全体的に解りにくく、終盤の盛り上がりにも欠けるも、「金返せ」だとか「スターウォーズの歴史に泥を塗った」という程に酷いわけではないので、シリーズを一通り見た人なら鑑賞して損はないと思います。
以下、ネタバレ注意
いや、ベン君のキャラ自体は嫌いじゃないんです。あのショボさは狙ってやってるんでしょうし。
仮面を取ったときのヒョロい青二才顔だとか、怒りを抑制できず部下から避けられたりだとか、そういう位置づけ自体は良いと思うんですが、ラスボスには置くべきじゃなかったと思います。
もう一人、ベン君の兄弟子の暗黒卿を用意して、今作ではそれを倒して締めれば良かったんじゃないかなあ。
ストームトルーパー1人に手古摺るような奴を倒しても(しかも倒しきれてない)盛り上がらないんですよねえ。
『スターキラー(うろ覚え)』の攻略も、ep4のデス・スター攻略戦の焼き直し以上のものにはなっていないし。
ストームトルーパー1人に手古摺るような奴を倒しても(しかも倒しきれてない)盛り上がらないんですよねえ。
『スターキラー(うろ覚え)』の攻略も、ep4のデス・スター攻略戦の焼き直し以上のものにはなっていないし。
全体的に説明不足で、よく解らない部分が多かったのもマイナスです。
まずは出だしのナレーション。いきなり「銀河帝国からファーストオーダーが生まれた」と言われても、一体何のことかわかりません。
そこは、「銀河帝国残党はファーストオーダーを設立し」とでもしてくれれば分かりやすいのに。
人名なのか、組織名なのかはっきりしないので序盤の会話で混乱してしまいます。
まあ、これは作品というか翻訳者の問題ですが。
そこは、「銀河帝国残党はファーストオーダーを設立し」とでもしてくれれば分かりやすいのに。
人名なのか、組織名なのかはっきりしないので序盤の会話で混乱してしまいます。
まあ、これは作品というか翻訳者の問題ですが。
次に、主人公レイの出生。
もちろん、レイの出生が現時点で謎のままなのは構わないのですが、登場人物たちにとっても謎なのか、それとも周知の事実なのか曖昧なのは良くなかった。
作中での彼女の位置づけがハッキリせず、どのように扱われているのか不明なので、感情移入しにくかったんですよね。
一番モヤモヤしたのがルークの地図について。あの地図がどういう存在なのかさっぱりわからない。
ルークの現在の居場所を記したものだとして、最初に出てきた村のお爺さんはなぜそれを持っていたのか。
また、なぜその地図の大部分が元は帝国にあって、現在はファーストオーダーが手にしているのか。
当初の話の流れではルークの居所が書いてあるというものだったのに、ベン君が帝国にあった地図だとか言い出したおかげで、そこからずっと混乱してました。
そもそも、ルークの居場所を書いた地図だとしてもよくわからないのに(誰が作ったのかとか、どうしてお爺さんが持ってたのだとか)、更に、それが帝国にあったものだと話を引っくりかえされて、「え……? ルークの居所を書いた地図じゃなかったの?」という新たな疑問が生まれて処理しきれなくなりました。
そもそも、ルークの居場所を書いた地図だとしてもよくわからないのに(誰が作ったのかとか、どうしてお爺さんが持ってたのだとか)、更に、それが帝国にあったものだと話を引っくりかえされて、「え……? ルークの居所を書いた地図じゃなかったの?」という新たな疑問が生まれて処理しきれなくなりました。
これも、作中でも謎であるならそれでも良いんです。しかし、もしそうならば、レイにでも「ルークの地図をなぜ帝国が?」と疑問に思わせましょうよ。
ラストにR2-D2が目覚めて地図の残りを持ってた理由もよくわからないし、そもそもなぜスリープしてたのかもよくわからない。
肝心な部分が説明不足でゴチャゴチャになってるせいで、世界観に引き込まれないんですよねえ……。