しかし、酒が旨いな。
第985話『新鬼ヶ島計画』の感想はこちら。
【黒炭一派】
分かりきった結果とはいえ、何の躊躇もなく裏切るオロチ様の家臣達で笑う。
そもそも国を売ってオロチ様についた奴らであり、主が国土の破壊を推し進めていることを受け入れてたわけだから、そりゃそうなるよね。
それにしても、オロチ様はワンピの歴代ボス級キャラの中で一番部下からの人望が無いのでは。
ワポルですらチェスマーリモからはそれなりに敬愛されていたのに。
いや、オロチ様が改易大名の末裔とはいえ簒奪者に過ぎないのに対し、ワポルは由緒正しい王家の血筋なので、当然と言えば当然なんだけれども。
血筋を抜きにしても、ワポル時代のドラム王国なんて、オロチ統治下のワノ国と比べたら天国だったしね。
さすがにオロチ様と比べるのはワポルに失礼かもしれない。
【ヤマト】
>牛ゴリラ
ゴリラ部分はともかく、アンタも角はついてるのに牛ってどうなんだとちょっと思いました。
太った娘が太った父親に対して「この豚野郎」と言うようなもんでは。
ヤマ男というアダ名にキレたのは、男として扱われるのが本心では嫌だったり?
【ご継嗣】
カイドウは、おでん公への敬意からモモの助にかつての好敵手のような振る舞いを望んでいるのに加えて、自身とヤマトの親子関係を重ねているのだと思われる。
つまり、「おれやおでんのような強い男の子供(息子)は強くあるべきだ」という観念を信じ込んでいるので、モモの助やヤマトの弱さが許せない訳だ。
結局、モモの助に助命を盾にして「自分は光月おでんの息子では無い」と吐くように強要したのも、「おでんには弱い息子などいなかった」「やはり、強い男からは強い息子が生まれる」「だから、ヤマトはおれの『息子』であり、後継者に相応しい強い男のはずだ」と、自分を安心させたかったのだろう。
【カン十郎】
あっさり倒されたカン十郎ではあるが、オロチ様と同様、ここで死んだとは考え難い。
というか、あり得ない。
家臣全員に裏切られたオロチ様はにはもう、唯一、黒炭の苦しみを共有できるカン十郎しか残っていない。
だが、考察したように、カン十郎は本心では光月家に仕えたがっており、いずれオロチ様を「裏切る」ことになる。
その時、オロチ様は自分が全てを失った……いや、なに一つ得ていなかった現実を目の当たりにし、モモの助と赤鞘にぶっ飛ばされることになるのだろう。