一花、真の花嫁説【五等分の花嫁 9巻感想】はこちら
五等分の花嫁 第94話『分枝の時①』感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
【一花と四葉】
＞「あの時どんな気持ちで～」
これは旅館の屋根での会話のことを言っているわけだが、それはつまり、四葉があの時に持ち出した「狙っていた男の子を一花に盗られた」話は、フータローの事だったのだと一花が理解したことを意味する。
となれば当然、四葉が姉妹達を応援するように見せかけながら、実際にはフータローに関して攻撃的な意志を自分達に向けているのだと、一花は察したことになる。
それ故、四葉に「本当にやりたいことを探しな」と、己の想いに正直になるよう助言したのだろう。
先週はあれだけ積極的に一花を学校から追い出そうとしていた四葉が、今回は必死に彼女を引き留めている辺りも、彼女の分裂した人格が伺える。
四葉さんの中では、「姉妹に報いたい想い」と「フータローを取られぬように姉妹を陥れようとする悪意」が同居しているわけだ。
【出世払い】
いやはや、参りましたね……。
このネタをこんな風に使ってくるとは。
フータローと一花が夫婦になることが、ここで確定付けられたようなものでしょう。
もう皆さんお解りだろう。
先週、汗だくになりながら、必死に一花のところに駆けて行った事に続いてのフータローのこの反応。
そうなんですねえ。
姉妹の内、一体誰が『特別』な存在になってしまったのか。
いかに抵抗のあった読者でも、今週でとうとう認めざるを得なくなったはずだ。
まさか四葉さんの救済エピソード前に、ここまで確定的な一花の真・花嫁回を描いてくるとは。
確かに私は中野 四葉、全ての黒幕説にて、『一足先にフータローによって救われた一花が、長女として妹を救済する展開になる』と予想していたが、それにしても強烈であった。
好悪を別として、一花の勝利を予感する人間が大幅に増えたであろうという点で、今回は一つの転機になる1話だったと言えそう。
【その他】
・一花さん、つい最近までアイドル映画のチョイ役みたいなことしかしてなかった気がするんだけど、知らない内にCMに起用されるような売れっ子になってたのか。
・＞「お金はあります」
・地上波のCMに出るような女優を週2回、3時間拘束する分だけのギャラが！？
・いや絶対足りないでしょと思ったらやっぱ足りなかった……。
