週刊少年ジャンプ39号(2018年)感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
【ONE PIECE】
第916話 ワノ国大相撲
>「とぼけるな! 援護はしねェぞ」
お菊さんが強いことを指してるとしたらちょい不自然な台詞なので、やはり「男だってことはもう分かってるぞ」という意味かなこれ。
強いことだけを指してるとしたら、今まさに目撃した状況で「とぼけるな」も何もないし、直接的なことを言いそうなんだよね。
実は男ってのもあって伏せられた台詞にしてんのかなあ、と。
それに、ゾロにここまで女性を突き放すような印象が無いよね。
男相手だからこそ援護もしないとまで言い切ったんじゃないかと。
あと、ルフィが来なくても普通にお菊さん避けてて笑う。
>「光月家は20年前ワノ国を滅ぼそうとした悪霊一族だ」
か、被ってる……ドレスローザと……。
まあ九里の人達は全然その話を信じてないようだし、ドフラ体制下で繁栄してたドレスローザとは違い、栄えてるのが花の都だけである以上、大半の民がオロチの事を憎んでそうだけど。
この言い回しだと20年前に光月家が滅んだようにも聞こえるが、将軍職から降りた後、九里の大大名となっているはずだから、光月家が「亡霊」と見なされるようになったのは、おでん公が処刑された数ヶ月前からだろう。
>その他
・ホールデムさんの所に報告に行ったのは百獣海賊団ではなく侍の1人。
・ホーキンスの率いる部下も侍と海賊の混成部隊だったし、ホント一心同体と化してるな、幕府と百獣海賊団。
・首の下が巨大なウサギの顔になっちゃった人かわいそう過ぎる……ホールデムさんより更に何の役にも立たねえ。
・あ、でもひょっとしたら耳が物凄く良いという可能性も?
・ホーキンスに関しては最初からもう「カイドウの軍門に下ったフリをして逆襲を狙っている」と思ってるので、今週冷や汗をかいてたのは反カイドウの戦力として期待していたルフィ達の暴れっぷりに「なにやってんだ馬鹿野郎!」と焦ってるようにしか見えない。
・つまりローさんと全く同じ心境。
【鬼滅の刃】
第124話 いい加減にしろ バカタレ
まさかの蛇柱×恋柱が公式カプだった。
そうかなるほど、自分より強い相手と結婚したいと言ってた甘露寺さんの相手に、敢えて甘露寺さんより力の弱い蛇柱を持ってくるという吾峠先生の組み合わせの妙なんだなこれ。
ツンデレで口の悪い主人公とパワー系ヒロインの恋を描いたドタバタラブコメディ。
新連載『ヘビコイ』にご期待下さい。
半天狗戦で甘露寺さんが死ぬと予想してたのは正直なところ、「カップリング相手もいないし、まあここで死んでもいいや」という気持ちがあったからなんだけど、蛇柱さんとの公式カプが確認された以上、俄然生き延びて欲しくなった。
というか12巻のゲスメガネ、本編では既に蛇柱さんに殺されて故人という可能性が出てきた。
あと、玄弥の鬼化、今後重要なエピソードとして語られるんだろうなと思ってたら、唐突かつ簡略に説明が終わって笑う。
体質か……そうか。
【呪術廻戦】
第25話 固陋蠢愚
じゅんぺー、順平くん?
どう考えても他に怪しい人がいるよね? 人殺しを何とも思ってなくて、怪しい能力を持った化け物と最近接触したばかりだよね?
今週はさすがにちょっと順平くんがアホの子すぎてご都合感がなあ。
まあ、真人には絶対勝てないから、本当は解ってはいても前々から恨んでた相手に対象を向けるしかなかったとかそういうことなのかもしれないけど……。
順平に呪力があると分かった時点で映画館での事件に彼が関わってるのはほぼ確実なんだから、伊知地と七海さんはとりあえず順平を拘束して尋問すべきだったんじゃない?
七海さんの言うとおり真人は1秒でも早く祓うべき存在なので、すぐにでも拘束して情報を聞き出すべきだっと思うんだよね。
どう考えても協会の全力を挙げて追うべき案件だろう。
協会にはそれくらいの強権を振るう力はあるようだし。
>外村先生
そういや外村先生もそんな悪い人間じゃなかったと順平が(最期に)気付くフラグが立ったね……。
正直なところ、私は田舎ディスや高齢者ディスの件で芥見先生の倫理観をこれっぽっちも信用していなかったので、完全に吉野くんに代弁させてんだと思ってました。マジすいません。
家の前では外村先生のことを殺そうとしてたっぽいのに今は手を出していないのは、あの時はカッとなってたけど、冷静に考えたら殺すほどの憎悪は無いという結論に落ち着いたのかな。
>良い母?
非業の死を遂げた人にこんなこと言いにくいんですけど、吉野オカン、息子の額にタバコ押し付けられた痕があることにも全然気付かなかったんですかね……。
まあ元々前髪で隠れてた場所だとしたら高校生の息子の額なんか見ないし気付きようがない、のか?
とはいえ結果的には、順平は人を使って実験をするような化け物に縋ってしまうような人間になっちゃったわけだし……。
先週の時点では大らかな母親として肯定的に描かれてるように見えたけど、その実、タバコを押し付けられた痕にも気が付かず、息子が道を見失いない、終には「他人なんてどうでもいい」とまで考えるようになるなど、放任を名目に息子から目を逸らし続けたキャラクターとして描かれてたのかなあ。
だとすれば、今週の外村先生にしろ、単純な善悪で割り切れない人間性を生々しく描いていると言えそうで、この作品に対する見方がだいぶ変わるかも。
作中是として描かれていると思っていたキャラの嫌な一面を見せられる作風と言えば宮部みゆきを思い出す。
あっ!?
先週吉野ママにネットに転がってるさかなクンさんのパクリみたいな台詞をいかにも自分で考えた名言っぽく言わせてたのも、彼女が「そういう人間」だと浮き彫りにする為の装置だったの!?
(いじめられている君へ)さかなクン「広い海へ出てみよう」:朝日新聞デジタル
……いや、いやいやさすがに穿ち過ぎか? たまたまちょっと被っただけだよな多分。
でも、この軽薄な感じ、意図的な気も……。
>夏油ニセモノ説
あれ? そういや夏油にとって呪力を持った順平は、守るべき大切な同胞のはずだよね? またあっさり見捨てたな。
もしかして本物はやはり既に死んでいて、この夏油は呪術高専の時とは別人なんだろうか。
自分を夏油だと思い込んでる一般特級呪霊とか(ネウロのHAL-Ⅱみたいな)。
あ、でもファミレスの店員に姿が見えてたから呪霊って線はないか。
じゃあ考えられるとすればフル・フロンタル的なやつ?
【アクタージュ】
第31話 阿良也の役作り
真打ちの登場だああああああああああああ!!
ああああああああ
あああ
来週はアキラ君・千世子・夜凪の3Pかあ。すごい楽しみ。
>星アキラ
ああ、そうか。
阿良也が正しければアキラくんは誰にも優しく、常識人として振舞ってはいるけど、その実誰に対しても無感情ということになるのかな。
「この場面では怒るのが正しいから怒って見せているだけ」で、実際に怒りを感じている訳ではないと。
いや、「無感情」とは違うか。「自分の感情が分からない」わけなので。
アキラ君は普通の役者とも違って全く「匂い」が無いということは、「徹底的に自分の感情を理解しないようにしている」?
彼がその特殊な出自の割に非の打ちどころの無い人間なのも、「心の底にある本当の感情」を押し殺し、目を逸らし続けて、その代わりに「その状況で持つ『べき』感情」を基に行動しているのかも。
ある意味では、むしろ千世子ちゃんよりも堅い仮面だよね、これ。
今回は彼の仮面が壊されるエピソードにもなりそう。
逆に言うとこれは日常的に演技をしていることも意味するわけで、その辺りが巌さんが単なる償いだけでなく、アキラ君自身に目を付けた理由なのかな。
というわけで、これまで封じてたドス黒いモノを一気に爆発させたウルトラ仮面が夜凪を押し倒す展開。
あると思います。
【僕のヒーローアカデミア】
第196話 それ行け心操くん!
塩崎さん、策を弄するのが嫌いな脳筋タイプなのか。
そのせいでチームでまとまった作戦が立てられてないのが敗因になりそう。
あと、塩崎さん何回登場しても女子に見えないな……。
これまでの塩崎さんは優しい感じが前面に出ていたのに(堀越先生からも慈愛の人と言われてだし)、なんか今回の彼女は押し付けがましいところがあってちょっと危険人物に見える。
>その他
・ポインターって宍田くんにいつ付けたんだろ……そもそもポインターって誰の道具なんでしたっけ?
・駄目だ、この辺のこと全然思い出せない。
・純粋な異形パワー系がめちゃくちゃ強いという展開は、CP9編でゾオン系の強さが強調され出した時のような不思議な高揚感があるなあ。
・ケイドロと違って一度投獄してしまえば脱獄とかは出来ないのに、何で鱗くんは監獄の傍に控えてたんだろう。
・彼まで乗せたら宍田くんの動きが遅くなるから初手の奇襲では敢えて同行しないという事なのかな。
【ぼくたちは勉強ができない】
うるかちゃんの海外留学の話は、最終盤で他のヒロインを振った後に2人が結ばれる時の前振りだから、いま進展しないのは仕方ない。
【ブラッククローバー】
てっきりエルフ達とは今後のメインの敵勢力として長いエピソードになると思ってたのだが、復活して早々ここまで順調に削られるってことは今回で全てケリがつくのかな。
となるとこの後はダイヤモンド王国が主敵か?