ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ39号(2018年)感想

 恋柱「いだい……ぐっ……いだい……ぐりがえじ、ぐりがえじ……ぐっいだい」 
スクリーンショット (10)

週刊少年ジャンプ33号(2018年)感想はこちら

34~38号の記事も随時書く。書くぞ。

※以下、ネタバレ注意

ONE PIECE
>スマイル
 その昔、倩さんが「ゾオン系の悪魔の実には動物の魂や意識が宿っている」という考察をしていましたが、宿主と意識の分裂したライオンを見ると、いよいよその可能性が高そう。

 『物』に悪魔の実を食べさせる技術にゾオン系しか使われていないのも、パラミシアやロギアでは『物』に意志が宿らないので、能力を使わせることがそもそも出来ないからであると。

 そして、ゾオン系能力者の『覚醒』は元々悪魔の実に宿っていた動物の意識を表に出すことだとも、予想されていた。

 人造悪魔の実にゾオン系しか存在していないのも、ベガパンクが発見したのが動物の血統因子を操作して悪魔の実に仕立てる方法だからなんだろう。

>オロチの部下
 なんか博羅町のオロチの部下の侍たち、幕臣にしてはその辺の浪人みたいな服装のような……。
 唯一栄えている都ではなく地方の守護を任されている程度なので身分が低いのかな。

 と言っても、20数年前にオロチが簒奪するまでは数百年に渡ってワノ国を治めていたかつての将軍家のお膝元だから、単なる一地方では済まないと思うけど。

>可哀想なホールデムさん
 シープスヘッドなんかは腕が変化する羊の角を出したり引っ込めたりできていたのに、なぜホールデムさんはライオンが出しっぱなしなのか。

 羊の角だけの変化だったシープスヘッドと違い、ホールデムさんの場合はライオンが意志を持っているから引っ込められないのかな……。
 
 あっ、いやゾウ侵攻に腕を狼の頭に変化させるギフターズがいたか。
 となると、スマイル能力者が任意で変化できるか、常時変化しっぱなしかは運次第ってことに。

 「腹がライオンの頭になる」という能力自体がハズレなのに、更に常時変化を引いちゃうとか、ホールデムさんめちゃくちゃ運無いな……。

>百獣海賊団が保有する悪魔の実の数は?
 真打ちの人達ってビッグマム海賊団で言うところの大臣のポジションなんだろうけど、その割にはスマイル能力者、つまり元は無能力者だった奴が多い気がする。

 いやでも、大臣というかシャーロット兄弟も下位兄弟はそんなに能力者はいなかったかな……?
 レブチさんも武装色で戦ってたか。

 そう考えると真打ちも上位は能力者が増えてくるのかも。

 ……もっとも、プリンやフランペみたいに下位なのに能力者もいたけど。
 この辺のビッグマムが子供達に悪魔の実を与える基準がよく解らない。

 ビッグマム海賊団の大臣+αで能力者と(ほぼ)確定してるのは、

3将星、ペロス、ダイフク、オーブン、オペラ、モンドール、ジェルマにやられた炎出す人、ブリュレ、ガレット、プリン、フランペ、シュトロイゼン、タマゴ男爵、ペコムズ

 の16人か。
 百獣海賊団も本物の能力者が最低このくらいはいそう。

>ワノ国
 それにしても初っ端から全く魅力の無い国である。
 徐々に闇が見えてくる展開はあっても、麦わらの一味が上陸した中でここまで最初からワクワク感の無い島は初めてでは?

 ただ、ワノ国大相撲に関しては、光月派として投獄されてるだけで、浦島を圧倒する本当の横綱が存在していた、みたいな展開はいかにもありそう。


 光月家は20数年前に将軍の座を奪われてからは九里の大名として暮らしてきたみたいだけど、城や城下町を奪われたのが、おでん公が処刑された数ヶ月前ではなく20年前ってことは、大名に落ちてからは博羅町の外の民草共々、ずっと貧しい暮らしをしていたんだろう。

 そう言えば、九里の城の名前が「おでん城」ということは、これはおでん公が造らせた城みたいなので、九里は光月幕府の直轄領の一つというだけで、元々光月家が暮らしていた都は別にあったのかな。

>扉絵
 ベラミーさん、改心した2年後の現在でもドフラミンゴを侮辱された街ごと砲撃したりと、決して善人になったわけではないんだよね。
 そんな奴がカタギになってもやっていけるのかとちょい不安になったけど、自分の意志は中々曲げない奴なので、一度親方に付いていくと決めたならそれを放り出すことはしないかな。

ぼくたちは勉強ができない
 武元うるか、もう完全に主流じゃん。

 渡英を前に結ばれて、最終回で帰国と再会という展開以外に考え難い。

鬼滅の刃
 ありのーままのー姿見せるのーよー♪

 ありのーままのー自分ーにーなーるーのー♪


 この怒濤の回想ラッシュ、何か思い出すなと考えてたんだけど、ドレスローザ編だ(特に幹部戦)。

 恋柱さんの過去まで大切な人を鬼に殺され~だったらさすがに胸焼していたので、テイストを変えてくれたのは非常に良かったです。

【アクタージュ】
 先週も書いたけど(書いてない)、夜凪の根っ子には「他人を喜ばせたい」という精神があるのに対して、阿頼耶くんは利己的というか、内向的な方向を極めた表現なので、彼女の演技は盗めないと思う。 

 そして、行き詰まった彼の壁を壊すきっかけとなるのが、「観客を喜ばせる」演技に特化したアキラ君であると。
 まあ、これだとアキラ君の救済・成長とどう繋がるのか全然想像できないんだけど。

 なるほど、今週の葉隠ちゃんが妙に苛立っていたのは、内通者と暴かれることへの焦りからだったのか……。


 体育祭で一体どういう個性なのか散々議論された吹出くんがメチャクチャ分かり易い格好をしている。
 ただ、この格好になってもやっぱり具体的にどういう個性なのかさっぱり解らねえ。

【呪術廻戦】
 巻末の件については、ここで芥見先生の呪いが吐き出されることで、本編から田舎ディスや高齢者ディス、教師ディスの要素が薄まるのなら歓迎したいです。
 つーかやっぱこの辺の諸々、先生自身の呪いが漏れ出てたみたいですね……。


 やはりと言うか、真人さんは特級呪霊グループの構成員の1人でしかなく、人類撲滅を掲げる組織のボスは別にいる様子。
 さてとなると『ボス』は何の呪霊なんだろうなあ。

 TLで見かけた呪霊一味のボスの呪い候補としては、

・神への呪い。
・病への呪い。
・死への呪い。
・この世全てへの呪い。
・生への呪い。


 といったものがあったけど。

 ……いや待てよ。メタ的に考えると呪術廻戦という作品世界で最も強いのは、創造主たる芥見先生の呪いのはず。
 となれば、特級呪霊グループの『ボス』とは、田舎・高齢者・教師といった「わかってくれない大人達への呪い」、言い換えれば『古きものに対する呪い』ではなかろうか。

 特級呪霊グループは「今の人間を殲滅し、真の人間である自分たち呪霊の世界を作る」というグレートリセットを目的としているので(真人さんにとってはどうでも良いらしいけど)、『ボス』が「古さへの呪い」というのは冗談抜きであり得るのでは……?


 それにしても、領域展開を使わないのは「実験」の為に舐めプしてるものとばかり思っていたら、まさか使わないのではなく使えないとは。

 もしかして七海さんも領域展開使えないんですかね。
 特級呪術師クラスじゃないと覚えられないような技なのかな。

 というか、真人が言うには特級呪霊たちは形を得る前から知能を持って潜んできたらしいけど、それが事実だとすれば精神的にまで真人が幼いのはちょっと変じゃない?
 「人への呪い」である真人は近年発生した呪霊なんだろうか。


>「1秒でも早く祓わないと、取り返しのつかないことになる」

 だから最初から援軍を要請してから乗り込むべきだったとあれほど(ry

 ちょっと七海さんこれは伊地知のことをどうこう言えないくらいの失態というか判断ミスだよ……。


 あと、吉野夫人の台詞、さかなクンさんのパクツイか?
 げ、ゲルドルさん……「無意識の内通者」ではなく、マジで私利私欲の為に白夜に手を貸してたのか……。

 紫苑の鯱の現団長はどうなってるんだろうなあ。
 エルフ化してキラキラしてても美味しいけど、これまで出世レースからは外れてただけの老齢の実力者として無双してるところも見たい。

Dr.STONE
 元潜水艦勤務の自衛官の人がいた時点で今更だけど、獅子王くん的には警官やってる年齢でも「子供」カウントなのね。
 10代までで線引きしてるのかな。

 モヒカンモヒカン言ってはいたものの、これまで司帝国の名有りキャラは何だかんだでそれなりに頭が使える面々ばかりだったのに、とうとう幹部クラスにまで真性のモヒカンが現れた。

 そしてクロムたち未来人を「原始人」と差別し、優越感に浸って嘲笑する司帝国の皆さん。
 既得権益を握る大人達のいないストーンワールド』『まだ何の汚れもない楽園』とは一体……。