前編は『アクタージュ』、『ぼく勉』、『呪術廻戦』、『ヒロアカ』の感想のみ。
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※以下、ネタバレ注意
【アクタージュ】
第44話 僕の言葉で
泣くわ。そりゃ泣くさ。
アキラ君の抱えて来た苦悩、焦燥、羨望、嫉妬、言いようのない虚しさ、劣等感。
彼の役者人生の全てが、たどたどしく、みっともない、だけれども本物の演技を作り出し、「綺麗」な演技を魅せる夜凪たちを引き立たせる。
誰もが息を呑む夜凪や阿良也の完璧な演技には決して届かない、引き立て役の脇役の演技。
しかし、だからこそ美しい。
アキラ君の苦しみも努力も無駄ではなかった、いや、むしろその苦しみそのものが役者として必要な道のりだったんだという、あまりにも慈愛に満ちたアンサー。
アキラ君の揺れ動く表情と相俟って、久々に強烈に胸を打たれましたね。
いや、素晴らしい回だった。
【ぼくたちは勉強ができない】
第90話 汀の天災は時に嘯きながらも【x】する
恋心を自覚するかしないかのラインを半歩前進した文系を接吻によって蹴散らす武元うるか。
やはり主流であった。
いやもう決まりでしょうこんなの。
最終章の幕は上がり、文系・理系・怠慢・メイドとの関係を清算した上で、成幸はスポーツトレーナーとなってうるかちゃんを支え続けるという夢を見つける。
そういう展開が容易に頭に浮かぶ。
【鬼滅の刃】
第137話 不滅
ホントに長々と会話に付き合ってくれたな、鬼舞辻さん……。
敵の親玉との会話だというのに、配下の鬼達への問答無用な振る舞いとは雲泥の差である。
産屋敷との血の繋がりによる、家族への記憶がそうさせたのだろうか。
それにしても、「君が死ねば全ての鬼が滅ぶ」と言われた時に鬼舞辻さんが動揺したのは意外だった。
彼のこれまでの言動を見る限り、大切なのは己1人だけで、自分が死んでしまったら他の鬼がどうなるかなど関心が無いものと思っていたのだが、実際には配下の鬼達に多少なりとも執着や情が湧いているのだろうか。
考えてみれば鬼舞辻はわざわざ身分を偽って家族を作ったりしているし、口では「増やしたくもない同類」と言いつつもどこかで仲間を求めていたのかもしれない。
>「可哀想な子供達は大勢死んだが」
うん、お前のやらせた最終選抜でな。
今週の情報から考えてみた話。
【鬼滅の刃】善逸、鬼舞辻 無惨に寝返っている説
【呪術廻戦】
第38話 京都姉妹校交流会 — 団体戦⑤ —
メカ丸の本体の惨状は中々衝撃的だったけど、とはいえ「究極メカ丸」なんて名乗ってたら、おバカな呪骸扱いされるのは当たり前だと思う。
今週は説明台詞の多さもあって、ちょっとゴチャゴチャして解り難かったな……。
タイツマン@TAICHUMANあー、そっか。ボマーの制約よろしく術式について相手に話すと強さが増す設定なんだっけ。呪術、術式を話すと強くなる設定あったな…となった(小出しでもいいんだ…)
2018/12/03 08:49:13
すっかり忘れていた。
ただ、だとすると「小出しに」という言い回しは変じゃないかな。
てっきり、「術式の性能の一部だけ敢えて聞かせることで油断させ、大技で不意打ちする」というような意味かと思って混乱させられた。
普通に「術式情報を聞かせて縛りを作ったわけだ」と言った方が分かり易かったと思うんだけど。
あと、この「術師」は「策士」と掛けてるってことで良いんだよね……?
ただでさえ解り難いの台詞なのに変な言葉遊び入れないで欲しい。
【僕のヒーローアカデミア】
第208話 第4セット決着
うーん、うーん、うーん……。
私はかっちゃんに対して悪感情が無い方の読者なんだけど、その私をもってしても今週は「かっちゃん優遇され過ぎじゃない?」と感じてしまった。
いやだってさ、ここまでの第3戦まではB組の強さをがっつり描いていたにも関わらず、第4戦だけほとんど活躍なしで完封されるとか、落差が大きすぎると思うんだよね。
A組のチームメイトもほとんどサポートに徹していて(チーム構成上しょうがないんだけど)、はっきり言って印象的な出番が無かったし、かっちゃんのかっちゃんによるかっちゃんの為の一戦という印象しか残らなかったや。
まあ、轟くんなんかはまだエンデヴァーへの反発を乗り越えるという壁を抱えているのに対して、かっちゃんは協調性皆無という弱点を克服したお披露目回だったわけだから、他に比べて見せ場が多いのは当然と言えば当然なのかもしれないけど。
さて、これでA組が1勝リードしたわけだが、第5戦でB組が勝利する展開はあるのかな。
個人的には第4戦とのバランスを取る為にも(デクの出番とはいえ)ここは物間チームに勝って欲しいところだけど。
SQに移籍したワールドトリガーの感想も書いた。
ワールドトリガー 第170話『玉狛第2㉓』感想