中々興味深かった。
※以下、ネタバレ注意
何と言ってもやはり、体育祭当時からずっと気になっていた小大チームの40位の名前がとうとう明らかになったのは特筆すべきことだろう。
しかし、漫画に関する個性だとは全く予想していなかったなあ。てっきり亀か何かだとばかり。
『吹出漫我』という名前と、【コミック】という個性名が明かされたものの、結局なぜ首が引っ込んでるのかは分からないままだし。
一体、コミックと首が引っ込んでいることにどういう繋がりがあるんだろう……。
同じくB組生徒で言えば、物間寧人のキャラ紹介のことも書いておきたい。
内容自体は既出のものばかりで、目新しい情報は無かったものの、物間くんへの知人の声が拳藤さんだったのは嬉しい。
前々から書いているけど、この二人はヒロアカの中でも特に好きなキャラクターで、物拳のカップリングは現在のジャンプ連載陣の中でも推している組み合わせの一つだから、今後もこの二人のやり取りには期待したい。
合宿編でも物間の活躍が描かれるんじゃないかと思っていただけに、良いところがなくて残念だった。
このままだと鉄哲に拳藤ちゃんを持っていかれるぞ。頑張れ。
ここで書かれているように、障害物走であえて順位を抑える作戦に多くの生徒が乗っていたりと、B組からの信頼は意外と篤く、また、物間自身もB組への思い入れは強いから(A組への敵愾心はその裏返しだろう)、リーダーとしての素質はあるのだし、これから彼が活躍するエピソードは是非とも描いて頂きたい。
担任教諭のブラド先生に対しても、やはり敬意を抱いている様子。
最後に、作品としては一番重要な要素ではないかと思われる、敵組織の幹部の話。
「先生」ことオール・フォー・ワンに付き従い、彼と共に脳無を作った「ドクター」なる老人のシルエットを改めて見たのだけど、ツバサ医院の院長と似ているんだよなあ……。
正直なところ、ツバサ医師のことは、1話に出てきたことこそ覚えてはいたものの、これまで全く気に留めていなかったのだが、こうして見比べてみるとソックリだと思う。
しかも、彼の孫である(この二人が親族だということも初めて知った)ツバサ君は、デクを浚ってステインに殺された羽型の脳無に改造されていたそうだから、そこからもヴィラン連合との関連が伺えるし、「ドクター」と同一人物であることは、ほぼ確定と言っていいんだろう。
実の孫を脳無として提供したのだとすると、相当なクズ野郎ということになるなあ。