ただ、それらの話が取り逃がしはしたものの、一応は真犯人を見つけているのに比べ、犯人が誰かも全く分からないブツ切り状態で終わったから、物足りない印象が残った。
逆転裁判5 第3話『逆転学園』感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
7年前の事件が全ての鍵を握るということなのだろうけど、7年前の事件について触れられるのは初めてのはずなのに、ナルホド君も既知のことであるかのように話が進んでいくので混乱させられた。
ユガミ検事が「7年前の亡霊」に憑りつかれているという話を番刑事から聞かされたときに、ナルホド君が亡霊について心当たりがないか尋ねるのだが、心当たりはないと答えた番刑事が普通に7年前の事件について語りだしたのには違和感がある。
ナルホド君は7年前の事件そのものを知らない様子だったのだから、「亡霊」が何を指すのかだけでなく、7年前の事件全体についての心当たりを知りたかったんじゃないんだろうか。
番刑事が周知の事実かのように事件の話をし、それに対してナルホド君は詳しく聞こうとすることもなく(「亡霊」の意味を知りたいのであれば、まず事件について詳しく知ろうとするはず)、会話が終了するというのはあまりに奇妙だろう。
3話で静矢零が死体を目撃しながら無視したことについて、オドロキ君やココネが責めもせずにあっさりと流した件といい、やはり、この作品のキャラのやり取りは不自然なところが多すぎると思う。
【真犯人】
今のところ一番怪しいのは番刑事。
ココネちゃんが現場におらず、ライターにも心当たりがない以上、ライターに着いた指紋は偽装されたもののはずで、普通に考えるとそのチャンスがあったのは発見者である番刑事だろう。
彼女の指紋が照合されたということは、警察にココネちゃんの指紋が登録されているということになるから、それを使ってライターに指紋を付着させたということはありえる。
指紋の主が星成太陽ではないことまで確認しておきながら、ココネのものだという結果には目を通さないというのも、いくら無能とはいえさすがに不自然だし、突然情報をくれるようになったのも、この状況に誘導するためならば説明はつく。
ただ、この事件に7年前の事件が絡んでくるのだとすると、そのときにライターにココネの指紋が付着し、それを犯人が今まで保存しておいた、ということも考えられる(それならばココネがライターの存在を忘れていてもおかしくはない)。
その場合、怪しくなるのは彼女と顔見知りである夕神カグヤかな。
犯人が地球のストラップが付いたライターを持っていたというのも、彼女の証言しか根拠はないから、ココネに罪を被せるためにデッチ上げたのかもしれない。
とはいえ、メタ的に考えると彼女がラスボスというのはちょっと弱い気はする。
最初からこちらに敵対的なうえに、いかにも怪しすぎるからなあ。
まあ、4話の犯人と、5話で最終的に追い詰めるラスボスは別人というパターンも考えられるけど。
あと、4話ではほぼ出番がない森澄しのぶが、何故か人物ファイルに載っていたのは若干気になった。
昔からココネと親交があるから、彼女の指紋がついたライターをこっそり保存しておくのも、比較的難しくはない立場にあるし、ひょっとしたらひょっとするかも。
【心理錠】
ほんの少しとはいえ、サイコロックが見られたのは嬉しかった……、とはいえ、ここでも文句を言いたくなる描写が。
サイコロックについて、ナルホド君が当事者に説明するのは今回が初めて(千尋さんにすら秘密にしていた)で、なぜ、わざわざ番刑事に説明したのか理解できない。
プレイヤーへサイコロックについての説明をするためだとしたら、ナルホド君の独白の形にすれば良いのに……。
細かいことではあるけど、これまでの逆転シリーズをプレイしてきた人間からすると、違和感のある描写があまりにも多いので、どうも引っかかってしまうんだよなあ。
【ココロスコープ】
今回もココロスコープを根拠に証人の嘘を追求する展開に……。ココロスコープに証拠能力があると認められているわけではないようだし、やっぱりこのシステムは駄目だろう。
「撃たれた時より刑事が来たときの驚きの方が大きいのはおかしい!」とか、普通に考えたら「なに言ってんのお前?」という話になるでしょうよ。
弁護側の証人の混乱を解くという使い方だけしてれば良かったのに、どうして「みぬく」と同じ轍を踏んでしまったのかなあ……。
なんでユガミ検事が信憑性に突っ込まないのかも疑問だし、それどころかココロスコープの間は空気と化しているから、ただでさえライバルとしての印象が薄いのに、更に拍車をかけていると思う。
【その他】
・星成ウザ過ぎる……。溜息のモーションが長くてイライラするし。これまでの逆転シリーズの依頼人の中で一番助けたいと思えない。
・オドロキ君の目は爆発によるものじゃなかったのか。どうしたんだろう。
・星成がオドロキ君の言葉でやる気を取り戻す流れが唐突過ぎる……。全く感動できない。
・ココネと星成は面識があるのか。
・工具セットがそれぞれ配られるなら、それを調べて誰の工具が凶器になったのか調べるべきじゃないの。
ユガミ検事が「7年前の亡霊」に憑りつかれているという話を番刑事から聞かされたときに、ナルホド君が亡霊について心当たりがないか尋ねるのだが、心当たりはないと答えた番刑事が普通に7年前の事件について語りだしたのには違和感がある。
ナルホド君は7年前の事件そのものを知らない様子だったのだから、「亡霊」が何を指すのかだけでなく、7年前の事件全体についての心当たりを知りたかったんじゃないんだろうか。
番刑事が周知の事実かのように事件の話をし、それに対してナルホド君は詳しく聞こうとすることもなく(「亡霊」の意味を知りたいのであれば、まず事件について詳しく知ろうとするはず)、会話が終了するというのはあまりに奇妙だろう。
3話で静矢零が死体を目撃しながら無視したことについて、オドロキ君やココネが責めもせずにあっさりと流した件といい、やはり、この作品のキャラのやり取りは不自然なところが多すぎると思う。
【真犯人】
今のところ一番怪しいのは番刑事。
ココネちゃんが現場におらず、ライターにも心当たりがない以上、ライターに着いた指紋は偽装されたもののはずで、普通に考えるとそのチャンスがあったのは発見者である番刑事だろう。
彼女の指紋が照合されたということは、警察にココネちゃんの指紋が登録されているということになるから、それを使ってライターに指紋を付着させたということはありえる。
指紋の主が星成太陽ではないことまで確認しておきながら、ココネのものだという結果には目を通さないというのも、いくら無能とはいえさすがに不自然だし、突然情報をくれるようになったのも、この状況に誘導するためならば説明はつく。
ただ、この事件に7年前の事件が絡んでくるのだとすると、そのときにライターにココネの指紋が付着し、それを犯人が今まで保存しておいた、ということも考えられる(それならばココネがライターの存在を忘れていてもおかしくはない)。
その場合、怪しくなるのは彼女と顔見知りである夕神カグヤかな。
犯人が地球のストラップが付いたライターを持っていたというのも、彼女の証言しか根拠はないから、ココネに罪を被せるためにデッチ上げたのかもしれない。
とはいえ、メタ的に考えると彼女がラスボスというのはちょっと弱い気はする。
最初からこちらに敵対的なうえに、いかにも怪しすぎるからなあ。
まあ、4話の犯人と、5話で最終的に追い詰めるラスボスは別人というパターンも考えられるけど。
あと、4話ではほぼ出番がない森澄しのぶが、何故か人物ファイルに載っていたのは若干気になった。
昔からココネと親交があるから、彼女の指紋がついたライターをこっそり保存しておくのも、比較的難しくはない立場にあるし、ひょっとしたらひょっとするかも。
【心理錠】
ほんの少しとはいえ、サイコロックが見られたのは嬉しかった……、とはいえ、ここでも文句を言いたくなる描写が。
サイコロックについて、ナルホド君が当事者に説明するのは今回が初めて(千尋さんにすら秘密にしていた)で、なぜ、わざわざ番刑事に説明したのか理解できない。
プレイヤーへサイコロックについての説明をするためだとしたら、ナルホド君の独白の形にすれば良いのに……。
細かいことではあるけど、これまでの逆転シリーズをプレイしてきた人間からすると、違和感のある描写があまりにも多いので、どうも引っかかってしまうんだよなあ。
【ココロスコープ】
今回もココロスコープを根拠に証人の嘘を追求する展開に……。ココロスコープに証拠能力があると認められているわけではないようだし、やっぱりこのシステムは駄目だろう。
「撃たれた時より刑事が来たときの驚きの方が大きいのはおかしい!」とか、普通に考えたら「なに言ってんのお前?」という話になるでしょうよ。
弁護側の証人の混乱を解くという使い方だけしてれば良かったのに、どうして「みぬく」と同じ轍を踏んでしまったのかなあ……。
なんでユガミ検事が信憑性に突っ込まないのかも疑問だし、それどころかココロスコープの間は空気と化しているから、ただでさえライバルとしての印象が薄いのに、更に拍車をかけていると思う。
【その他】
・星成ウザ過ぎる……。溜息のモーションが長くてイライラするし。これまでの逆転シリーズの依頼人の中で一番助けたいと思えない。
・オドロキ君の目は爆発によるものじゃなかったのか。どうしたんだろう。
・星成がオドロキ君の言葉でやる気を取り戻す流れが唐突過ぎる……。全く感動できない。
・ココネと星成は面識があるのか。
・工具セットがそれぞれ配られるなら、それを調べて誰の工具が凶器になったのか調べるべきじゃないの。
・「何か正義に反することが行われているんじゃないか?」という質問に対する回答が、「爆発が起きるまでは何事もなくすべてが順風満帆だった」というのはチグハグな印象。
・夕神カグヤ腹立つな……。ロボットに対していちいち暴力を振るうモーションもかなり不快で、もし彼女が犯人でないとしたら、よほど上手くやってくれないと好感度が上がらないぞ……。
・「ダストシュートから拳銃を捨てればいい」というユガミ検事の説明に、「じゃあ、そこから拳銃は見つかったのか?」と反論しないのはダメ弁護士過ぎる。
・賀来刑事は発砲したのが大河原だと思って威嚇射撃をしたのだろうけど、勲章に当たるという奇跡が起きたから良かったようなものの、威嚇射撃を直撃させちゃうのは銃の腕が悪すぎると思うのだけど。
・ユガミ検事が焦る理由。明日には何がある? 時効?