ヒロイン4人引き連れてドラゴン退治となると一気にラノベ(というかエロゲ?)感が。
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第14話『帝都激震』はこちら
※以下、ネタバレ注意
【テュカ】
いよいよこの問題にケリが付けられようとしているわけだけど、果たして伊丹のことを父親と誤認させたまま炎龍と対峙させることが良い方法なのかは疑問。
基地にはカウンセラーもいるだろうし、真実を教えた後に仇討ちに向かった方が良くはないかなあ。
ヤオのやり方は確かに勝手ではあるものの、彼女も一族の命を背負ってきているわけだし、仕方ない行動ではあるだろう。
彼女が伊丹を追い込むようなことをしたことには、「もしかしたら伊丹なら」という希望を匂わせた自衛隊の面々にも責任があるしなあ。
それとは別に、ヤオ自身も炎龍によって婚約者や親友を失っている中で、同じ境遇ながら現実逃避して周囲から優しくしてもらっているテュカに対する怒りも、ひょっとしたらあったのかもしれない。
【テューレ】
帝国と日本を争わせて何を狙っているかが問題。
その混乱の中で彼女の一族が漁夫の利を得る算段があるのか、それとも単に帝国への復讐だけが目的なのか。
一族のことを考えるなら、日本と接近し、帝国から守ってもらうということも手段としてはありうると思うけど、己の復讐心に取り憑かれているのだとしたら厄介だなあ。
ま、もっとも、仮に望月紀子が殺されたとしても、日本側が帝国と全面戦争に出るわけがないので、彼女の目論見は最初から失敗していると言えるのだけど(ただ、ゾルザルの身柄を日本が要求するくらいはありえるかも)。
ゾルザルは弟の反応から察するに、やはりただのバカということで良さそうか(実の兄に小知恵の回るバカとは辛辣……)。
テューレに唆されて「バカの振りをしている」と思い込んでいるんだろうけど、皇帝は傀儡を欲しがっているわけだから、テューレが吹き込まなくても皇太子には選ばれてたんだろうな。
【その他】
・とうとう幻覚まで見るようになったのか。
・テュカを救うためには仇を討つ必要があるという論理はちと強引に感じる。
・それで救われる人もいるだろうけど、テュカがそうだとは限らないわけで。
・ピニャは意外と兄達から嫌われてはいないんだな。
・まあ、自分達の脅威にはならないと分かってるだろうから、妾腹とはいえ疎んじる理由はないか。
・このミンク族はどうやってテューレの部屋に侵入したんだろう。
・なるほど、酒場のウサギはテューレの一族からの間諜だったか。
・これ、テューレは紀子さんに筋違いの私怨を抱いてるよなあ。
・あれ、王様アルヌスで入院していたんだ。ピニャが連れてきたのかな。
・自国軍を壊滅させた自衛隊に対する怒りは既に無さそうなのは救いか。さすがは老練の武人。
・め、命令違反で柳沢に丸投げ……。良いのかこれ。
・ロウリィと契約。この世界には死後の世界が明確に存在するんだろうか。
・これで伊丹が死んだらどうなるんだろう。魂だけの存在になってロウリィが神になった後も一緒に過ごすことになるのかな。
いよいよ副題となっている炎龍編に入るわけだが、そう銘打っているということは炎龍退治には結構尺を使うのだろうか。
正直なところ、炎龍よりも帝国との話の方が興味があるので、できれば短めに終わらせてほしいところなんだけど。