【呪術廻戦】五条悟ラスボス説はこちら
※以下、ネタバレ注意 「火山さん」こと漏瑚と夏油の会話から、彼や真人、「お花畑さん」こと花御とイカさんを率いる呪霊の組織には『ボス』が存在することが分かっている。
そして、その『ボス』は「偽物の人間を消し、本物の人間である呪霊の世界を作る」思想を掲げ、火山さんもそれに賛同している。
真人が登場した当初、多くの読者は彼こそが呪霊組織の『ボス』なのだろうと受け止めたものと思われる。
かくいう私もその一人だ。
特に、第20話にて真人の正体が「人間に対する負の感情」から産まれた呪いだということが判明した時には、彼がボスだという読者の想像はほとんど確信に近いものとなっていただろう。
だがしかし、続く第21話で「呪霊も含む全ての命は無価値」と真人が述べた頃から、私は疑問を持ち始めた。
彼の虚無的な考え方は、「我々呪霊こそが真の人間であり、偽物は消え去るべきである」という『ボス』の強烈な信条と矛盾するように思えたからだ。
そして、第24話にて、真人はまだ形を得たばかりであり、火山さんが体得していた領域展開も使えない事実が明かされた時に、疑問は今度こそ確信へと変わった。
あの火山さんが自分よりも格下の存在に付き従うとはとても思えないからだ。
思い返してみれば、第16話の時点で引っ掛かりはあった。
火山さんの真人への態度は、到底己が『ボス』として認めている人物に対するものには見えなかったからだ。
おそらくは、真人もまた単なる組織の構成員(しかも若輩者)でしかないのだろう。
しかし、だとすれば、この組織の『ボス』は一体何者なのか。
「人間への呪い」という真人の特殊性を超える存在でなければ、登場したとしてもインパクトに欠けるから、かなりおぞましい呪いを用意してくるはずだ。
今のところネット上では、
病への呪い
神への呪い
神への呪い
死への呪い
生への呪い
この世全てへの呪い
などの予想をみかけたが、果たしてこの中に正解はあるか。この世全てへの呪い
そしてまた、なぜ『ボス』は夏油の前に姿を見せないのか。
謎多き存在であるだけに、彼の正体が明かされる日が実に楽しみである。