ネオ天草ブログ

ONE PIECEや胎界主の感想を主に書いています。

ゴッドバレー事件まで天竜人は聖地でもマスクを着けていた件について

 割と最近までこの文化が続いていたのでびっくりした。

 

【聖地でもマスク姿】

 現代の天竜人は聖地マリージョアにいる際にはマスクを着けていない。

 ハチ曰く、天竜人がマスクをつけるのは、下々民と同じ空気を吸わない為とのことだから、当然の話である。

 マリージョアは自分たち神々が住まう神聖な聖地なのだから、下々民が暮らす下界とは違い、空気が汚れているはずがないからだ。

 ところが、ロックス海賊団の回想にて描かれた38年前や56年前の一般天竜人は聖地マリージョアにいるにも関わらず、全員がマスクを着けていた

 明らかに現代の天竜人の文化とは違う。

 実は、エメトが聖地マリージョアに侵入した200年前の時点でも、天竜人達がマスクを着けている姿が描かれている。

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 つまり、これは尾田先生の単なるミスなどではなく、意図的な描写なのだ。

 これは即ち、「天竜人は一般人と同じ空気を吸わない為にマスクをしている」という認識は、38年前においては天竜人間には存在しなかったことになる。

 元来、天竜人は全く別の理由でマスクを装着していたが、時と共にその本来の理由が忘れ去られ、選民意識の高まりから後付けで歪んだ認識が作られていったのだろう。

 

【聖地は汚染されていた】

 では、天竜人がマスクを着けていた本来の理由とは一体なにか?
 以前、以下の記事等で考察した。

neoamakusa.com

 要約すると、天竜人が移住した当初、聖地マリージョアの大気は汚染されていたのではないか、という説である。
 汚染された土地であるにも関わらず、世界政府を設立した「最初の20人」率いる王族達は何らかの理由でどうしてもマリージョアに住む必要があり、マスクを着けて生活していたわけだ。

 200年前の時点でサターン聖や科学者達はマスク無しで普通にマリージョアにいたから、実際にはとっくの昔に除染は終わっていると考えられる。

 しかし、数百年の長きに渡り先祖代々マスクを着けて生活するのが普通だった天竜人達は、その必要性が無くなってもマスクを外さなかった。
 彼らの祖先は必要に迫られて着ていたはずの「防護服」は一種の「伝統服」と化しており、天竜人は意味無くその服を着続けていたのである。

 

【選民思想から曲解へ】

 おそらく、天竜人達の祖先がマスクを着けたのは聖地マリージョアのみで、逆に汚染の無い下界では防護服など着ていなかったはずだ。

 しかし、本来の意味などとうの昔に忘れ去られた後世の天竜人達は、下界でも聖地と同じマスクを着けるようになり、やがては逆に下界でのみ装着するようになった

 「汚染された聖地マリージョアで生きるため」という元々の目的が失われた結果、選民思想の肥大化も相まって、「下々民と同じ空気を吸わないため」などといった捻じ曲げられた後付けの理由が創作されてしまったのである。

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 ホーミング聖が下界に降りた33年前にはもう既に、天竜人達は聖地でマスクを着けなくなっている。

 38年前からの5年間で、天竜人の間に「マスクは下界の空気を吸わない為の物だから、聖地での装着の必要は無い」という認識が一気に浸透したことになる。

 そのきっかけが何なのかは未だ不明だが、その辺りの時期に発生した天竜人を巻き込む大きな事象と言えば、いま描かれているゴッドバレー事件だから、もしかしたらこの事件こそが聖地における文化革新にも関わっているのかもしれない。