今週は大半が呪術廻戦の感想になっちゃったのでこういう形で。
週刊少年ジャンプ30号(2019年)感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
【五条と夏油】
面白ええええ。
この少女が非術師のせいで悲惨な死に方するなどして夏油が闇堕ちするお話になるんだろうけど、これ、肝になるのは、「夏油が激変した一方、五条の思想はあんまり変わってない」という点だよね。
普通、この手の過去編って「現在は人格者のキャラもかつては歪んだ考え方をしていたが、かくかくしかじかの経験で今のようになった」という話になりがちだが、五条は現在も過去も歪んでいるというのが面白い。
もちろん、多少は学生時代より丸くはなっているんだけれど、未だに生徒の育成の為なら非術師の子供の命も危険に晒したりと、少なくともかつての夏油のように「呪術は弱い人々のためにある」といった考え方には至ってない。
やっぱりこれよね。
【呪術廻戦】五条悟ラスボス説
【青春】
五条が異常に呪術協会上層部を憎悪するようになったのも、この過去編がきっかけなのかな。
その割には夏油の方は別に上層部に敵意は無さそうだったから、考えられる展開の一例としては、
今回の任務をきっかけに夏油が過激思想に取り憑かれる
↓
危険視した上層部が夏油を同級生から隔離
↓
孤立した夏油の暴走は激化し、ついに一般人を百人殺すに至る
みたいな感じ?
これなら「若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ。何人たりともね」にも繋がってくると思うんだよね。
つまり、五条先生は、夏油が上層部によって青春時代を奪われたせいで後戻りできない所まで行ってしまったと考えている、と。
自分が傍にいれば夏油が一線を越える前に食い止めることが出来たんだと思ってるんじゃないかな。
そんな状況で夜蛾だけは、五条に寄り添って見せて、上層部の一員となった現在でも五条先生の信頼を勝ち得ているんだろう。
恐ろしい男である。
(参照:【呪術廻戦】夜蛾学長、夏油の内通者説)
【夜蛾の影】
虎杖悠仁、夜蛾学長の作った呪骸説で書いたように、虎杖が宿儺という呪霊を取り込んで操らせる為に造られた呪骸で、その製造に夏油も一枚噛んでいるとしたら、彼が外道に堕ちるきっかけとなった(と思われる)今回の事件も、わざと悲惨な結末となるように裏で夜蛾が糸引いてる可能性もありそうだ。
今後の展開で夜蛾の影が見当たらないか注視していきたい。
【その他】
・そういや、夏油が遺体から造られた呪骸等々の偽物だとしたら、ホンモノの魂を持った夏油が呪術廻戦に登場するのは今回が初めてなんだな。
(参照:ホンモノの夏油傑は既に死んでいる説)
・夏油もさることながら、現在の家入さんも学生時代に比べてだいぶヤサグレてる気がする。
・歌姫先生、元々は東京校で活動してたのに京都校の教員になってるのか。
・五条と離れたかったから?
・出身も東京校なのかな。
・家入さんから「先輩」と呼ばれているってことは、学生時代が被ってはいたっぽい?
・彼女たちが1年の時に歌姫先生が4年って感じかな。
・冥冥さん、歌姫先生より年上なのか。
・現在は32、3歳くらい?
【人気投票】
楽巌寺学長に負ける夜蛾ェ……。
まあでも、よくよく考えたら楽巌寺学長が健闘してると言うべきなのか。
冥冥さんよりも上位だし、この手のポジションのキャラにしては中々の人気よね。
……いや、にしてもやっぱ夜蛾学長低いよ。零巻からのキャラなのに。
【チェンソーマン】
第28話 秘密と嘘
姫野先輩はどの面下げてコベニちゃんに上から目線で「かなり動けるかな」と評価してたんだ。
かなりどころじゃないよ。あんたの百倍動けてるよ。
>マキマ
え? マキマさんって四課の課長じなかったの?
じゃあどういう役職だったんだ。
課長級の人達は全く登場しないまま死んじゃったな。
何か、マキマさんはあたかも今回の襲撃を予期してたかのように振る舞っているけど、普通に考えて襲撃を見抜いておきながら放置するメリットが無いし、これ、全然まったく予想もしてなかったけど格好付けてるだけという線もありそう。
あるいは特異1~4課を篩にかけることで最終選別を行おうというお館様レベルの発想なのか……?
いかに物足りないとしても希少な悪魔ハンターなんだから、むざむざ捨てるのはあまりにも合理性が欠ける……と思ったけど、ンマー、上層部に危機感を抱かせて、強力な人材をあらゆる手段で掻き集めさせる効果はあるのかなあ。
もっと単純に公安の特異部門を課長級含めて皆殺しにさせることで、牛耳りたかったってのもあるかもしれないが。
【約束のネバーランド】
第140話 来たよ!
レイを家に戻してくれるなら、過去の他の挑戦者も帰してやれば良くない?
>ギーラン卿
このコマ、誰が誰やらよく判らなかったんだけど、一番奥の顔が隠れてるやつがギーラン卿ってことで良いんだろうか。
手前の女性らしき鬼は邪血の鬼?
ただ、ノーマンによると邪血は1000年前に王族と五摂家によって皆殺しにされたはずだよなあ。
実は数百年前まではギーラン卿の庇護のもと邪血の一族はまだ普通に暮らしていて、卿が失脚したのが邪血の処遇を巡って女王と対立したからとか?
たしかに、これまで作中で語られた邪血にまつわる情報は、ノーマンがミネルヴァの協力者から聞いただけの話だから、正確ではなくても全くおかしくはないんだよね。
ラートリー家には邪血について偽情報が流されたのかも。
【鬼滅の刃】
第164話 ちょっと力み過ぎただけ
冨岡、ガチのマジでしのぶさんの死に対して反応しない。
柱が2人がかりとか、補充組なのにこれまでのどの上弦よりも鳴女さんに向けられる戦力が一番大きいというね。
【ONE PIECE】
第947話 クイーンの賭け
ババヌキ看守長殿。
実はあなたとルフィには、それこそクイーン様とビッグマム並みの絶望的な実力差があるんですよ……。
そして、いつぞやの十二支をワンピキャラで例える企画で、亥がビッグマムだったことの回収が来た。