ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

大逆転裁判 第2話『友とまだらの紐の冒險』感想

 ぐおおぉぉぉ……。

大逆転裁判 第1話『大いなる旅立ちの冒險』感想はこちら

※以下、ネタバレ注意

 1話の批判的な感想をTwitterで(も)書いたときに、以下のような警告を受けた。
 ということで、私は2話がどんなに酷い話でもダメージを軽減できるように、自分の中でハードルを下げに下げてからプレイを開始したわけだが、その下げたハードルを余裕で下回ってくる最低の章だった。


 スッキリしないいいいいいい。

 
逆転裁判にこんなやるせないオチ要らんでしょう!
 事故て。過失てあんた。

 逆転裁判6の第4話も誤解と齟齬から人を殺してしまった話だったが、こちらは明確な殺意すらなかったのに運悪く死んでしまっただけなので、余計に後味の悪さを感じた。

 ニコミナ・ボルシビッチも気の毒な境遇にいるだけに憎む気にもなれず、さりとてさほど好感を抱けるキャラでも無くて、どうにも感情の置き所がない。
 いや、もちろんそれを目的とした物語にしたかったのだろうという意図は解るが、かといって面白くないのではどうしようもない。

 まさか探偵パートだけで終わるとは夢にも思わなかったから、てっきりニコミナが冤罪で逮捕されて、裁判では彼女を弁護することになるんだろうと予想していたので、そのままニコミナが真犯人という流れになったときは目を疑った。

 何で1話・2話続けてこんな爽快感の無い話を持ってきたんだろう。
 敢えてこれまでの逆転シリーズとは違ったゲームにしたかったのかな。だとすると、3話以降の事件も似たような陰鬱な話になるんだろうか……。3話も地獄らしいし。

シャーロック・ホームズ

 う、ウザい……。
 
 新システムの一部になっているということは、メインキャラなんだろうけど、今のところ愛嬌よりも鬱陶しさの方が勝っていてどうにも好きになれないなあ。
 アイガ探偵の台詞を言っていたこともあって、最初は今回の事件の犯人かと思ったくらいだ。

 異様なくらいのポンコツ探偵なのに、最後の最後になるとなぜか全てを見通していたかのような振る舞いをしてくるのも鼻につく。
 推理力がダメなだけで知識は豊富なのかと思いきや、極東の島国の女子供である御琴羽 寿沙都に蛇の知識で負けてるし、私の中のホームズのイメージと違い過ぎて未だにどうこのキャラを捉えれば良いのか解らないなあ……。

 ホームズに魅力がないせいで、彼のフォローをしなければならない新システムも面白いとは思えないのも辛い。
 いっそホームズとは関係ないオリジナルの探偵にしてくれたら受け入れやすかったのに。
 
名探偵コナンの世界だったらイカレたシャーロキアンにタクシュー邸が焼き討ちにあっているところだろう。

 まあ、どうやら大逆転裁判2まで付き合うことになるキャラらしいから、
一柳弓彦が味方にいると思って我慢するかな。
 弓彦とホームズを同列に並べる日が来るとは夢にも思わなかった。

大逆転裁判 第3話『疾走する密室の冒險』感想はこちら