ONE PIECE 第875話『女の仁義』感想【週刊少年ジャンプ38号】はこちら
週刊少年ジャンプ38号(2017年)感想
週刊少年ジャンプ36・37号(2017年)感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
またサイールドのせいで一人の命が失われた……。
サイールドがこれまでに犯した罪の一覧。
・得体の知れない念獣に迂闊にヒマじゃないと答える。
・それを仲間に伝えない。
・今度はヒマだと答える。
・操作されて仲間を殺す。
・使いにくい発のせいでクラピカの寿命を削る。
・モモゼ王子を疲れさせて彼女を死に追いやる。 ← New!
なんて男だ……。
【最初の犠牲者】
敵ばかりの状況でも一切動じない大物感を匂わせ、まるで守護霊獣がモモゼ王子を守るために動き出すかのような描写をした直後に殺すという冨樫先生のイヤらしさが発揮され始めましたね。
さすがは「徐々に人が減っていくタイプの話が好き」というだけのことはある。
いよいよ継承戦も本格始動というところで、残り1話で休載と。
【誰がモモゼを殺したか】
現在モモゼ王子殺しの容疑者となっている6人の警護兵。
第3王妃トウチョウレイ所属の警護兵は事実上チョウライ王子の指揮下にあるだろうから、チョウライ王子が念能力について部下達に確認できなかった以上、調理師免許を持っているブラッヂに関しては無実と見て良さそうかな。
無論、実はトウチョウレイ以外の王妃に内通していたとか、可能性としてはいくらも考えられるが。
ツベッパ王子も念能力については部下達に確認を取れていなかったものの、ドゥアズル王妃のことはカミーラが支配下に置いているから、おそらく第2王妃所属の警護兵も現在は事実上カミーラが握っているだろうし、念能力者がいないとは言い切れない。
また、上のコマのモノローグを見ると、モモゼ王子の警護兵(監視役)全員が暗殺を狙っているかのように思えるが、よくよく考えてみると到底子供が王になれそうもない下位王妃所属の警護兵がモモゼ王子を殺すメリットはあまり無い。
次期王に対抗馬を一人減らした功績を認められれば良いが、もしチョウライ王子のような高潔な人間が王になったりしたら、次の王に取り入るために可愛い妹を勝手に殺されたことにむしろ不快感を覚えて、逆に粛清される危険すらある。
と、いうわけで、拘束されたモモゼ王子の警護兵6人の中に下手人がいるとすれば、容疑者は限られてくるだろう。
第3王妃トウチョウレイ所属の警護兵は除外できるし、下位王妃の警護兵も暗殺犯とは考えにくい。
そして、絞殺犯の服装からするとベンジャミンの私設兵ビクトでもない。
最も怪しいのは第2王妃ドゥアズル所属の警護兵、ニペイパーかな。
仕えるカミーラが殺人ゲームに積極的であるうえに、クラピカの念能力講座の誘いにも乗っていないから、カミーラの部下の中に念能力者がいた可能性も高い。
あと、オイト王妃の見た犯人の髪型も6人の中ではニペイパーが一番近い気がするし。
【守護霊獣の能力】
モモゼ王子の守護霊獣が彼女を守れなかった理由について、クラピカ達は能力使用による宿主のエネルギー切れのためと決め付けているが、霊獣の「おヒマ?」を下手人に無視されて何もできなかった可能性もあるのでは?
念能力者の誰もかれもがサイールドのように迂闊というわけでもないだろう。
その可能性について全く検討されないのは違和感が拭えない。
その点、もしツェリードニヒの霊獣の能力がウェルフィンの卵男のように「嘘を吐いた相手を害する」もので、それ以外の能力がないとすると、暗殺者による不意打ちには対処できないよなあ。
ナスビーによると霊獣は「後方支援に長けている」らしいから、どの守護霊獣も直接的な攻撃能力を持たず、何らかの条件を満たしたうえで敵を倒すような迂遠な能力が多い可能性はある。
【天才ツェリードニヒ王子】
ツェリードニヒの天才っぷりはちょっとご都合主義感があると思っていたが、GI編でビスケが「念能力者の子供は結構多いが、大抵戦闘能力は低い」という趣旨のことを言っていたのを思い出した。
だとすると、ツェリードニヒも念能力の修得こそ早いものの、特別な鍛錬などは積んでこなかったために直接戦闘向きの強力な能力は覚えられないとかなら納得しやすいかな。
そして、絞殺犯の服装からするとベンジャミンの私設兵ビクトでもない。
最も怪しいのは第2王妃ドゥアズル所属の警護兵、ニペイパーかな。
仕えるカミーラが殺人ゲームに積極的であるうえに、クラピカの念能力講座の誘いにも乗っていないから、カミーラの部下の中に念能力者がいた可能性も高い。
あと、オイト王妃の見た犯人の髪型も6人の中ではニペイパーが一番近い気がするし。
【守護霊獣の能力】
モモゼ王子の守護霊獣が彼女を守れなかった理由について、クラピカ達は能力使用による宿主のエネルギー切れのためと決め付けているが、霊獣の「おヒマ?」を下手人に無視されて何もできなかった可能性もあるのでは?
念能力者の誰もかれもがサイールドのように迂闊というわけでもないだろう。
その可能性について全く検討されないのは違和感が拭えない。
ナスビーによると霊獣は「後方支援に長けている」らしいから、どの守護霊獣も直接的な攻撃能力を持たず、何らかの条件を満たしたうえで敵を倒すような迂遠な能力が多い可能性はある。
【天才ツェリードニヒ王子】
ツェリードニヒの天才っぷりはちょっとご都合主義感があると思っていたが、GI編でビスケが「念能力者の子供は結構多いが、大抵戦闘能力は低い」という趣旨のことを言っていたのを思い出した。
だとすると、ツェリードニヒも念能力の修得こそ早いものの、特別な鍛錬などは積んでこなかったために直接戦闘向きの強力な能力は覚えられないとかなら納得しやすいかな。