輪るピングドラム 第18話 「だから私のためにいてほしい」
【多蕗】
どうやら憎しみで狂っちゃってた様子。
親への復讐を子で果たそうとするのは正当性も同情の余地もないで。
あの指の傷は自分で傷つけたものだったのか。
しかし、それでも子供ブロイラーにいたということは、母親は結局多蕗を「才能を開花させられなかった、残念だったけど、大切な子供」ではなく、「いらない子」と思うようになったみたいですね。
そんな環境にあって、その身を犠牲にしてでも「必用だ」と言って引き戻してくれたモモカに心酔するのは、これは無理からぬことでしょうね。
生い立ちには同情します。今回の事件には同情できませんけど。
あの建設中のビルの屋上を「運命が至る場所」と呼んだのはよく分かりません。
「復讐」を行動に移したことを、「運命がとうとう自分を復讐鬼にするところまで至った」と考えたということなのかな。
【子供ブロイラー】
前々から気になっていた子供ブロイラーにようやく触れられました。
が、しかしこれはどういう場所なんでしょう。空の穴分室のように幻想的な空間で、どう捉えればいいのか分かりません。
空の穴分室も未だによく分からないままだしなあ。
あれはこの異世界のようなものと考えていいんでしょうか。
今後説明があるような気もするし、曖昧なまま(好意的に言えば想像の余地を残して)終わりそうな気もする。
ヒマリもかつてここにいたようなシーンがあったので、彼女も「いらない子」だったということなんでしょうか。
それを高倉夫妻が救ったとかなら、カンバやショウマと血が繋がっていないという可能性もありますが。
【黒服】
多蕗先生は黒服とカンバの取引を盗撮していた模様。
裏社会の組織っぽいのに盗撮されたり女子高生1人に数人が伸されたりとホントダメダメだな黒服達。
いや、まああんな目立つ服装してるような人たちなんで、当たり前といえば当たり前なんですが。
先生は黒服が「奴らの残党」で、高倉剣山が指揮をとっていると思っているようですが、カンバはそれを否定していましたね。
「奴ら」とはおそらく高倉夫妻が属するテロ組織のことで、「カンバが取引する相手=テロ組織、きっと高倉父が指揮をとっているに違いない」と思いこんでしまった、ということなのでしょうか。
夏芽さんは黒服の正体を知っている様子ですが、時籠・多蕗組は知らなかったみたいですね。
かく言う自分もサネトシがどうも裏にいるっぽいと分かるまではテロ組織だと思っていたんですけどね。
【その他】
落ちそうになっているヒマリの箱をカンバが支えてたシーのがよく分からなかったんですが、反対側に体重かけてヒマリが落ちないようにしてたってこと?
1号は結局何もしてないってネタだったんだろうか。リンゴが溺れた時の2号みたいに。
あの辺の流れがいまいち理解できませんでした。