレンやリヴァイ兵長がピクシス司令の思惑を見抜いているのに、あのハンジさんやアルミンが全く疑いもしていないのはちょっと不自然な気が。
・調査兵団は一度ほぼ全ての人員が死んでいるから、今の部下達はこの4年で移籍してきた兵士なんだろうけど、既にリヴァイには強い思い入れがあったのね。
・正直、この期に及んでまだ昔と同じ訓練を続けているのは私もどうかと思った。
・銃火器中心の訓練に移行する余力がまだ兵政権に無かったのかもしれないけど、そこは重要だろうに。
・「どうせ地鳴らし頼みなんだから、付け焼刃で多少の銃火器の訓練なんてしても無駄」という意識があったのかもしれない。
・教官は訓練兵を牢獄送りにしない為にわざと自分を殴るよう挑発したんだろうけど……。何か今後見せ場があれば良いな。