ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊ヤングジャンプ12号 感想

現在アニメが観られない環境なのでヤンジャン感想でも。

ケータイからで打つのがしんどいので2つに分けます。

デリシンはアンチ感想となっています。

【キングダム】

自分が疑問に思ってたことはだいたいテンが言ってくれました。

何か万極は原爆投下の正当化にパールハーバーを持ち出すアメリカ人を思い出しますね。

いや秦のやったことも大概非道なんで真珠湾攻撃とは比べるべくもないのですが。

しかし長平をやった六将は何のつもりだったんだろう。 何のメリットもないのにあんなことやったんでしょうかね。

勝手に六将は皆知的で冷静というイメージだったのですが、六将の中にも色々な人間がいた、という話なのかな?

信が中華統一の意義に気がつくシーンは、うん・・・・・・。

秦の末路や今の中国を知っていると中々複雑なものが。

ユーロという統一の社会実験の大失敗と崩壊も目にしている最中だしなあ。

中国もまた分裂の道を歩みそうですし。

今更ですが、自分の教わった始皇帝の印象と政が全く重なりません。

「本当は始皇帝は非道で狂気の王などではなかったんだよ」ということになるのか、それとも政の人格が変貌していく展開になるのか。

そもそもそこまで描くのか。描くとすればこの展開の早さだと相当先の話ですよね。

果たして作者が生きている間に完結できるのだろうか。

ほとんど年代を飛ばさないからなあ。

あとこの漫画で「非戦闘員」とか「一般市民」とかいう単語が出ると違和感があります。

【東京喰種】

寄生獣のように「他の食べ物でも良いけど人間を喰う性質がある」ではなく、「人間を食わないと生きていけない」なので厄介というか共存が難しいですね。

屍鬼を思い出しましたが、喰種は識別も困難で、人間より強力ですから、殲滅も出来ませんね。 自殺者の死体だけ食べてる分にはまだ良いんでしょうけど、本当に自殺死体だけ食べてるか判断つかないしなあ。

作品でそうしてるように地道に見つけて殺していく以外に手段はないか。

あの捜査官が何を使って戦ってるのかいまいち分からないですけど。

分からないといえば、喰種は通常生まれつき喰種のようですが、生殖機能があるということなんだろうか。

親子の喰種がいるということはそういうことか。

【サムライソルジャー】

黒澤と同じく鮫島の彼女の死因が思い出せない。

車にひかれたような・・・・・・。何でひかれたんだっけ。

しかし、あの彼女ってそんな良い子でしたっけ。あんまり良い印象がないなあ。

過去編がやたら長くて面白くなかったせいかもしれませんが。

極黒のブリュンヒルデ

ノノノノ打ち切りでエルフェンリートに回帰したというか。

しかし男って少女が強化人間にされる話が好きですね。

エルフェンリートには実験体に性的虐待を加えるようなクズキャラがいましたが、今はしんどいんでそういうキャラは出さないで、任務や大義の為に人体実験を、というキャラだけにしてほしいところ。

まあノノノノ読むかぎり望み薄か。

今の時点で捕らえた実験体をなぜか全裸にしていましたしね。

ところで、先週の彼女は体が溶けたという認識で良いのかな。

なぜ、捕まえて洗脳なりしてまた使おうとはしないんだろ。魔法を見てしまったとかで捕まった一般人も実験体にせず殺すみたいですし。

もう「魔女」は不要になって処分するのかな。

ラストの「数が足りない」というのは全く意味が分かりません。

数って、何の数だろう。

デリバリーシンデレラ

なんでこの漫画まだ続いてるんだろ。

売れてるのかなあ。ヤンジャン読者層の趣味には合わないと勝手に思っていたんですけどね。

売春産業美化だとか、やたらスイーツなストーリーだとかまではまだ良かったんですが、雫が出てからは不快の域まできちゃったなあ。

革命だとか言って売春産業を「日陰者」から脱して、社会的地位を与えようとしているようですが、ハァ・・・・・・。

なぜ売春婦が日陰者かといえば、そういう文化があるからなんですよね。

売春婦は法の下では平等ですが、世の中の裏にある存在だと昔から社会で扱われてきた「伝統」があるわけで、そこには意味があります。

その歴史に裏打ちされた伝統、文化、道徳、あるいは焼き付けられた真理を壊し、裏にあるべき売春婦を表に無理矢理連れ出せば、秩序が失われてしまうでしょう。

売春婦とは、ごく自然に他の職業と同一に扱われる存在ではあってはならない。

少女が憧れ、目指すような職業ではあってはならない。

気軽に、企業に入社するような感覚で就くような仕事であってはならない。

その通念こそが長い時を経て培われた、ご先祖様の残した知恵であり、秩序を守る為の文化です。

これを打ち壊すことなど、傲慢であり、畏れ多いことですよね。

雫という女性は二千年の歴史に顔向け出来るんでしょうかね。

「子供が出来たとき、母親が売春婦だと言われて、まともな子供になりますか?」みたいな質問をされて、「なります、私がそうでしたから」と答えていたときは笑っちゃいました。

売春婦であることそれ自体を問題としているのに、その答えはないでしょう。だから売春婦になるような子になったんじゃないの? という話であって。

まあ、しかし、これ自体はまだ良いんですよね。そういうキャラもいる、というだけですから。

問題は、これまでのストーリーからして、どうも彼女は敵キャラでもなんでもなく、作中是とされているっぽいことなんですよねえ。

まあ最近どうでもいい(今までずっとどうでもいいといえばそうなんですが)過去編とかが続いて、雫のやろうとしていることに主人公達がどう対応するかは分かりませんが、雫の計画は頓挫して今までと変わらずとはならなさそうですよねえ。

普通に売春産業が社会的地位を得るというオチになりそう。やれやれですね。