アネゴレオンでは無い気がするんだよね。
あと、このコマいつ見てもちょっと笑ってしまう。
今は亡き先代の魔法帝ユリウス・ノヴァクロノ曰く、
「魔法帝に求められるものはたた一つ……〝最強〟と言わしめる実績だ。実績を出せ。ひたすらに実績を積むこと……それが全てだ」
この言葉はアスタの未来を導くものであり、作中是とも言うべき格言である。
となれば、次期魔法帝もまた、先代のこの台詞に相応しい人間が就任することになると考えられる。
ユリウスを除く魔法騎士団において最強と言えるのは、まず間違いなくアネゴレオンことメレオレオナ・ヴァーミリオンだろう。
だが、アネゴレオンはこれまで魔法騎士団に関わっておらず、最近になって突然団長として抜擢された人物だ。
「ひたすらに実績を積むこと」と言っているように、先代は長期にわたる騎士団内での活動をアスタ達に求めている。
これは、魔法帝になる為には単純な戦闘能力の高さを見せるだけでは不十分であり、長年活躍を見せ続けてこそ、他の魔法騎士団員や、国家の首脳陣に認められるという意味だろう。
だとすれば、アネゴレオンがいかに家柄に優れ、魔法・指揮能力共に優れていたとしても、魔法騎士団において新参者である以上、魔法帝としては相応しくないということになる。
王族の出身であることを重視するクローバー国王はともかく、魔法騎士団内部からの妬み嫉みは強いだろうし、我の強い彼女の性格から言っても首脳部との軋轢は不可避だ。
では、次期魔法帝に最も相応しい人間とは誰なのか。
個人的にはオトウトレオンこと、フエゴレオン・ヴァーミリオンを推したい。
王都防衛で見せた指揮もさることながら、目下の者に対する大らかな態度は部下達の尊敬を集められるだろうし、性格に非常に難のあるノゼル・シルヴァ団長を上手く操縦していたコミュニケーション能力があれば、ユリウスのように国王を立てつつ、王国の上層部とも良好な関係を築けることだろう。
ということで、アネゴレオンの生死がどうなるにしろ、昏睡状態にあるフエゴレオンが目を覚まし、新たな魔法帝として推挙されるのではないかと予想している。
関係ないが、「実績を積む」って重言かもしれない。
もっと関係ないが、クローバー国王とアネゴレオンが幼馴染で、顔を合わせる度にアネゴレオンがちょっかいをかけるみたいな関係だったら何か良くないですか?