あかん。これはあかんでえ……。ジェノサイドの臭いしかせえへんでえ……。
【解決法】
松永が(偶然)発見した解決法の内容自体は概ね予想通りでしたが、しかしなるほど、こういう展開になる訳か。
千曳という比較的頼りになる大人がいなくなったのもこの前振り。
おそらくは、混乱した勅使河原辺りから「解決法」が漏れて、疑心暗鬼の殺し合いが始まるんでしょうねえ……。
千曳さえいれば……。
この情報、鳴の能力がなければ有害にしかならないような。まあ、もしかしたら、死者を特定する方法が発見される可能性もあったか。
しかし、こうなると、やはり千曳に伝えておくべきでしたねえ。あまりにも危険過ぎる情報なので、彼に相談して善後策を話し合うべきでした。
まあ、当時中学生の松永はこうなる危険性を想像出来ないか。
というよりも、普通に町で暮らしているうちにはまず起こりえない事態ですからね。
自分にしても、前回まででは「ああ、トチ狂って死者じゃない生徒を殺す人間が現れそうだなあ」程度にしか思っていませんでしたからね。
この「洋館」「陸の孤島」「頼れる大人の不在」という舞台設定を見て初めてこの展開に気づきましたから。
【もう一人】
ああ、恒一が死者ではないと鳴が言った理由として、義眼で死者(死の色)が見えるというのは何となく想像していましたが、彼の転校前に既に災厄が始まっていたから、というのは考えなかったなあ。
藤岡未咲と鳴が双子の姉妹ということには思い至っていたのに、なぜ考えなかったのだろうと思い返してみると、そういえば、机と椅子は恒一転校前は足りていたんですよね。
つまり、今回の「もう一人」は恒一の転校も織り込み済みで現れたということになります。
ということは、現象には「転校予定者」も組み込まれているわけで、裏を返せば、もし「恒一という死者が転校という形で現れた」という状況だった場合、それにより、 「恒一という死者はまだ教室にはいないが、死者そのものは現れているので災厄は発生する」ということも起こりえると考えたのです。
鳴が未咲の遺体に会いに行った時に恒一と会っているので、あの時点で恒一の転校は決まっていたわけですし。
まあ、とはいえ、鳴にしてもそちらは二次的な理由であって、一番の理由は恒一に死の色が見えないことだと言っていますけどね。
鳴は既に死者が誰か特定したそうですが、今回恒一と話している時以外に眼帯をとっているシーンはありませんでしたよね。いつ眼帯を外してクラスメイトを見たんだろうか。テープを聞いてから食事までの間?
死者の正体は誰だろうなあ。個人的には勅使河原を本命にしておきます。
何気ない会話にも注目をというコメントを頂き、もう一度7話を見返してみたところ、「ガキの頃やらかしたことははっきり覚えてるし」という勅使河原の台詞くらいしか怪しい部分はなかったんですよね。
まあ、とはいえこの台詞も大して意味はなさそうではあるんですが。「では、ガキでない頃、つまり最近のことははっきり思い出せないのか?」と半ばこじつけの解釈をしました。
【赤沢さん】
恒一と出会った1年半前の記憶かな。お兄さんが死亡した直後なんでしょうか。
今までにない赤沢さんのキャラだったので、最初「あ、演劇というオチか」と思いました。
恒一は服装的にこの時も入院していた? あ、もしかしていつか言ってた一度目の気胸というのがこの時のことなのか?
だとすれば、「気胸を昔に一度患った」という記憶だけは残っていて、それをいつどこで治療したかの記憶は消えていることになりますが。
それを不自然にも思えないようになってるのかな。
しかし、初対面の女の子を助け起こす際にいきなり名乗るのとはすごいコミュ力だ。
見崎を責め出したのは頂けないなあ。嫉妬の感情からなんでしょうか。
やっぱり鳴には含むところがあったんだなあ。
赤沢さんの鳴に責任があるという話ですが、恒一との接触を拒んだとしても、恒一から話しかけられたらその時点で「いない者」にはならない訳で、見崎に責任があるとも言えないんじゃないのかなあ。
赤沢さんってもっと冷静な人かと思ってたんですけど、感情的な部分も見えてきましたね。だいぶ追い込まれているのかな。
好意的に解釈すれば、3組の連中の間で鳴への逆恨みの声が高まっていて、それを明確化することで鬱憤を晴らそうとした、つまり悪役を買ってでた、とか。
あ、その線でいくと恒一への不満を見崎へと向ける為にやった? 前回女生徒達が恒一のせいにしていましたし。
3組のみんなの恨みを鳴に向けることで恒一を庇おうとしたとか。
【その他】
・綾野は逃げようとしたから死んだ? 逃げようとすると死にやすくなるという傾向があるのかな。それともただの憶測?
・小椋兄はやっぱ引きこもりか。
・神頼みで助かったという風に情報が伝わってるのか。誰からどういう風に伝播した噂なのかなあ。千曳や千曳から話を聞いた人間から直接聞けば「神頼み」のおかげかは断定できないということが分かるはずなのに。
・咲谷記念館。千曳も合宿についてくるんだ。
・あ、男委員長久々に見たな。生きてたのか。何で今まで出てこなかった。
・こんな嫌な集合写真もないな。
・地元の企業が使っていた保養所を寄付してくれた。太っ腹だ。好景気だったんでしょうね。
・管理人さんはいるんだ。回想ではボロボロに見えたけどそうでもないですね。
・解決法と死者を知ってたのは松永だけなのか。怜子さんも合宿の記憶が曖昧だったので彼女も関係してるのかと思ってました。
・死者を死に還せ。この情報は危険やねえ。ジェノサイドの臭いがするぜ。
・もう一人の話をしているのを赤沢さんと女生徒(誰?)に見られてるのに勅使河原が気がつくカットは何の意味があったんだろう。それで別に声を大きくするでも小さくするでも無かったし。
・最初は「もう一人を特定する方法があるんじゃないか?」という話をするつもりではなかったが、見られてるのに気づき話を変えたとか?
・あるいは演出的にミスしてただけで、赤沢達にも聞こえるように声を大きくしたとか。
・涌井の薬は最初恒一のだと思った。しかし体が弱い子が多いなこのクラス。
・電話が繋がらない。これも現象のせいか。
・千曳という信頼出来る大人がいなくなってこれは不吉だ。
・母親の集合写真見つかったんだ。離れは怜子が使っており、なぜかそこに写真があった。うーむ、どんな意味があるんだ。
・うわ、怖ええええ。夜見山ミサキ怖すぎるだろ……。
・礼子さん、絵描くんだ。そういや恒一も美大に行きたいとか言ってたっけ? その時その話になったかな。
・母親も双子で、鳴と未咲も双子なのか。
・お婆ちゃんが口をすべらせて。あの店番のお婆ちゃんが?
・慌てたキリカさんはちょっとみたい。何か見崎家は不気味で無機質な感じなので、口を滑らせるお祖母ちゃんも含めて、そういう人間味のあるところが見たいです。
・あることを除いては、というのは藤岡家のことを話題に出すことかな。
・未咲といる時は楽しそうだ。
・あの人形が良い。この趣味は理解できない。怖いよ。
・なるほど、未咲が死んだのが始まりか。じゃあ4月から犠牲者は出て……。
・って、あれ? ということは、恒一の転校前から「いない者」の効果は無かったということじゃあ。それみんなに言った方がよくね。
・ミサキの写真について色を訪ねてたのもそれでか。
・死んでる場合ははっきり。重病とか重症の場合はうっすら
・何かテーブルのところにいた管理人のオバサン怖い。何してたんだ。
・鳴が死者じゃないことは分かってるというのは、鏡で見たということかな。
・なるほど、テープを聞いた後、手をピクっとしてたのは死者を知る力があるからか。それにより死者を殺さなければならなくなることを想像しての動揺の表れ。
・そういや、義眼は死の色以外の普通の景色も見られるのかな。右目を隠して恒一を見てる場面では見えてたけど、あれは視聴者目線?
・勅使河原。誰かと揉めてたが、男委員長だったのか? で、突き落とした?
・しかし、久々に出たと思ったら台詞もなく死ぬ男委員長ェ……。
・鳴には誰が死者か分かってる。鳴次第か。
・予告、惨劇……。ジェノサイドの臭いが。
・誰かが刃物を研いでたしなあ。誰だよ悪趣味な。というか、ちょっとしたことでも死んでしまうこの状況で、よく刃物なんて持ち歩く気になったな。
・そういえば、「夏休みなにかが」って怜子さんが言ってたけど、これは何だったんだろう。その「何か」を怜子さんは知らないわけで。
・8月で災厄が止まったから、夏休みに何かがあったのはたしか、ということなのかな。記憶が曖昧なのは死者が死に還ったせい?
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