週刊少年ジャンプ51号(2017年)感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
第886話 生き様でちゅよ
>トランプ
サンジとプリンちゃんが同じ5という粋な計らい。
そして、カイドウがよりによってジャックの札という謎のややこしさ。
>粛清
なるほど、オーブンさんがパウンドを追い払おうとしていた理由は、シフォンを粛清するつもりだったからでしたか。
逃げ出したローラに対して兄弟達が命の心配をする程に好意的だったから、何となくシフォンのこともケーキの功績でマムに対して許しを求める方向に持っていくつもりなのかと思っていたのだけれど、単に家出しただけのローラと、母親の暗殺に加担したシフォンとでは扱いが違うよね、そりゃ。
もっとも、法に忠実なオーブンさんはローラのことも積極的に殺そうとするのかもしれないが。
>ファイアタンク海賊団
今週、常人には目にも留まらぬ速さを見せたサンジ君だが、そんなサンジくんの動きにあっさりと追いつくことが出来るのが、我らがダイフク兄さん(の魔人)です。
ダイフク兄さん(の魔人)に対しては、パワー・スピード共に圧倒されていたサンジが(不意打ちだったとはいえ)これ程のダメージを与えられるということは、オーブンさんの戦闘力はダイフク兄さん程ではないのかもしれない。
だとすると、サンジとファイアタンク海賊団が組めば勝ち目はありそう。
>その他
・キャロットが満月を気にしていたことに関しては別記事を書いた。
ミンク族と満月の関係と、チョッパーのヒトヒトの実について
・サンジの存在を知っていたとはいえ、周囲が全く目で追えない動きを見て取ったということは、プリンちゃんもそれなりの実力者か。
・そういやシャーロット家は父親の姓を名乗らないという設定を利用して、兄弟の中にDの一族が混じってそうだな、とふと思った。
・それこそ万物の声を聞く力に近いものを持っているプリンがそうでもおかしくないよね。
・あるいはそれこそ消耗を気にしてあまり見聞色を使っていないのかもしれない。
・確かにベッジは格好良かったんだけれど、「あの威力で拳銃なのかよ」という点が若干気になった。
・見たところベッジの身体から生えているわけでもない、普通の拳銃みたいなんだよね。
・チップスタウンが元4将星だったスナックさんの領地かな。
・対して「オシムナ」タウンってのは何なん? ググっても出てこないんですが。
・もしかして食材や予算を「惜しむな」ってこと……? 治めるのはトットランドの財務大臣とか。
【約束のネバーランド】
第65話 シークレット・ガーデン
んー、密猟者ってのは金持ちの鬼、もしくはゴールディポンドの運営者を指してるんでしょうけど、なんで「密猟」なんだろう。
普通に農園から買った子供を放し飼いにして狩りを楽しむだけなら「密猟」じゃないよね。
金持ちなら農園から強奪する必要もないし。
ってことは、え、ってことはですよ。
現在の鬼の社会では人間を「狩る」ことが禁止されている……?
つまり、人間を殺して食うことは許されるが、わざと人間を放して追い回し、嬲り殺しにするのはタブーになっているってことだよね。
何その設定、超面白いじゃないですか。
確かに、人間を頂く際の感謝の儀式もあるそうだしなあ。
人食いの化け物という敵が、これ程の倫理観を持っているというのは凄くわくわくする。
この辺りも、ムジカやソンジュが信仰する異端の宗教とは対になっているようだ。
・主流派の知性鬼の法、ないし教義
→ 生産された人間を食べることはできるが、「狩猟行為(生け簀のような擬似的なものも含む)」は禁止されている。
・ムジカやソンジュ達の宗教
→ 生産された人間を食べることは禁止だが、自然発生した人間を狩ることは許されている。
※追記
Twitterで指摘を受けたのだが、どうやら、「人間を狩ることを禁ずる」というのは1000年前に人間と取り交わした『約束』だったらしい。
ただ、私はこれを「人間世界へは手を出さず、養殖した人間だけで妥協する」ということだと解釈していたので、まさか養殖した人間への狩猟行為すら禁止しているとは思ってもみなかった。
人間社会とほぼ完全に分かたれた状況にあるにも関わらず、わざわざ鬼側が「人間を狩らない」という約束を律儀に守って、養殖人間相手の狩りごっこすら公には禁じているのは、鬼側の倫理観によるものだろう。
そして、ゴールディポンドのような場所でコソコソと狩りをせねばならないということは、金持ちの鬼達にすら約束を守らせる何らかの強制力があるはず。
それこそが農園が信奉し、ソンジュによれば子供達の敵となるはずの謎の存在なのかな。
人間側が提案した約束を遵守し、養殖された人間への狩りすら許さないというのは、だいぶ人間寄りの立場に思える。
農園の上層部(鬼世界の指導層)は何らかの理由で相当な人間贔屓なのではないだろうか。
やっぱりこれ、今の秩序を破壊しようとしてるミネルヴァ一派は人間世界にとっても危険人物なのでは……。
【僕のヒーローアカデミア】
第161話 明るい未来
確かに予知に関する設定は相変わらず意味不明だし、サー自体あまり好感度の高いキャラでは無いんだけど、それでもやっぱり最後にはウルっと来ちゃいましたね。
これはミリオというキャラが大好きになれたのが大きい。
サーが彼に懸ける想いだけは、今までの描写で十分伝わっていたから。
煉獄さんの死で泣けなかった部類の読者だったので、ジャンプで涙腺が緩んだのは結構久々かもしれない。
【ブラッククローバー】
第135話 白夜の魔眼アジト 突入!!
ライアさん本拠地に帰ってたんかい。
今こそ団長の一人に成り済ましておけば襲撃を事前に把握できたかもしれないのに……。
ライアが団長としての生活と、白夜のアジトを行き来してるのだとしたら、やはり一番怪しまれにくいのは、ほとんど仕事してなさそうな珊瑚の孔雀団団長に成り済ますことか。
あるいは団長の誰かに変装してたのはあの場限りだった?
……いや、それは無理があるか。
一番怪しまれなさそうな珊瑚の孔雀団団長でも、ゲルドルさんの話を持ち出されたら「え、それ私知らない」となってライアさんのことが発覚……いや、いやいや、そういやあの時もアイツ寝てたっけ。
「え、ゲルドルの裏切りが発覚? 何それ私そんなの知らない」
「いや、お前会議で寝てたからだろ」
「ああ、そうだっけ?」
と流されてお終いかもなあ。
しかし、そうなると珊瑚の孔雀団団長(ドロシーだっけ?)の戦犯っぷりが洒落にならないので、本人は既に殺されていて成り代わられている方がまだマシか。
前に魔女たちを性奴隷にしようとしてた魔眼もいたけど、彼もエルフの記憶を植え付けられたクローバー王国民なのかな。
エルフの中にもこういった婦女暴行の願望を持つゲスい者もいたのか、単純に人間に対する憎悪のみを植え付けられているだけで、性的指向は元の人間のものなのか。
序盤に登場したヒース様は素性不明だったので、魔眼のメンバーが全員エルフの記憶を移植されたクローバー王国民ってわけじゃないよね。
当時から眠りについていた純エルフもいるのかな。
【ぼくたちは勉強ができない】
第41話 前任者の姿は時に青き【x】へと遡行する
風呂に入る前に着ていた服は? と思ったけどそうか、朝風呂だからパジャマかなんかだったのかな。
そのズボラさから寝るときもジャージのイメージだった。
一部で「全裸で洗濯物を干した説」が出ていたけれど、
夜、風呂に入る
↓
パジャマを着て、ジャージを干す
↓
朝起きてまた風呂に入る。
↓
ジャージがまだ乾いてないことに気付く(←ここからスタート)
という感じで、普通にパジャマで干しただけだろう(幻想殺し)。
いずれにせよ、ジャージ洗ったのは多分昨夜のことだよね。
だとしたら生乾きくらいにはなってるんじゃないの。ドライヤーでなんとかしなさい。
【シューダン!】
第24話 青い春、偲ぶ秋
ほほお、なるほど秒速5センチーメトルですか。
次週、七瀬が新キャラと普通に付き合っている展開になると……
ありですね。
真面目な話、淡い初恋だったというオチの付け方は短期連載としては綺麗な纏め方だろう。
とはいえ、作中で秒速ネタを入れてきたということは、そのものズバリの展開にするとは考えにくい……。
いや、逆か? 「まんま秒速だろ、この展開」と言われる前に、自分からそれを示唆することで、「あくまでもオマージュである」という予防線を張ったのかもしれない。
【鬼滅の刃】
第88話 倒し方
普通に喋れるんかい!!
ここまではっきりと意識が残ってるのに、起きている間は記憶を共有していないってもはや二重人格みたいなもんですね。
正直なところ牛太郎が食った柱の数を見ても「なんて絶望的な敵なんだ……」というよりも、「僅か100年かそこらで柱やられ過ぎだろ……」という感情の方が強かった。
上弦の陸だけでこの調子なら全体で一体何人食べられているんだ。
他の上弦達が上陸よりも柱を殺すペースが遅いってのは考えにくいから、兄妹が上弦になってからのこの100年だけでも、合わせて100人以上食べられてる(食べられてなくても殺されてる)のは確実だろうからなあ。
柱ですら1年に1人以上のペースで死んでいくって……。