ざっくりとね。
【魔界】
【帝王派】
魔界のトップである帝王とその直属の六魔王からなる。
存在級位が上げ止まらない帝王は、その抑止の為にソロモンヘイムを放浪しており、サタナキア陛下を筆頭とした六魔王は事態の解決に尽力していると思われるが、実態は不明。
【ルキフグ派】
ソロモンヘイム最大勢力。
管理者リョースや東郷家とも良好な関係を保ち、現在の世界秩序を守っている。
ナンバー2であるアスタロト陛下がソロモンの手下なので、ソロモン亡き今、自我の礎を失った彼がどう動くのかが不安材料。
【ベリアル派】
(メフィストフェレス陛下にとって)最大の懸念材料であったソロモンは討伐されたものの、魔界における派閥争いでは完全にルキフグ派に水をあけられている。
ベリアル大主陛下は悪魔の連鎖的自我崩壊の未来を回避する術を模索しているらしい。
【ベール派】
頭目であるベール大主陛下は、数百年、あるいは数千年もの長きに渡りソロモンに操られていた可哀想な人。
ナンバー2であるベールゼブブ陛下は、どうやら3000年前の古代イスラエル王国時代からソロモンによって狂気に変えられていたようだが、ベール大主陛下の支配は崩御が近付いた為らしいので、ここ数百年の話かもしれない。
何にしろ、操られている間に腹心のベールゼブブ陛下は一足早く自我崩壊し、上級魔王も悉く消失。
無能な下位魔王しか残っていない中でルキフグ派に吸収合併され、ソロモンヘイムの領土は東郷家に奪われるという悲惨な末路となっており、目が覚めた時のベール大主陛下の驚愕を思うと涙を禁じ得ない。
ここから活躍の目があるのだろうか。
【ソロモンヘイム】
【東郷家】
お飾りの聖子を当主に立て、ルキフグ派との協調のもとで城下士が実権を握っている……のだが、その城下士にしてもロックヘイムの裏東郷の存在を知らされていないなど、全体を統率できているとは言い難い。
東郷善が実は生きている疑惑もある。
情おじさんはロックヘイムに置き去りにされちゃったけど、どう物語に絡んで来るんだろうな。
【ソロモン及び<>】
精神崩壊したソロモンと共にリースの肉体に閉じ込められていると思われる。
いや、本体は原典にいるのだろうから、リースの肉体で「塞き止められている」と言った方が正しいか。
まだまだソロモンも旺盛に活動するようだけど、今後はアスの代わりにリース越しにツッコみを入れたりすんのかな。
【ロックヘイム】
【管理者リョース】
司神降臨の危機を前にストレスに耐え切れず失神してしまったが、どうやら自我崩壊したわけではないようだ。
結果的には、骸者はほぼ壊滅、ロックヘイムにも生体金庫戦以上の被害は無しと上々の結末になったので、目が覚めたらホッとしてそう。
得体の知れないピュアがロックヘイムをうろつき回っている事と、死の司神降臨阻止でルキフグ派に借りを作った形になったのが不安要素だろうが、許容範囲内だろう。
【吸血鬼】
レイミアは半命を失い、弟レムレスは存在レベルで消滅、下僕の吸血鬼は6名しか残っていない惨状。
ピュアを信じたことが報われた感動に打ち震えながら死んだだけに、72時間後の復活時のレイミアの絶望を思うと震える。
管理者リョースが意識を取り戻すタイミングによっては、完全に無防備なカポックに餓球天肢軍を派兵されることになるので、第三部冒頭でいきなり殺されていてもおかしくはない。
残り2人の四大神獣は出て来ないのかな。
【ファントム・ドローネ軍】
殺技軍団は(数名を除いて)殲滅、スペクターも勝手に生体金庫に投入されて全滅、ファントム・ドローネ本人は夢想胎界に潜っているので999日の状態復元期を経なければ生成世界に戻ってこられないという悲惨な状況。
側近のワイトがある程度の規模いて、一緒に夢想胎界へ潜っている可能性はあるが。
生成世界に戻ったところで、レイミア1人では到底カポックが保たないだろうし、最早帰るところを失くしてそう。
そもそも、999日もかかるのでは生成世界での物語に関わるのは非常に困難だと思うけど、どうやら夢想胎界も舞台になるようなので、そっちで活躍するのだろう。
【ピュア】
負けを認めたので呆けたフリをしているものの、ソロモンが精神崩壊し、帝王が力を自由に使えない以上、生成世界において最強の力を有している。
二部最終話では純子の命令に従順に従っていたものの、追加法則で稀男のたましいに与えられた権限はあくまでも「確定権」なので、その気になれば形象素を操る力自体は自由に行使出来るのではなかろうか(「確定」はしないだけで)。
その辺よく解らん。
当面はロックヘイムで躰化者に戒律無効化や元の肉体に戻す措置をして回るのだろうけど、強敵との戦いで演技を止めて稀男と共闘する熱い展開が来ると期待したい。