ネオ天草ブログ

ONE PIECEや胎界主の感想を主に書いています。

シャンクス達の母親も天竜人であり、神の騎士団団員の可能性が高い

 任務を帯びてゴッドバレーに居住してるんじゃないかな。

※以下、第1158話『ロックスvs.ハラルド』のネタバレあり

【天竜人か下々民か】

 今週、描かれたシャンクスとシャムロック聖の母。
 彼女の素性についてTwitterでアンケートをとってみた。

 シャンクス達の母は天竜人ではなく、ゴッドバレーで産まれた下々民だと回答した人が大多数であった。

 しかし、だとすればシャンクスとシャムロック聖は純血の天竜人ではなく、下々民との混血児にも関わらず天竜人として認められていることになる。

 一方で、同じく天竜人の父と下々民の母を持つボニーは天竜人として遇されるどころか、サターン聖の実験台として扱われていた
 この極端な待遇の差に、どう説明をつけるのか?
 追加でアンケートをとった。

 シャンクス達の母が下々民出身者だと考えている人の多くは、ボニーとの差について「父親に天竜人と認められたか否か」が理由だと予想しているようだ。

 つまり、両親のどちらかが天竜人ではない場合、その子が聖地の住人として迎えられる為には天竜人である親の承認が必要ということになる。

 なるほど、一見もっともらしい考察に思えるが、果たしてこれは妥当と言えるだろうか?

 

【天竜人が混血児を許すか?】

 世界貴族にとって「神」たる自身のアイデンティティの全ては血統にある。
 世界政府を設立し、聖地に移住した「最初の20人」の19王家の血を引くことが最も重要なのは論を俟たない。

 そんな彼らが下々民の血が混じった者を、本当に同胞として迎え入れるだろうか?

 しかも、シャムロック聖は一般天竜人よりも上位に立つ神の騎士団の団長にまでなっている。

 天竜人が全員、薄汚い下々民との間に産まれた子を嫡子とするわけもなく、両親が共に天竜人という者の方が多いだろう。
 そんな純血の天竜人達が、自分達の上位に卑しい血の混じった「半神」が立つことを良しとするとは到底考え難い

 

【天竜人を白人至上主義者に例える】

 天竜人とは一種の人種差別主義者である(「19の氏族の血を最上とする」特殊な形ではあるが)。
 そこで、彼らの思考を現実にいる白人至上主義者に置き換えてみれば納得し易いかもしれない。

 白人至上主義者にとって黒人や黄色人種は汚らわしい種族だ。
 ただ、そんな白人至上主義者たちにいつでも離縁できる多妻制、ハーレムを持てる権利があったとすれば、その中に非白人種を迎え入れる事が許容されるのは理解できる。

 しかしながら、その結果生まれた他人種との混血児を同じ「白人」として迎え入れるかと言えば、そうはなるまい
 かつてのアメリカ合衆国で白人が奴隷の女性を孕ませることはあっても、その子を我が子とは認めず、奴隷として扱ったのと同じである。

 ましてや、その混血児を自分達よりも上位の「白人」とし、崇めるなど絶対にあり得ない

 天竜人もそれと同じだ。
 シャムロック聖が一般天竜人よりも上位階級の神の騎士団の、しかも団長にまで登り詰めている以上、彼は純血の天竜人としか考えられまい。

 

【そもそも何故ゴッドバレーで出産した?】

 そして、シャンクスやシャムロック聖の母がゴッドバレー出身の下々民だとすると、彼女がゴッドバレーでまだ暮らしていることがそもそもおかしい

 これから1年後の先住民一掃大会でのガーリング聖の台詞から、彼は子供達に愛情を持って接している。
 彼にとってシャンクス達の母親は、ただ出先で性欲に任せて孕ませただけの女ではないのだ。

 となれば、薄汚い下界にいつまでも無駄に置いておくわけがない。
 いくら生まれ故郷とはいえ、治安・衣食住その他すべてが聖地マリージョアの方が優れている。
 例え彼女が故郷に残りたいと訴えたとしても、有無を言わせず聖地へと連行したはずだ。

 しかも、翌年にはその国の住民を皆殺しにしようとすら考えているのである。

 要するに、シャンクス達の母は何か重要な理由があってゴッドバレーに留まっていたことになる。

 

【神の騎士団としての任務】

 身重の体でゴッドバレーに留まったのは、ガーリング聖の妻が神の騎士団だと考えれば説明がつく。
 何しろそこには御大がお喜びになる「とんでもないもの」が眠っていたのだから。

 ガーリング聖が先住民一掃大会という強引な手法を提言している以上、その「とんでもないもの」が何だとしても、おいそれと扱えるものでないのは確かだ。
 海軍を大規模に動員した上で、神の騎士団が総員で対処すべき代物なのだろう。

 シャンクス達の母はその監視及び調査任務を負ってゴッドバレーに移住したのではないだろうか。

 おそらくは、海で遭難して夫と生き別れ、ゴッドバレーに流れ着いた哀れな妊婦として侵入を果たしたのだろう。

 身重の、しかもそこで出産までしたうら若き女がスパイだとは、誰も考えない
 彼女にとって妊娠前のように各地を飛び回ることはできないが、こうした潜入任務なら貢献できる。
 ガーリング聖からしても、神の騎士団の一員である妻にはその戦闘力に全幅の信頼を置いており、例え胎児や幼子を抱えていようが、自身も目にした平和な島で危険は無いと判断したのだろう。

 かくして、ガーリング聖の妻は先住民共に愛想よく振舞いながら、上品で育ちの良い、しかし女手一つで双子を産み育てる母としてゴッドバレーに溶け込み、悠々と「とんでもないもの」の調査を進めたのである。

 来るべき次の先住民一掃大会に向けて。