原作読んでた時も思ったんですが、「これセイバーの方が正しくね? というか簡単に凹み過ぎじゃね?」という印象が。
まあ、もちろんこの場合の「正しい」というのは王に対する考え方の話であって、聖杯で過去を変えるとかはとても受け入れられませんが。
これは現代日本人であるからかもしれませんが、どちらに統治して欲しいかと言えばセイバーだよなあ。
とはいえ、アーサー王はたしか家臣に裏切られたりして国も滅んでるはずなんで、どっちもどっちか。滅んだからこそ英雄になったとも言えるし。
セイバーが何も言い返せないのも、その辺の負い目があるからなんでしょうかね。人望のなさというか。
ライダーに心服しきったあの軍勢を見れば、そういう過去を負ったセイバーとしては黙るしかないのかね。
日本で王と言えばどの位が当たるんだろ。天皇は「皇帝」なんで、王といえばやはり将軍家かな。
そのイメージからすると、暴君よりは民草のことを考える人の方が良いよな。
いや、しかし、そもそもセイバーやライダーの言う「王」と、平和な世が続いた徳川将軍家じゃ状況が全く違うか。アーサー王伝説じゃ、アーサー王って庶民の出だし。
となると、当てはめるとしたら戦国時代か? それとも、他民族との戦争がほとんど無かった日本の歴史と比較しようというのがおかしな話なのか。
うーん、何かまとまらない感想になっちゃいました。
ライダーの語る「王」ってのは、国を守り繁栄させてなんぼというイメージだった自分には、いまいち共感しづらいなあ、という話です。
いやまあライダーの言うことも分かるんですけど、もうちょいセイバーに反論させても良かったんじゃないの? ライダーage過ぎじゃね、という印象を原作の時にも受けたので。
そういや、このライダーってヒストリエに出てくるあのアレクサンドロスか。イメージが。
最新刊買い忘れてた。