ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

ONE PIECE 第896話『最後のお願い』感想【週刊少年ジャンプ14号】

 今回でサンジとプリンが結ばれることが確定したかな。
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週刊少年ジャンプ14号(2018年)感想はこちら
週刊少年ジャンプ13号(2018年)感想はこちら

※以下、ネタバレ注意

【サンジとプリンの行く末】
 今週のこの展開、いかにもプリンちゃんが失恋するかのような流れに受け取った読者も多いだろうが、実際には逆だろう。

 WCI編のラスト、麦わらの一味が島から去る場面ではなく、まだ一波乱も二波乱も残したこの局面で「失恋への流れ」が描かれたのがミソである。
 
 プリンちゃんに失恋させるのであれば、サニー号が出航する直前に描いた方が劇的なはず。
 にも関わらず、ここに持ってきたということは、今後の展開で現状の流れを引っ繰り返す可能性が極めて濃厚だ。

 ヴィンスモーク兄弟との決着もまだであり、プリンちゃんの第三の眼の開眼についても触れられておらず、サンジがプリンからの好意に気が付いていない以上、それらの要素を回収するためのイベントが描かれるはずだ。

 そもそも、サンジは「プリンと結婚したい」と言っている。
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 何故できなかったかと言えば、ビッグマムの傘下として囚われることになるからだ。

 だが、状況は大きく変わった。
 今の展開を見ても、最終的にビッグマム海賊団とは和解ないし手打ちとなるのは明らかだ。

 となれば、あとは二人の間を阻害するものは何もない。
 WCI編が終わるときにはサンジはプリンちゃんの想いを知り、ビッグマムも二人の結婚を許すという結末になると私は予想している。

【ルフィとカタクリの実力差】
 二人の決闘はルフィの勝利で終わった。
 ルフィの見聞色がカタクリに限りなく近づき、かろうじてスネイクマンの速さで上回ることができたのだろう。

 とはいえ、この結果をもって「ルフィの実力がカタクリやマルコたち四皇のNo.2に並んだ」と言うことは出来ない

 なんとなれば、今回の結果はあくまでも、ルフィのスネイクマンをカタクリが真正面から受けてくれたからこそ齎されたものだからである。
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 彼はルフィに対する敬意からお互いの全力をぶつけあうことを選んだが、本来ギア4のような短い時間制限付きの強化に馬鹿正直に付き合う必要などない。

 時間が経ち、ギア4が途切れるまで受け流せばいいだけの話だ(無論、並みの敵ではそれ自体が難しいが)。

 特に、百獣海賊団のNo.2がジャックと同様の精神性なら、相手を倒す為に毒ガスに頼ることも厭わない
 正々堂々とギア4との勝負を受けてくれる保証はないのだ。

 ルフィが本当の意味で四皇のNo.2、そして四皇自身と並ぶためには、ギア4の持続時間を伸ばすか、相手を短時間で倒す程の圧倒的なパワーとスピードを身に着ける必要があるだろう。

【その他】
・33男レザンさん、19男のモンドールが34歳以下ということを考えるとまだ20代前半くらいだろうに、妙に渋い。

・やはりというか、プリンちゃんはサンジとの別れの言葉にショックを受けた様子はないか。
「自分がサンジに釣り合う女」だとは欠片も思っていないんだろうな。
プリンがナミに嫉妬しない事と、サンジに惚れた理由について【ONE PIECE考察】

・モルガンズはやっぱり「麦わらの一味がビッグマムのお茶会をぶち壊してまんまと逃げた」というニュースが欲しかったのね。

・ベッジの格好良さが留まるところを知らない。
・とても「生物の頭を切り、もがく体を見て喜ぶような男」とは思えないな。
・ボスを討ちとって組織が崩壊するのを見るのが趣味だったことから立った噂だったんだろう。

・ルフィはブリュレをどこに放置してたんだ?

・ペコムズがまだ味方してくれるとは思わなかった。
・ママにも劣らないくらいペドロへの恩義があったのか。