ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

【胎界主】魔界の派閥と爵位と六王の強さについてとか

 ベールフェゴール大公猊下がフラウロス侯爵猊下より弱いという衝撃の情報が出たので。

【八大公】

 八大公に列せられているベールフェゴール猊下は、派閥間の数合わせでその地位に据えられただけであり、本来の実力は侯爵程度、しかもフラウロス侯爵猊下に負けるくらいの強さしかないことがFANBOXにて明かされた

 行方不明のベールフェゴール猊下や、呆けた(実際にはソロモンに消された)モロク猊下が爵位剥奪もされずに未だに八大公のままだから、基本的に大公の身分は終身なのだろう。

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http://www.taikaisyu.com/0%20honyaku/002-08/25.html

 つまり、残り6名の大公が全員健在である以上、上位魔王が悉く消されたベール派には他に大公はいなかったと考えられる。

 ソロモンによって消失させられた為に、残り6名の大公にも欠員が出ていることをマルコキアス陛下らが認識できていない可能性はあるが、とはいえ、派閥の中で1人だけ六王に拮抗する力を持っているにも関わらず、次に強い貴族魔王が他派閥の侯爵級というのも、それはそれでアンバランスだ。
 ベール派の中ではベールフェゴール猊下こそが唯一の大公であり、ベール派最強の貴族魔王だと解釈した方が自然だろう。

 ところで、モロク猊下はルキフグ派、ベールフェゴール猊下はベール派だと判明しているが、残りの大公の所属派閥はどこなのだろうか。
 ルキフグ派とベリアル派のバランスが一番良いのは三名ずつではあるが、ベール派との間にここまでの格差があるとなると、ルキフグ派とベリアル派の関係も同様である可能性も考えられる。

 ルキフグ派大公が5名、ベリアル派大公が2名、ベール派大公が1名くらいの大差がついていてもおかしくはない。

 

【大公と六王】

 ベールフェゴール猊下とモロク猊下を除く、残り六名の大公は六王に拮抗するとの、これまた驚愕の情報が齎された。
 モロク猊下は呆けた(実際には消失させられた)せいで除外されているだけで、ベールフェゴール猊下のような数合わせとは言われていないから、本来は彼も六王に匹敵する実力者だったのだろう。

 大公が六王にも匹敵するとなると、君主魔王は基本的には六王以上の力を持っていると考えてよさそうだ。
 ソロモン達にやられっぱなしだからあまり強く感じられなかったが、あの手の反則級が相手でさえなければ、レイスですら敵ではないのだろう。

 やはり、帝王が不在となってからはろくに働かなかった六王と、何千年も部下を増やし、勢力を広げ、人間と誓約することで「たましい」の力と存在承認を得て来た各派閥との違いが、この差を生んだものと思われる。

 現在の情報からすると、胎界主世界の力関係としては、

 

帝王>大主>君主>上位六王≧上位大公>下位六王>レイス・フェンリル≧パイモン≧ハティ>公爵>侯爵>ベールフェゴール>伯爵

 

 といったところか。

 

【女衒大公パイモン】

 ↑を書いてて思ったのだけれど、パイモン猊下が八大公の中でも弱い部類に位置するのなら、ベリト閣下はなぜ彼を最初の方に壺から出したのだろう
 実力順に出しておけば、後発の大公も文句は言い難いだろうに。

 一つ、理由として考えられるとすれば、パイモン猊下はルキフグ派の大公なのかもしれない。
 つまり、残る6名の大公のうち、オセ猊下・プルソン猊下・パイモン猊下がルキフグ派であり、ベリト閣下が最大派閥であるルキフグ派の魔王から先に出したのだとすると、一応筋は通る。
 文句を言っている大公も丁度3名だし、彼らがベリアル派なのかもしれない。

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 いや、待てよ。
 そもそもベリト閣下はベリアル大主陛下らに命じられて魔王達を壺から放出していたのだから、彼らに気圧されてベリアル派の魔王から先に出した可能性の方が高いか。
 その場合、パイモン猊下も当然ベリアル派で、故に後から出されたルキフグ派が抗議したのだと考えても、筋は通る。

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 いや。いやいや待てよ。
 いっそのこと、パイモン猊下はベール派と考えてみてはどうか?
 これならば当然、ベリト閣下は同じ派閥の魔王を壺から出すだろう。
 もし、ベール派だとすれば、ベールゼブブ陛下によってソロモンにぶつけられて、人々の記憶からも消失しているはずだが、六王であるマルコキアス陛下達はソロモンやそれに関わる事象を記憶し続けている可能性は大いにある。

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 ……と、思ったけど、「残る6名の大公」と言ってるんだから、パイモン猊下も健在ってことだよね。
 やっぱ、ベール派って線は無さそう。

 なんか、まとまりのない内容になっちゃったけど、より大きな派閥の魔王の方が強い傾向は感じるので、弱い大公として真っ先に名を上げられたパイモン猊下は、ベリアル派じゃないかなあ、と今のところ考えてます。はい。

 

【アロケル伯爵閣下達の派閥は?】

 さて、ベールフェゴール大公猊下よりも強いと明言されたことで、フラウロス侯爵猊下は生粋のルキフグ派であることが確定した(もし、旧ベール派出身なら、彼が大公になっているはずなので)。

 一方で私は、フラウロス侯爵猊下が率いるアロケル伯爵閣下やサブナック子爵閣下は、元々はベール派だったと考えている。
 ルキフグ派の魔王は大惨事の際にロックヘイムに赴いて、司神の穴を塞ぎとめていた

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 だが、アロケル伯爵らは南米でデカトンやガルゥと戦闘をしていたと語っている。
 しかも、何度も戦っているのだから、司神が帰った後などではなく、大惨事の最中にである。

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 無論、ルキフグ派魔王の中でもロックヘイムに行かずに、ソロモンヘイムに留まり、防衛任務にあたった者がいた可能性は私も考えた。
 だが、もしそうなら、ガニメデス様が「出払っている」と表現したのは不自然だ。
 インフルエンスと連絡がつかないことを考えても、「出払ってる」とは文字通り、ルキフグ派魔王全員がロックヘイムに出向していたと見るべきである。

 南米はルキフグ派の管轄なので、ロックヘイムに行って不在の彼らに代わり、当時ベール派魔王であったアロケル伯爵閣下達がルキフグ派領を守っていたということなのだろう。

 更に、サブナック子爵閣下は以前から頻繁にソロモンヘイムに赴き、ベール派の収容施設の整備を行っていた
 もし、彼らが生粋のルキフグ派であったとすれば、この業務につくのは僅か3年前からということになるが、さすがにその短期間の間に食事にハマり、アロケル伯爵閣下をソロモンヘイムに連れてきて、ブラトニー所長と顔馴染になるというのも急すぎる。

 そもそも、フラウロス侯爵猊下が施設の堅牢さに対して、「お前の力だけではあるまい」と確認していたが、3年前まで別の魔王が担当していたのならば、このような訊き方はしないはずだ。

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 要するに、彼らは元々ベール派の所属であり、ルキフグ派に吸収合併されたことで、オセ軍団の中に組み込まれたのだと考えられる。

 ベール派魔王なのに未だに生存しているということは、アロケル伯爵やサブナック子爵は、ベールゼブブ陛下からは「ソロモンにぶつける価値の無い無能」を見做されていたことになる。

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 ルーサー達とともにソロモン討伐に行かされた魔王アインの敬称は「閣下」だから、アロケル閣下と同じ伯爵か、あるいはそれ以下のはずなのだが……。
 ベールフェゴール猊下が派閥の論理で大公の地位に据えられていたように、アロケル伯爵閣下もまた、他の伯爵に比べると実力は劣るのだとすれば筋は通るかな。

 派閥の数合わせで身の丈に合わぬ階級にいる魔王など、いや、例え実力通りの階級だったとしても、ベール派が吸収・消滅した時点で、ルキフグ派から冷遇され、格下げされてもおかしくないが、余計な軋轢を嫌うルキフグ副王陛下の方針で、旧ベール派出身の魔王達の階級も、当面据え置かれているのかもしれない。

 アロケル伯やサブナック子爵が、新たに上司となったフラウロス侯爵猊下と妙に馴染んで慕っているのも、ルキフグ派の寛容な党風があるからこそなのだろう。

 

【ベリアル派と死の神獣】

 じーたちゃんさんに指摘されるまで忘れていたのだが、デカトンはベリアル派の魔王を何人も葬っていたらしい。

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 となると、南米にはベリアル派の魔王も援軍に来ていたのだと思われる。
 それぞれ自派閥の本来の領土も守りつつ、ルキフグ派領にも戦力を割かねばならなかったわけで、ベリアル派もベール派も相当苦しかったことだろう。

 今回の死の神獣殺処分に際して、ベリアル派は最初から大公を送り込み、ルキフグ派が格下の魔王を派遣してしまったのも、大惨事における死の神獣との戦闘経験の差がありそうだ。
 ロックヘイムに出向しており、死の神獣と直接戦った経験の無いルキフグ派は、彼らを過小評価していたわけだ。

 ベール派の上位魔王が生きていれば、フェンリルやハティ相手に最初から大公を向かわせるよう、進言できただろうに。
 そうすれば、さっさと死の神獣を始末してしまい、六王の介入を防げたかもしれない……。