40年経った今もなおガープ中将のことを愛している可能性もありそう。

※以下、1157話までのネタバレ注意
【海賊島に来た理由】
ワンピ絵師であるふじかわさんが以下のような呟きをしていた。
シャッキー、ハチノスに来たの何かしら意図があると思うんだけど(海賊辞めたから海軍から身を守りたい、は嘘じゃない?アマゾン・リリーの方が安全じゃないかな。海賊と皇帝辞めるなら居られないという理由があるならそうかもだけど、トリトマも好意的)、そこまでして出奔するのってやっぱ恋煩い?
— ふじかわ (@Ysnfjkw_game) 2025年8月21日
そこは私も読んだ際にやや引っ掛かりを覚えたものの、「まあ、そんなこともあるだろう」で流してしまっていたのだが、改めて突き付けられると確かに不自然な話である。
だが、シャクヤクがレイリーへの恋煩いで動いているのなら、海賊島に住み着くのは筋が通らない。
レイリーを落としたいなら、普通にロジャー海賊団に入ればいいだけだからだ。
グロリオーサと違い、シャクヤクは船長ロジャーを骨抜きにしている。彼女が加入を申し出ればロジャーは一も二もなく承諾したことだろう。
にも関わらず、シャクヤクはなぜか海賊島にやってきた……一体なぜ……。
そこまで考えてハタと気付いた。
そもそも、シャクヤクの想い人はレイリーであるという前提を疑うべきなのかもしれない、と。
【レイリーが好きだとは言ってない】
いま現在一緒に暮らしている=恋仲だったという思い込みが強すぎて考えたこともなかったのだが、冷静に思い返してみると、レイリーとシャクヤクが恋仲だとは一度も語られていない。
40年前のレイリーは確かにロジャー海賊団で唯一シャクヤクに靡いていなかったし、シャクヤクの方も気を持たせるような表情は見せていたが、かと言ってグロリオーサやハンコックのような恋煩いとは遠い振る舞いだった。
二人が一緒に暮らしているのは、ただの友人同士としてだったのかもしれない。

レイリーがシャボンディ諸島で女を作って寝泊まりしているのも、古女房を放って愛人宅に入り浸っていたわけではなく、そもそも彼とシャクヤクは男女の関係ではなかったのである。
【ロックス海賊団に惚れたわけじゃない】
さて、海賊島に住み着いたのが恋煩いの為だとすると、普通に考えればシャクヤクが恋した相手は海賊島の住人ということになる。
ならば事実上、ロックス海賊団の誰かのはずだが……これもまた道理が通らない。
何となれば、ロックス海賊団の船員に接近したいのなら、船に乗るのが一番近道だからだ。
こちらもまた、船長であるロックスに気に入られているのだから、一味に入って接触を増やした方が良い。
わざわざ海賊島に予約待ちの店を構えて、雑魚海賊の相手をしてやる必要など皆無だ。
【惚れたのはガープ?】
接近する為には海賊島に身を置く必要があり、なおかつ船に乗ることはできない相手となると……
と、ここで天啓が降りた。
もしかして、シャクヤクが惚れた男とは、ガープ中将なのではないか?
シャクヤクが海賊をしている間は当然、ガープ中将と一緒にはなれない。
海賊をやめて海兵になろうにも、非加盟国民のうえ前科持ちの彼女を軍が入隊させてくれるかは甚だ怪しい。
しかし、海賊から足を洗ってただ平和に暮らすだけでは、ガープとの接点すらなくなってしまう。
だから彼女は海賊を止めた後に、わざわざ海賊島で店を開いたのである。
世界政府との対立の最前線にいる彼らと共にいれば、ガープと接触できる可能性が生まれるからだ。
【シャボンディ諸島にいる理由】
さて、シャクヤクが愛しているのがガープ中将だとすると、一つ納得できることがある。
彼女がシャボンディ諸島で暮らしている事実だ。
言うまでもなくシャボンディ諸島は海軍本部の目と鼻の先にあり、これから新世界を目指すのでもなく、彼らの首を狙う賞金稼ぎでもなく、人攫いでもない前科者には非常に住みにくい土地だ。

そんな場所になぜわざわざシャッキーはボッタクリBARを再び開いているのか。
そう、言うまでもなかった。
そこが、ガープ中将のいる海軍本部のすぐ傍だからだったのだ。
彼女は40年以上経った今もなお、ガープのことを追い続けているのである。
振り向いて欲しい男がいるからこそ、シャクヤクはあれ程に若々しいのだろう。
レイリーが共にいるのは、そんなシャッキーに付き合ってやっているのだろうが、1156話での反応を見ても、彼自身、シャクヤクを憎からず思っているのは明白だ。
ひょっとすると、レイリーの方にはシャクヤクへの恋愛感情があり、その感情を隠して他の男を追いかける彼女に付き添っているのかもしれない。
【海賊島の宝】
海賊島で守られていたはずのシャクヤクが何故か政府に捕らえられたのも、ガープへの恋心を把握した政府が、それを利用して誘き出した可能性もありそうだ。
ただ、その場合、自身への恋心を利用された女に対して、ガープの反応があまりにもあんまりではあるが……。
いや、シャクヤクの抜け目の無さを考えると、ガープと接触する為に自分からわざと海軍に乗り込んだのかもしれない。
「ハチノスをつつくな」とガープに忠告されながらも海軍がシャクヤクに手を出したのは、彼女の方からわざわざ来てくれたからだとすれば筋が通る。
【ガープは愛妻家?】
男どもを骨抜きにし、ロジャー海賊団すら相手にならない九蛇海賊団がなぜかガープの船にだけは恐れをなして退散した。

つまり、ガープ中将に対しては、九蛇海賊団の女達の色香は通用しないことを意味する。
シャクヤクがガープに惚れたのも、彼が自分に振り向かないからこそだろう。
44年ほど前のこの時点で既にドラゴンが生まれてから11年経つので、ガープはとっくの昔に結婚しているものと考えられる。
他の漫画ならいかにもスケベなジジイキャラにされてそうなガープに女好きの様子が見られないのは、奥さん一筋だからなのかもしれない。
シャッキーがルフィのことをずっと応援してるのは、ルフィ自身の経歴は勿論だけど、ガープの孫である彼に想い人の面影を感じ取っているからとも考えられそうだ。