中々全貌の見えてこない話で結構面白かった。
大逆転裁判2 第1話『弁護少女の覚醒と覚悟』感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
【ウィリアム・ペテンシー】
第一印象ではここまで悪質な犯罪者だとは思わなかったなあ。
というより、せいぜい証人の一人だろうと考えていて、犯人とすら思ってなかった。
演技ができなくなって素が漏れていく様はアイガ探偵を思い出した。
悪党と言っていい人間ではあったんだけど、1話の犯人と同じく、ブレイクモーション後の長々とした自白は要らなかったんじゃないか……。
「殺す気は無かった」とか、言わせなくていいでしょうに。
【ビリジアン・グリーン】
中々気の毒な身の上で、犯行に至った動機も理解できるのだけれど、ちょっと逆転裁判6 第3話の犯人に対して感じた不満と同じ物を抱いたかな。
すなわち、もう少し夏目漱石に自分の罪を擦り付けようとしたことへの反省の弁があっても良くね? ということ。
もっとも、彼女は別に誰かに罪を着せるつもりはなく、漱石が逮捕されたのは偶然なので、計画的に真宵ちゃんが疑われるように仕向けた(しかも、裁判中に高笑いまでしてみせた)あの野郎に比べれば数段マシなのだけれど。
とはいえ、自分の代わりに逮捕されて有罪になりかけたことまで知っていながら、最後まで漱石に対して謝罪の言葉すら無かったのはどうかと思った。
【その他】
・バンジークス卿……。前作の第5話の時点で龍ノ介に4連敗してたのに最後まであんなに偉そうだったのか……。
・何気に逆転シリーズのライバル検事の連敗記録を更新してるな。
・自分が冤罪製造機になっていることをもっと恥じた方が良いと思う。いやマジで。
・ただ、前作に比べるとこちらに協力的になってきたかも。
・さすがに好感度が低すぎたとスタッフも反省したんだろうか。
・とはいえ、漱石が再び起訴されたことに対して、完全無罪で真犯人まで見つかっている前回の法廷を持ち出し、「お前らが無罪にしたせいだ」と陪審員を責め始めたのは本気で意味が解らなかった。
・お前は何を言ってるんだ?
・これこそ法廷に対する侮辱だろう。
・「姿が見えれば、もしかしたら……どこかで、頼ってしまうかもしれない」
・前作の4話の時点でホームズはそんなに頼り甲斐のある男じゃなかったような……。
・ゴーストトリックといいネズミに厳しいタクシュー。
・「アノシャーロック・ホームズ! 貴様……我が紅茶を飲んで、永遠に黙りこくるがいいッ!」
・ここに来てタクシュー節がキレッキレになってきたな。
・どことなく逆転検事2の3話を思い出す事件。
大逆転裁判2 第3話『未来科学と亡霊の帰還』はこちら