ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

ONE PIECE 第911話『侍の国の冒険』感想【週刊少年ジャンプ33号】

 怒涛の回収で探すのが大変だった……。
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週刊少年ジャンプ33号(2018年)感想はこちら
週刊少年ジャンプ32号(2018年)感想はこちら

※以下、ネタバレ注意

【ビブルカード】
 ルフィが帽子に挟んでたというビブルカードって自分のものですかね。それとも錦えもんのもの?
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 帽子に挟んでおくという描写が以前あったのかもしれないけど、だとしたら全然思い出せない……。

 ビブルカードが本人に向かって近づいていくのなら、ルフィが自分のカードを持つ意味はないので、錦えもんという可能性が高いのかな。

 ただ、今週号を読んで気が付いたのだが、実は私よくビブルカードのことを理解してなかったみたいなんだよね。

 ビブルカードを破った場合、カード同士が引き合うことはローラの口から語られていた。
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 それに加えて私は、(ビブルカードの材料となる)爪を提供した本人の方に向かっても近づいていくもんだと思い込んでいたのだが、調べた限りどうもそれは作中で語られていないようだ。

 こんなガセまでひとに吹聴してしまって恥ずかしい。

 冷静になって考えたら破片と本体が別々の場所に存在した場合、どっちに引き寄せられるんだって話だしなあ。

 というかこのバルトクラブの描写が罠すぎる。
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 こんなもん、ルフィ本人に引き寄せられてると思うでしょうよ。

 ただ、それはルフィのようにいくつもの破片を分割した場合も同じだから、「小さい破片は(一番)大きい破片に近づいていくが、一番大きい破片は動かない」というのも、あながち間違ってはいないかもしれない。
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 だとすると、一味に破片を渡しているのなら、ルフィが自分のビブルカードを持つ意味はあるか。
 ナミ達がワノ国での行動を左右する錦えもんのビブルカードを、あのルフィに渡すとも考えにくいし。

 いやでも、それだとルフィのビブルカードが発見されなかった場合、破片を渡された麦わら傘下+ベラミーとサボがカードを辿って行ったらワノ国に到達してしまうことに……。

【エースとワノ国】
 お玉もエースと出会っていたのか。

 エース、というより白ひげ海賊団がワノ国に立ち寄ったことは頂上戦争でのリトルオーズの回想で語られていたが、光月おでん公がモビーディック号に乗っていたことといい、想像以上に深い繋がりだったなあ。
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 以前から書いているように、私はモモの助がロジャーだと勘違いした海賊はエースだと予想しているが、大して印象に残っていない様子の彼に比べると、同い年ながらお玉の方はエースに強い影響を受けたようだ。
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(参照:イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那の仲違いはいつの話か

【真打ち登場】
 ふむ、ホーキンスもカイドウの下に降っていたのね。
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 もっとも、アプーにしろホーキンスにしろ、本気でカイドウに屈服するタマではないだろうから、ベッジのように従っているフリをして寝首を掻くのを狙っているんだろうけど。

 キッドだけはそんな器用な真似が出来ずにやられてしまったか、あるいは真っ先にカイドウに挑んで返り討ちに遭ったキッドを見て、残った二人が手を打ったか。


 ホーキンスの持つ「真打ち」という肩書は、ゾウを襲撃したギフターズであるシープスヘッドと同じである。
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 「真打ち」というのはビッグマム海賊団で言うところの「大臣」や「ナイト、ビショップ、ルーク」みたいなものかな。

 シープスヘッドはサンジに一撃でのされる程度だったから、ホーキンスとはだいぶ実力差があるとは思うけど、シャーロット兄弟33男レザンも同じくサンジの蹴りで一撃だったし、大臣にピンからキリまであったように、真打ちも同じということなのだろう。
 そもそもホーキンスは新参だしね。

 一応、シープスヘッドとレザンを擁護するなら、この2人はどちらも別の相手(ブルックやルフィ)に意識を割いている時に不意打ちに近い形で攻撃されているので、その点は加味する必要がありそうだ。
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 「真打ち」のシープスヘッドが弱かったことから、以前は「大看板」である三害と真打ちとの間に「看板」という地位があるんじゃないかとも考えたこともあるのだが、調べたところ大看板の由来は「立て看板に一流の芸人の名前を大きく書く習慣があったことから」だそうなので、これを踏まえると真打ちの上に「看板」という個別の地位があるのはやっぱりおかしいか。
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 ビッグマム海賊団の「大臣」という役職にもピンキリあったことから、「真打ち」にシープスヘッド程度の戦力がいることにも割と納得できるようになってきたし。
(参照:百獣海賊団の組織構成(前編)百獣海賊団の組織構成(後編)

【武器工場】

 ワノ国の河川を汚染しているというカイドウの工場は、やはり武器工場なんだろうな。
 扉絵連載の『カリブーの新世界でケヒヒヒヒ』で描かれているようにカイドウは縄張りの島で武器を製造させていた、ドフラミンゴに武器を供給し、それを捌かせていた「黒幕」も誰がどう考えてもカイドウのことだろう。
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 コアラが言っていた「武器に含まれている酒鉱鉄という特殊な鉱物」もワノ国で産出されているものと思われる。
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 それにしても、国土を汚染するような工場すら受け入れているとは……。やはりワノ国の幕府はろくでもない集団として描かれるんだろうなあ。
 将軍の黒炭オロチもワポルみたいな人物なのだろう。

 幕末がモチーフになっているだけに、幕府にも幕府なりの大義があるみたいな展開をちょっとだけ期待していたので、残念。
(参照:ドフラミンゴの「若様」という敬称とカイドウとの関係カイドウは『SMILE』の製造過程を知らなかった?

【お玉と天狗師匠】
 光月家の名前を出す前からお玉の持ち物は没収されたようだが、九里では住民への略奪が許可されてるということ?
 いや、それだと町で米を売る店も維持できないだろうから、お玉が光月家の侍者だということは以前からバレていて、日常的に虐げられているのかもしれない。

 最初は百獣海賊団の下っ端の台詞から、「光月家が帰ってきたら覚えてろ」という言葉で侍者だと気が付いたのかと思ったけど、「お玉が光月家の侍者だということは前から分かってるからこそ、誤魔化しても無駄+光月家の名前を出したことで重罪になる」という意味だとも解釈できるし。

 天狗師匠もそれでまともな職にはつけないということなんだろうな。
 ……それにしても、山で獣でもとってくれば良いと思うけど。能力的に菜食主義者とか?

 あ、いやそうか。河川の汚染でこの地域の山菜も動物も死に絶えている可能性はあるな。

【その他】
・そういやドレークもだけど、カリブーも再登場するんだな。
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・長年の謎であるカリブーの言う「あの人」もいよいよ明かされるんだろうか。
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・ビッグマム海賊団とは違い一切褒められるところがなく、悪を体現したかのような百獣海賊団に「悪の一族」とか言われると笑ってしまう。

・ここでも百獣海賊団はダメージを受けながらニヤけてるなあ。
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・意図的な描写なのはほぼ確実だけど、原因はやはり『SMILE』の副作用なんだろうか。

・カイドウさん、ド新参中のド新参であるホーキンスを傘下加入直後から(最高幹部の三害の直下であろう)真打ちにするとか以外と懐が深いよね。