ヤンジャンの感想を書いた後に思いついたことがあったので。
週刊ヤングジャンプ24号 感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
今週描かれた水面に浮かぶカリ梅。
これは、ラロが五回戦で1エアをBetしたときに、獏さんの手から離れたものだ。
ヤンジャン感想の方で書いたように、このときの獏さんは本気で焦っていたから、カリ梅を思わず手放してしまったのも、演技ではないと思われる。
そして、これも既に書いたように、ラロが浮上を妨害してくることを獏さんは予想していた可能性が高い。
おそらく、ラロを振りほどいた後に、今度こそカリ梅を食べながら、「あんた、嘘つきだね」という決め台詞で締めるつもりなのではないか。
水面に上がった獏さんと、水底に取り残されたラロ。
この構図を想像して、ラロはリチャード・アラタと同じく、自身すらも俯瞰する視点から物事を見ている(と思い込んでいる)ことを、ふと思い出した。
上空から自分を見下ろす獏さんの「視点」を目の当たりにすることで、「己の肉体すらも駒として見る神の視点」などというものが、アラタと同様にただの妄想に過ぎなかったことにようやく気づく、という展開になるのかもしれない。