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※前編は鬼滅の刃、僕のヒーローアカデミア、青春兵器ナンバーワン、ブラッククローバーの感想。
※以下、ネタバレ注意
【鬼滅の刃】
第59話 侮辱
無機物と融合までできるのか……。
いや、響凱の身体に生えていた鼓も融合したものだとすれば、一定のレベルにある鬼にとっては割と当たり前の能力なのかもしれない。
この手の融合によって本体を隠す能力者は、最近のジャンプだとピーカがいる
彼の場合は必ず一定範囲に本体が潜んでいるため、融合した石を切断していくことで追い込んでいったが、この作品の世界観の人間の力ではそれはさすがに不可能だろう。
しかも、魘鬼の融合の仕方がピーカ(というかイシイシの実)と同じとも限らない。
列車全体と満遍なく同一化し、どこか一部に本体があるのではなく、列車全てが本体というタイプならば一層厄介だ。
このタイプの能力者だと『灼眼のシャナ』に登場した“壊刃”サブラクが思い起こされる。
第59話 侮辱
無機物と融合までできるのか……。
いや、響凱の身体に生えていた鼓も融合したものだとすれば、一定のレベルにある鬼にとっては割と当たり前の能力なのかもしれない。
この手の融合によって本体を隠す能力者は、最近のジャンプだとピーカがいる
彼の場合は必ず一定範囲に本体が潜んでいるため、融合した石を切断していくことで追い込んでいったが、この作品の世界観の人間の力ではそれはさすがに不可能だろう。
しかも、魘鬼の融合の仕方がピーカ(というかイシイシの実)と同じとも限らない。
列車全体と満遍なく同一化し、どこか一部に本体があるのではなく、列車全てが本体というタイプならば一層厄介だ。
このタイプの能力者だと『灼眼のシャナ』に登場した“壊刃”サブラクが思い起こされる。
サブラクは莫大なエネルギーを持つ本体を広範囲の地面に「浸透」させており、最終的にシャナ達は「サブラクが浸透した地面を空中に持ち上げて一気に全てを消滅させる」という方法で退けた。
だが、列車全体を消滅させることなど、この作品ではますます不可能だろう(そもそも人質がいるし)。
だとすればどうにかして本体を探り当てるしかないか。
普通に考えると炭治郎の鼻で臭いの濃い場所を見つけ出す展開になりそうだが、さて。
>特別番外編
思っていた以上に素のしのぶさんがカリカリしてた。ちょっとスクランの八雲の幼い頃を思い出すなあ。
この感じだと鬼やら冨岡さんやらにも相当イライラしていそうだ。。
今週の話を見ると、天然ドジっ子の冨岡さんを禰豆子から助けようとしたのに邪魔されてムッとしたというのもシックリきた。
世話焼きで少し怒りっぽいという点で、今でもかつての面影は垣間見える。
カナヲちゃんがニコニコするようになったのはカナエさんを真似てるんだろうけど、これは自分からやり始めたのか、しのぶさんから指示されたのか。
現代のカナヲは、「さようなら」を連呼して炭治郎との会話を頑なに断ち切ろうとしていたことといい、本当に何も感じていないというよりも、意図的に「全てどうでも良いと思い込もうとしている」ように見えるんだよね。
カナエの死の悲しみから逃れようとしているのかな。
あと、カナエは指示がなければ動けないカナヲのことを(いつか花開くことを前提に)肯定的に捉えていたから、「銅貨で決めれば良い」という『指示』も含めて、カナエが認めてくれた自分の在り方を守りたいとどこかで思ってるのかもなあ。
しのぶもカナヲも、カナエさんの本来の意図とは捻じ曲がった形で、彼女の願いを実行しようとしてるのが哀しいところ。
【僕のヒーローアカデミア】
第135話 嫌な話
ここのところ「プロとしての良識」で抑えつけるべきものとして描かれがちだったデクの衝動的な正義感が見直される展開と言えるのかな。
ステインや神野事件を経てデクも「大局的に判断すること」を己に課すようになっていたわけだが、その「大局的判断」が必ずしも良い方向に転ぶわけではない、ということを描いてきましたね。
「プロの常識」によって壊理の即時救出の断念を受け入れたことで、彼女について考えることを先延ばしし、「日に日に大きく」考えるようになった後も具体的な行動には移せなかったデク君は確かに「らしく」なかった。
それは、本来持っているはずの衝動的な正義感を、これまでかけてきた周囲への迷惑の痛みから、過剰に抑制していたからでもあるのでしょう。
今後はデク君が「直感のまま行動すること」と「ヒーローの常識に従うこと」とのバランスを、これまで以上に探っていく話になっていくのかもしれません。
【青春兵器ナンバーワン】
第26話 決闘
完全に笑ってはいけないの出川軍vs上島軍のノリw
「浣腸をしあって、先に屁をこいた方が負けや」とか言い出すんじゃないかと思った。
【ブラッククローバー】
第107話 クローバー王国国王
アスタ君、なんかキメラアントの王みたいな奴だな……。国王が何かすら知らないのか。
この辺、貴族が中央に集中して、下民が住む地域と断絶されている国家構造の弊害がもろに出てるなあ。
民が領主への畏敬という概念すら持っていないのは、中々に危険なのでは。
まあ、この世界の場合は下民と貴族には数では覆せない圧倒的な力の差が存在するので、封建思想を植え付ける必要がないってのもあるんだろうけど。
ここまで国王の権威が低いと、白夜の魔眼が何もせずとも近いうちにクローバー王国は滅びそうだ。
貴族たちすら王権に何の敬意も払っていないとは。
軍の指揮権は魔法帝が完全に掌握する制度だし、今までクーデターが起きなかったのが不思議なくらいである。
それにしても、今週は「アスタ良く言った!」ではなく「王様かわいそう……」感が強かった。
初っ端から儀礼的な拍手すらほとんどしてもらえない目に遭ってるうえに、別にそんなに悪いことしてるわけでもないからなあ。
アスタとユノのことも、侮辱されるまでは身分に関係なくその強さを認めていたようだし。
暗愚だけど衆目の前で侮辱される程の悪人にはどうも思えない。
「王族ではない団が一位を取って気に入らない」というところから、「だから金色の足を引っ張ってやろう」ではなく、「一発かまして国民の支持を得てやろう」だからね。
魔法帝の調査を作戦を横取りしたとはいえ、他者を貶めるのではなく、自分が上昇しようとしているところは好感が持てる。
まあでも、そこは田畠先生も意図的に国王を憎めないキャラにしてる印象はあるかな。
讒言に唆されて魔法帝を粛清するとか、そういう本格的な暗君にはならない気はする。
国王には逆転検事2の一柳弓彦的なポジションを期待。もう相当なオッサンだけど。
だが、列車全体を消滅させることなど、この作品ではますます不可能だろう(そもそも人質がいるし)。
だとすればどうにかして本体を探り当てるしかないか。
普通に考えると炭治郎の鼻で臭いの濃い場所を見つけ出す展開になりそうだが、さて。
>特別番外編
思っていた以上に素のしのぶさんがカリカリしてた。ちょっとスクランの八雲の幼い頃を思い出すなあ。
この感じだと鬼やら冨岡さんやらにも相当イライラしていそうだ。。
今週の話を見ると、天然ドジっ子の冨岡さんを禰豆子から助けようとしたのに邪魔されてムッとしたというのもシックリきた。
世話焼きで少し怒りっぽいという点で、今でもかつての面影は垣間見える。
カナヲちゃんがニコニコするようになったのはカナエさんを真似てるんだろうけど、これは自分からやり始めたのか、しのぶさんから指示されたのか。
現代のカナヲは、「さようなら」を連呼して炭治郎との会話を頑なに断ち切ろうとしていたことといい、本当に何も感じていないというよりも、意図的に「全てどうでも良いと思い込もうとしている」ように見えるんだよね。
カナエの死の悲しみから逃れようとしているのかな。
あと、カナエは指示がなければ動けないカナヲのことを(いつか花開くことを前提に)肯定的に捉えていたから、「銅貨で決めれば良い」という『指示』も含めて、カナエが認めてくれた自分の在り方を守りたいとどこかで思ってるのかもなあ。
しのぶもカナヲも、カナエさんの本来の意図とは捻じ曲がった形で、彼女の願いを実行しようとしてるのが哀しいところ。
【僕のヒーローアカデミア】
第135話 嫌な話
ここのところ「プロとしての良識」で抑えつけるべきものとして描かれがちだったデクの衝動的な正義感が見直される展開と言えるのかな。
ステインや神野事件を経てデクも「大局的に判断すること」を己に課すようになっていたわけだが、その「大局的判断」が必ずしも良い方向に転ぶわけではない、ということを描いてきましたね。
「プロの常識」によって壊理の即時救出の断念を受け入れたことで、彼女について考えることを先延ばしし、「日に日に大きく」考えるようになった後も具体的な行動には移せなかったデク君は確かに「らしく」なかった。
それは、本来持っているはずの衝動的な正義感を、これまでかけてきた周囲への迷惑の痛みから、過剰に抑制していたからでもあるのでしょう。
今後はデク君が「直感のまま行動すること」と「ヒーローの常識に従うこと」とのバランスを、これまで以上に探っていく話になっていくのかもしれません。
【青春兵器ナンバーワン】
完全に笑ってはいけないの出川軍vs上島軍のノリw
「浣腸をしあって、先に屁をこいた方が負けや」とか言い出すんじゃないかと思った。
【ブラッククローバー】
第107話 クローバー王国国王
アスタ君、なんかキメラアントの王みたいな奴だな……。国王が何かすら知らないのか。
この辺、貴族が中央に集中して、下民が住む地域と断絶されている国家構造の弊害がもろに出てるなあ。
民が領主への畏敬という概念すら持っていないのは、中々に危険なのでは。
まあ、この世界の場合は下民と貴族には数では覆せない圧倒的な力の差が存在するので、封建思想を植え付ける必要がないってのもあるんだろうけど。
ここまで国王の権威が低いと、白夜の魔眼が何もせずとも近いうちにクローバー王国は滅びそうだ。
貴族たちすら王権に何の敬意も払っていないとは。
軍の指揮権は魔法帝が完全に掌握する制度だし、今までクーデターが起きなかったのが不思議なくらいである。
それにしても、今週は「アスタ良く言った!」ではなく「王様かわいそう……」感が強かった。
初っ端から儀礼的な拍手すらほとんどしてもらえない目に遭ってるうえに、別にそんなに悪いことしてるわけでもないからなあ。
暗愚だけど衆目の前で侮辱される程の悪人にはどうも思えない。
魔法帝の調査を作戦を横取りしたとはいえ、他者を貶めるのではなく、自分が上昇しようとしているところは好感が持てる。
讒言に唆されて魔法帝を粛清するとか、そういう本格的な暗君にはならない気はする。
国王には逆転検事2の一柳弓彦的なポジションを期待。もう相当なオッサンだけど。