【ナユタ・サードマディ検事】
素晴らしいの一言。こちらの不安を見事に払拭し、良いライバルにしてくれた。
前作のライバルキャラクターであったユガミ検事が「なぜ、被告人を強引に有罪にしようとするのか」という点が全く描かれないにも関わらず真相から目を背け続けているせいで、単なる無能にしか見えなかったのに対し、ナユタ検事は狂信者というキャラ設定で、そこをきちんと描けている。
彼の思い込みの強さと独善性を考えれば被告人を有罪と決めつける姿勢にも納得できるから、「打ち破るべき敵」としてしっかりと確立されていたと思う。
彼が論破された際のダメージモーションも作り込んであって爽快感があるし、ライバル検事としては今のところ満点に近い。
オドロキ君との関係性を通して、今のような狂信者となってしまった経緯が今後描かれることも示唆され、(御剣の焼き直し感があるのは否めないものの)魅力的なキャラになってくれそうな予感がする。
【王泥喜 法介】
私は今回の話でようやく彼を主人公の一人として実感できた。
正直言ってこれまでのオドロキ君は、4ではナルホド君に食われ、5でもメインを張った2話で印象的な活躍はしていなかったから、どうも単なる脇役の一人しか思えなかったのだ。
しかし、今回のオドロキ君はまさに主人公と呼ぶに相応しい活躍だった。
これはやはり、被告人がみぬきちゃんだったのが大きいだろう。
彼女を励まし、信じぬくその姿は逆転裁判2 第2話『再開、そして逆転』のナルホド君や、逆転検事2 第4話『忘却の逆転』の御剣を彷彿とさせる格好良さで、こちらの胸も熱くなった。
4では飄々としすぎていて「相棒」という感じしかしなかったみぬきちゃんも素晴らしいヒロインっぷりだったし(冥ちゃんを思い出す泣き顔可愛すぎる)、何も言うことないなあ。
ナユタ検事との関係も興味深い。
たしかに、オドロキ君の半生は謎に包まれているから、こうやって過去が明かされるのは楽しみだ。
5でも葵 大地と中学時代から親友だったことが語られはしたけど、葵はいきなり被害者として登場し、彼との友情に関するエピソードもさらりとしが描かれなかったからなあ。
【事件】
中々先を読ませない割にトリックもそれほど強引ではないしと、かなり良くできていたと言っていいと思う。
結構ヒントがあったのに、最後の最後まで全容が分からなかった。
5の事件も簡単だったわけではないけど、強引過ぎて納得できなかったからなあ。
真犯人の志乃山金成も良い悪役だ。
或真敷一座を憎んでいることが描写されたにも関わらず、彼がカメラを消して見せるまでMr.メンヨーだとは想像できなかったし、小物感丸出しの第一印象に反してかなり手強く、狡猾な男だった。
まさか、奈々野 美々(実際は嬉々)へのデレデレした態度まで、彼女を操るための演技だとは思わなかったなあ。
身勝手で自己中心的、陰湿かつ卑劣な犯行動機とその方法含め、逆転検事2の犯人達を思い出す極悪非道な悪役っぷりが素晴らしい。
【システム】
ある意味、一番嬉しかったのが、5の「必要最低限の場所しか調べられない」という改悪が廃止されたこと。
やはり、逆転裁判と言えば無駄なやり取りも魅力の一つだし、5の探偵パートは誘導されてる感があって萎えてしまったから、これは正しい判断だと思う。
そして、最も懸念していた『みぬく』と『ココロスコープの』扱い方はスタッフを称えたい。
『みぬく』は前作同様に探偵パートでのゆさぶりの手段として使われていたから問題ないし、『ココロスコープ』も最初こそ「ああ、またこれを根拠に嘘を暴く展開か」とガックリ来たけれど、その後の展開できちんと改善されていたることが分かりホッとした。
証拠にはならずとも裁判長が審理の価値ありと認め、ナユタ検事もそれに納得することで、前作の「何で公式に認められても無い謎の技術を嘘の根拠として、しかも、それにユガミ検事はつっこまないんだ」という問題が解消されていたし、最初から嘘を暴くと言うのではなく、カウンセリングを口実に使用を認めさせたのも実に上手かった。
心音ちゃんの存在があるから廃止するわけにもいかないという中で、スタッフが細心の注意を払って『ココロスコープ』を扱っているのが感じられて好印象。
是非とも、この扱いのままで最後までいってほしいなあ。
【BGM】
1話では弱いと感じた『追求』のテーマも少し良さを感じてきたかな。
ただ、王泥喜君のテーマである『新章開廷!』に食われまくっているのは否めない。こっちの方が気分は盛り上がる。
或真敷のテーマでも思ったけど、4の曲はかなり良いものが揃っていたんだなあ。
素晴らしいの一言。こちらの不安を見事に払拭し、良いライバルにしてくれた。
前作のライバルキャラクターであったユガミ検事が「なぜ、被告人を強引に有罪にしようとするのか」という点が全く描かれないにも関わらず真相から目を背け続けているせいで、単なる無能にしか見えなかったのに対し、ナユタ検事は狂信者というキャラ設定で、そこをきちんと描けている。
彼の思い込みの強さと独善性を考えれば被告人を有罪と決めつける姿勢にも納得できるから、「打ち破るべき敵」としてしっかりと確立されていたと思う。
彼が論破された際のダメージモーションも作り込んであって爽快感があるし、ライバル検事としては今のところ満点に近い。
オドロキ君との関係性を通して、今のような狂信者となってしまった経緯が今後描かれることも示唆され、(御剣の焼き直し感があるのは否めないものの)魅力的なキャラになってくれそうな予感がする。
【王泥喜 法介】
私は今回の話でようやく彼を主人公の一人として実感できた。
正直言ってこれまでのオドロキ君は、4ではナルホド君に食われ、5でもメインを張った2話で印象的な活躍はしていなかったから、どうも単なる脇役の一人しか思えなかったのだ。
しかし、今回のオドロキ君はまさに主人公と呼ぶに相応しい活躍だった。
これはやはり、被告人がみぬきちゃんだったのが大きいだろう。
彼女を励まし、信じぬくその姿は逆転裁判2 第2話『再開、そして逆転』のナルホド君や、逆転検事2 第4話『忘却の逆転』の御剣を彷彿とさせる格好良さで、こちらの胸も熱くなった。
4では飄々としすぎていて「相棒」という感じしかしなかったみぬきちゃんも素晴らしいヒロインっぷりだったし(冥ちゃんを思い出す泣き顔可愛すぎる)、何も言うことないなあ。
ナユタ検事との関係も興味深い。
たしかに、オドロキ君の半生は謎に包まれているから、こうやって過去が明かされるのは楽しみだ。
5でも葵 大地と中学時代から親友だったことが語られはしたけど、葵はいきなり被害者として登場し、彼との友情に関するエピソードもさらりとしが描かれなかったからなあ。
【事件】
中々先を読ませない割にトリックもそれほど強引ではないしと、かなり良くできていたと言っていいと思う。
結構ヒントがあったのに、最後の最後まで全容が分からなかった。
5の事件も簡単だったわけではないけど、強引過ぎて納得できなかったからなあ。
真犯人の志乃山金成も良い悪役だ。
或真敷一座を憎んでいることが描写されたにも関わらず、彼がカメラを消して見せるまでMr.メンヨーだとは想像できなかったし、小物感丸出しの第一印象に反してかなり手強く、狡猾な男だった。
まさか、奈々野 美々(実際は嬉々)へのデレデレした態度まで、彼女を操るための演技だとは思わなかったなあ。
身勝手で自己中心的、陰湿かつ卑劣な犯行動機とその方法含め、逆転検事2の犯人達を思い出す極悪非道な悪役っぷりが素晴らしい。
【システム】
ある意味、一番嬉しかったのが、5の「必要最低限の場所しか調べられない」という改悪が廃止されたこと。
やはり、逆転裁判と言えば無駄なやり取りも魅力の一つだし、5の探偵パートは誘導されてる感があって萎えてしまったから、これは正しい判断だと思う。
そして、最も懸念していた『みぬく』と『ココロスコープの』扱い方はスタッフを称えたい。
『みぬく』は前作同様に探偵パートでのゆさぶりの手段として使われていたから問題ないし、『ココロスコープ』も最初こそ「ああ、またこれを根拠に嘘を暴く展開か」とガックリ来たけれど、その後の展開できちんと改善されていたることが分かりホッとした。
証拠にはならずとも裁判長が審理の価値ありと認め、ナユタ検事もそれに納得することで、前作の「何で公式に認められても無い謎の技術を嘘の根拠として、しかも、それにユガミ検事はつっこまないんだ」という問題が解消されていたし、最初から嘘を暴くと言うのではなく、カウンセリングを口実に使用を認めさせたのも実に上手かった。
心音ちゃんの存在があるから廃止するわけにもいかないという中で、スタッフが細心の注意を払って『ココロスコープ』を扱っているのが感じられて好印象。
是非とも、この扱いのままで最後までいってほしいなあ。
【BGM】
1話では弱いと感じた『追求』のテーマも少し良さを感じてきたかな。
ただ、王泥喜君のテーマである『新章開廷!』に食われまくっているのは否めない。こっちの方が気分は盛り上がる。
或真敷のテーマでも思ったけど、4の曲はかなり良いものが揃っていたんだなあ。
【その他】
・あかねちゃん……。マジで良かった……。これでまた4の不始末の一つが解消された。
・アウチ弟は別に不正はしてなかったと思うんだけど、クビにされたのか。ちょっとやり過ぎな気が。あんまりそういう過激なやり方は好きじゃないなあ……。
・しかも、粛清で人手不足になったせいでナユタ検事みたいな冤罪製造機に頼らざるを得なくなったのでは、本末転倒だろう。
・ミっちゃんは原理主義的というか、理想主義的過ぎて組織のトップにはしちゃいけない人間だな……。
・しかも、粛清で人手不足になったせいでナユタ検事みたいな冤罪製造機に頼らざるを得なくなったのでは、本末転倒だろう。
・ミっちゃんは原理主義的というか、理想主義的過ぎて組織のトップにはしちゃいけない人間だな……。
・プロデューサーを番組内でイジることはあっても、プリデューサーの名前を冠した番組なんてあるのか……?
・「マジシャンなんてクズみたいな奴しかいない」。まあ、或真敷はそう言われても仕方ない。
・でもマックスはまとも……。いやマトモではないけど。
・クリアした後、改めて考えると、この台詞はヤマシノPの自虐も入っているのかもしれないなあ。自分がクズだという自覚はあったのかもしれない。
・菜々野美々はいろんな意味で葉中未実を思い出す。
・複写だけじゃ有効じゃないんじゃ……。
・5では無駄設定だったココネちゃんの怪力ネタが使われるように。
・もっと年齢いっているのかと思ったら19歳なのかよ。某ウサミン星出身のアイドルくらいの年かと。
・やっぱり日本もクライン王国をどうこう言えないくらい滅茶苦茶な国だな……。
・ホントろくでもないな或真敷! 確かに未熟な腕でステージに出すことは無理だろうが、追放はやりすぎだろう。
・と思ったけど、Mr.メンヨーの性格が当時からこういう腐った性格だったのだとすれば、それが原因で破門になったのかもしれないか。
・と思ったけど、Mr.メンヨーの性格が当時からこういう腐った性格だったのだとすれば、それが原因で破門になったのかもしれないか。
・最初に楽屋で会った意味深なこと言ってたミミはキキ?
・なるほど、みぬきちゃんが死体を残して舞台袖に移動したのはミミに呼ばれたからだったのか。
・芸人でもないし、炎上するだろ。こんなドッキリ
・ミミちゃんが勇気を出すところは説得力があっていい
・彼女だけを追っかけてたカメラマンも伏線だったのかw
・彼女だけを追っかけてたカメラマンも伏線だったのかw
・というか、カーボンシートの成分と照合すればいいんじゃないの?
・みぬきちゃん字下手やな!
・第一印象の割には妙に手強いというか大物感があったし、なかなか良い敵。動機は小物そのものだけど、それがまたいい。
・マントで身体を隠すアクションの時の裏側が短パンで笑えるw
・ヤマシロが事後工作するまでの間に見つかる恐れもあるから、かなりリスキーな計画だなあ。天井にいる死体をスタッフに見られたらアウトだし。
・「マジシャンらしく素敵な笑顔で判決を受けてもらいましょうか」。裁判長がそんな粋なことを言うとは。
・実際、殺人のトリガーを引かされてたわけで、これキキにも相当ショックなんじゃ……。
・と思ったらほとんど気に病んでないという。片棒を担がされたのが図太いキキの方で良かった。
・この辺りはヤマシノPと言えどもさすがに相手を選んだのかもしれない。
・と思ったらほとんど気に病んでないという。片棒を担がされたのが図太いキキの方で良かった。
・この辺りはヤマシノPと言えどもさすがに相手を選んだのかもしれない。