ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

輪廻のラグランジェ 第1話 「ようこそ、鴨川へ!」

爽やかな主人公だけど、ちょっと豪胆過ぎる気がする。どっかぶっ壊れてそう。 しかし、なんというか、女性主人公達に若い男の敵達というのは、どこか懐かしさを覚えます。 朝とか夕方の女児向けアニメっぽい。 【京乃まどか】  素晴らしく爽やかで元気いっぱいな主人公ですね。好感が持てます。  しかしながら、いきなり軍事施設のような場所に案内されたり、周りが戦場になったりしてもほとんど動じないなど、豪胆を通り越して鉄かと思うような精神の持ち主で、ちょっと怖さも感じます。  何かしら心に傷を負ってそのように常人離れした精神になってしまったのか、それとも単なるキャラ付けに過ぎないのか。  家庭環境は複雑ですね。今回はたまたま従姉妹が帰ってきていましたが、普段は叔父さんと二人暮らしのようです。  まどか、中泉ようこ(姉ちゃん)、叔父さん(ようこの父)、まどかの母(らしき女性)が写った写真がありましたが、まどかの父親やようこの母親はどうしたのでしょうか。 「この機体の約束したことがあるはずよ。いついかなる時も、互いに心を預け合う、同志となると」  まどかは幼い頃、ロボットと約束をしたそうです。彼女がロボットに触れたときにフラッシュバックした映像では、海で溺れている様子でしたね。それをこのロボットに助けられ、「約束」を交わしたのでしょうか。  ウルトラマンとか人魚姫とかが思い浮かびました。  何かを成し遂げた後に「マルッ!」と言っていますが、この口癖にも何か意味があるのでしょうね。 【フィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ(ラン)】  長すぎるので今後はランで統一します。  しかしなぜこの名前の愛称が「ラン」なんだろうか。宇宙人の名前なので考えても無駄か。  ロボットとまどかを守れと「レガリテ」に命じられたそうですが、「デメトリオ」「レガリテの連中か」と言っていたので、このレガリテとは個人名ではなく組織の名前か何かのようです。  ランの母星の名前かもしれません。  彼女には「執事」と呼ばれる男がついていましたが、彼らの目的はなんでしょうか。なぜ宇宙人が地球を守るのか。  いや、地球ではなく、「ロボット」を守っているのでしょうね。そのロボットはまどかにしか使えないので、仕方なく地球にいるのかな。  そういえば、何で任務の時にはあの露出の激しい制服を着ていなきゃいけないんだろう。というより、制服なのになぜあんなに露出が激しいんだろう。 【ロボット】  基本的にはまどかが念じた通りに動く仕組みのようです。    飛行形態の時には地球人の(?)司令部からコントロールされていましたが、ロボット形態になり、まどかに操縦権が移りましたね。あれはロボットの意志がそうさせたのでしょうか。  司令部としては「完全にコントロール」していると言っていましたから、ロボットがまどかの操縦で動き出したのは想定外だったものと思われます。  一方、ランと執事は驚いた様子を見せなかったので、ロボット形態になりまどかが動かすことを想定していたようです。  となると、ランはまどかに対して「コントロールはこちらがするから、乗っているだけで良い」と言っていましたから、あれは嘘だったということになりますね。  司令部を騙したのと同じくまどかのことも騙していたことになります。なぜでしょうか?  考えられるのは、まどかを乗せたいが為の嘘、でしょうかね。「お前が操縦するんだ」と言われるよりは「ただ乗っているだけで良い」と言われた方が乗りやすいですし。  司令部を騙していたのも同様で、「素人の少女がいきなり訓練も何もなく操縦する」ということへの不安感を抱かせないようにする為でしょうか。  ロボットが変形する時に渋い顔をしていたのが非常に気になります。  まどかに嘘をついたから、とかなら良いのですが、「このロボットに乗ることによってこれからまどかに降りかかるであろう悲劇を思って……」なんてことも想像してしまいます。 【デメトリオ】 「デメトリオ以上に青く輝くあの星こそが我々が目指してきた場所だ」  この台詞からすると、デメトリオというのは彼らの母星のようです。  彼らのロボット(オービット?)が襲来した時にランが「デメトリオ……」と呟いていたので、ラン達(「レガリテの連中」)はキリウスイゾアレイ達、デメトリオ人の組織を指して「デメトリオ」と呼称しているのでしょうね。  ラン曰く、彼らはまどかの機体に「とても強い力があると信じている」そうですが、この言い回しからすると実際には彼らが信じる(あるいは求める)ような「強い力」は、あのロボットにはないような感じですね。  彼らは思い違いをしたまま、無意味であるにも関わらずあの機体を奪おうと躍起になっているのでしょうか。  今回の戦闘はどうもアレイの独断専行だったようですけどね。  機体が無いのに気づいたキリウスは、「イゾ、君が?」と最初にイゾを思い浮かべているので、あの敵機体は本来はイゾの物なのかもしれません。 「あれが一度死んだ星に見えるかい? ユリカノ」  この台詞も気になりますねえ。  地球が一度死んだというのか。かつて地球で何が起こったかということは、物語の根幹に関わってきそうです。 【中泉ようこ】  東京海事大学海洋考古学研究所研究員にして、まどかの従姉妹。まどかからは「姉ちゃん」と呼ばれている。    彼女はまどかがロボットに乗る羽目になることを知っていて、そしてそれを阻止したいと考えていたようです。  ロボットを所有していた機関とも関係があるようですが、海洋考古学ということは、海底に沈んだ古代文明とか出てきそう。その古代文明崩壊が「地球が一度死んだ」ということなのかもしれません。    とはいえ、機関と関係があると言っても、後輩の芹沢颯太がデメトリオの機体を見て、「こ、これは何だ」と言うくらいですから、それほど深い事情まで知らされているわけではなさそうです。  芹沢颯太は知らされてなかっただけ、という可能性もありますが。  まどかのお尻を見たのは何なんでしょうね。臀部にロボット操縦者の証でも刻まれているのでしょうか。 【その他】剣道部の主将がまどかが去るときに怖い顔をしていた気がするんですが、気のせい? 何か腹に一物あるのかな。 ・司令(っぽい人)の「何があっても狼狽えるなと伝えろ。誰かさんみたいにな」という台詞。この「誰かさん」が誰かはまだ分かりませんが、その人は「何かあって狼狽えた」のか、「何があっても狼狽えない人」だったのか、どっちなんだろう。この文脈だとどっちとにも受け取れるよなあ。 ・拾った制服を着て返したり(しかも、本人が海に飛び込んだの見ていたでしょうに)、いきなり脈絡も無く犬の鳴き真似をしたり、ランの行動は宇宙人らしく偶に意味不明です。まどかさんは鋼のハートだからスルーしていますが、常人ならちょっと怖くなるレベルの奇行ですよ。 というか、実際この2つの奇行には何か意味があったんだろうか。 ・生活指導の女教師と姉ちゃんのキャラが被ってる。