輪るピングドラム 第22話 「美しい棺」
拍手コメントを受けて少し訂正しました。
【夏芽冠葉】
「テディを一つの輪っかに50個」だとか、「森へ行く」とか、「フローリングの部屋(?)」とか、暗号らしきものがいくつも。
カンバは新参者なのに幹部みたいなポジションでしたね。やはり高倉剣山や夏芽父達という元幹部の息子というのが大きいのかな。
既に多くの人を殺めてしまいましたね、彼は。これは死にそうな流れ。
「妹を救える方法が一つだけある。君が僕たちの呪いに素直に従えばいい」とサネトシに言われての行動ですが、果たしてその方法とは何なのか、そもそもそんな方法が存在するのか。まあカンバとしてはそれに縋るしかないんでしょうけど。
というか、サネトシは何でこんなにカンバを巻き込むことに固執するんだろう。かつての同志の息子だから?
1号もエロ本を燃やし覚悟を決めるという。3号がエロ本を1号に見せてたのは心変わりさせる為でしょうか。
【夏芽家】
強欲なサヘエに嫌気が差し、子供達を連れて夏芽父はピングフォースに行った様子。
「マサコとマリオはここにずっと置いておく」と言っていましたが、おそらくあのシーンは夏芽サヘエの命で、企鵝の会から子供達を連れ戻しに使用人がやってきたんでしょうね。
最初は長男であるカンバを跡継ぎとして特に連れ戻そうとした為に、夏芽父は上記のようなこと言ったのだと思いますが、カンバの計らいにより、マサコとマリオは夏芽家に帰り、カンバが残るということになりました。
しかし、後に「冠葉、やっぱりお前を選ぶんじゃなかった。私は家族に失敗したよ」という言葉を遺し、夏芽父は死亡しました。
一体何があったんでしょうね。
あ、「やっぱり」ということは、最初からカンバよりもマサコとマリオの方を可愛がっていたのかな、この人は。
マサコは子供の時には全てを捨てて世界を変える為にピングフォースに入った父を尊敬していたようですが、今では彼が恐ろしいことをしたと知って考えを変えています。
彼女曰く、ピングフォースは「美しい棺」。大義を掲げている為に、輝かしい組織に見えるけれども、その実ただの自殺行為をやっているだけ、といった意味なんでしょうね。
夏芽さんはなぜサネトシの正体が分かったんでしょうか。「呪い」というのもよく分からない話ですが。
彼女の言う「夏芽家の呪い」とかも今後具体的に説明されるのかなあ。
祖父の霊がマリオに取り憑いた回も謎のままだし。残り2話……。うーん説明されない気がする。
警察の一斉射撃を受けた夏芽さんですが、多蕗先生も生きていたし、彼女も死んでいないと信じたいところ。
【ダブルH】
おー、ヒマリにお礼をしに来たんだ。
ということは、サネトシはちゃんとマフラーをヒマリからだとして届けたんだな。
9話で小学校を去っていくヒマリを見つめる彼女らの冷たい目が今でも忘れられないんですが、成長して心境が変わったのかなあ。
ヒマリに対して冷たい態度をとったことを悪いと思っていなさそうでしたけど。
※拍手コメントにて「WHの昔陽毬を見送った目は、確か冷たい目ではなかったと思います。申し訳ないようなどうしようもないような悲しそうなような、でも何もできないといった風に複雑な表情だった覚えが」とのご指摘を受け、もう一度9話を見返してみました。
すると、伊空ヒバリ(赤い髪)の方はたしかに無表情なのですが、歌田光莉(青い髪)の方は悲しそうな表情でした。
自分はヒバリの無表情だけが目に入って「冷たい目をしていた」と思いこんでいましたが、ヒカリの表情を見るとどうもそういう訳ではないようです。
とはいえ、ヒバリの無表情はやはり気にかかりますが。
そのヒマリは、カンバに命を返して現在死にかけています。また消えかかる3号が切ないです。
これは帽子様の仕業なのでしょうか。
【多蕗先生と時籠ゆり】
犯人男役かよ! 格好が紛らわしすぎる。
「誰かの愛しているって言葉が僕たちには必要だった」と先生は何か憑き物が落ちた感じになりましたが、正直この辺の心境の変化はよく分からないです。
リンゴに運命日記を返したということは、桃果を取り戻すことは諦めたのかな。
あ、でも、そもそも先生はモモカを「死んだ」というなど、あまり「モモカは別の世界に行っただけで取り戻せる」ということを信じてはいない感じでしたね。
仇である高倉剣山の死体を発見し、ゆりさんをかばって刺されたことで、過去への踏ん切りがついたのかな。
というか彼らはどうして運命日記を手に入れてモモカを取り戻そうと動き出したんだろ。
奪おうと思えばこれまでにいつでもリンゴから日記を奪えたはずで、なぜこのタイミングで動き出していたのか。
誰かに唆された?
【企鵝の会】
こいつら何をやろうとしてるのかなあ。テディというのが爆弾でしょうか。また地下鉄テロ?
しかし、テロを起こすことがどう世界を変えることに繋がるんだ。
よく映っていた駅前のオブジェが彼らのアジトの一つだとは完全に予想外です。
地下に大きな空間がありましたが、元々ここは何だったんだろう。こういうのも説明されるのかなあ。
既に警察に行動を察知されていたようですが、まあ雑誌記者にも嗅ぎつけられるくらいだから当たり前か。
この状況でテロを起こせるのかね。
ボーリングゲームで作動させる爆弾の仕組みはさっぱり分かりません。
なぜ都合の良い位置にボール爆弾を置いておけたのか。
【高倉晶馬】
回想シーンで檻の中に。ここにきて一体どんな過去があったというのでしょうか。
カンバと仲良くなったというエピソードと関係している?
うむむ、残り2話にして謎がかなり残っています。
これらは全部回収されるんでしょうか。かなり不安が増大してきました。