これまで出た情報を思い出せる限りまとめたもの。
※以下、ネタバレ注意
世界政府の主な機関として、
・五老星
・海軍
・サイファーポール
・裁判所(エニエスロビー)
・インペルダウン
・警察
などが存在する。
このうち警察はココヤシ村の駐在であるゲンゾウを除くと、ローグタウンにしか登場していないので、あまり馴染みがない組織と言える。
警部や警部補といった階級制度もあるようだが、ほとんどの地域では海軍が治安維持の役目を果たしているので、彼らの補完的な役割なのだろう。
海軍が出るまでもない軽犯罪への対処が主な任務なのだと考えられる。
近年、にわかに存在感を増してきたのがサイファーポールだ。
『サイファーポール〝イージス〟ゼロ(CP-0)』の登場により、これまでの海軍一強という印象に一石を投じた。
彼らは「世界貴族直属」であり、基本的に五老星の指揮下にあるCP1~9とは命令系統が異なるから、サイファーポールの最上級機関ではあるものの、全く異質な組織と言えるだろう。
ドフラミンゴの七武海辞任撤回の一件のように、時には天竜人の命令で政府の思惑を超えて活動するようだから、五老星にとっても実際には厄介な存在なのではないか(もっとも、ドフラミンゴの件に関しては、五老星にとっても七武海を辞められるよりは「誤報」という形をとった方がマシだったろうから、天竜人と政府の間に利害の対立は無かっただろうが)。
天竜人がCP-0を通して、政府の頭越しに物事を進めることもある一方、ジンベエの七武海加入に伴う恩赦のように、政府の決定は天竜人といえども変えられぬようで、彼らの力関係も気になるところだ。
CP-0と言えば、ドフラミンゴからモリア抹殺(未遂)の報告を受けていた男も、服装からしておそらく彼らの一員だと思われる。
これに加えてドフラミンゴとの協力関係を考えれば、モリア抹殺をドフラミンゴに命じた、センゴク元帥よりも「もっと上」の存在というのは、天竜人である可能性が高い。
であれば、天竜人の中にも「モリアにこのまま七武海を続けさせるのは、世界政府の不利益となる」といった社会情勢のことにまで頭が回る人物がいるということになる。
その人物が天竜人のまとめ役となり、五老星との調整役を担っているのかもしれない。
そういえば、スパンダインの台詞からすると、CP9長官よりもさらに上位の地位があるようだが、これはCP-0の幹部ということなのかな。
しかし、五老星からしてみれば、功績をあげた人物を天竜人直属であるCP-0に与えるのでは割に合わないよなあ。
CP9長官の「次」の地位は、サイファーポールとは別の組織なんだろうか。
スパンダムは世界の裁判所の頂点に立つエニエスロビーの裁判長ですら顎で使っており、「司法の島」を掌握する立場でもあったから、彼らの出世先も司法に関係した役職という想像もできる。
スリラーバークでの、くまの電伝虫の相手は誰?でも書いたが、新たな政府機関が描いてくれたら嬉しい。
最大組織である海軍については、正直いまさら私などが語れるようなことはあまり無いのだが、ローグタウンの警官隊について調べる中で、海軍本部で行われたルフィの賞金額についての会議の場面も読み直した。
ほとんどの海兵は誰だか分からないが、キャンサーとステンレスという2人の中将が出席しているのだけは確認できる。
彼らが下座に座っているということは、描かれている出席者は全員が中将以上だろう(ステンレスより下座の人間も少将以下というのは考えにくいし)。
確認できる出席者の数は20人で、センゴク元帥や三大将がいると仮定しても、少なくとも16人もの中将がいることになる。
現在、名前が明かされているキャラのうち、巨人族の3人とG-支部所属の者を除くと、中将は13人(メイナードは2年前から中将だったかは怪しいが)。
最低でも3人は名前の分からない中将がいることになる。
尾田先生はこういったちょっとしたコマに登場したキャラクターを後々活かしてくるので、この会議の出席者で名前が分からない中将たちも、いずれ明らかにしてくれるかもしれない。