UN-GO 第2話 「無情のうた」
【戦争】
日本が戦争に負けた……?
テロリスト相手にどうやって戦争に負けるんだと一瞬思いましたが、おそらく大規模出兵を撤回したことを表しているのでしょうね。
日本がテロ攻撃を受けた理由は、本格的な出兵を決めたことだそうですから、テロに屈し、その出兵を取りやめたことが「敗戦」だということなのだと思います。
なので、GHQだとかに占領されているというわけではないでしょう。
今更ですがこの世界の国際情勢はどうなってるんだろ。
米軍が日本に駐留していない?
しかし、もし米軍が駐留していなかったにしても、あれだけ日本国内で大規模テロを連発できるってどれだけ巨大なテロ組織なんだ。
というかそもそも、そいつらはどこの勢力で、日本はどこに出兵しようとしてたんだ。
「戦争」の詳細は語られるんでしょうか。
【海勝会長と虎山検事】
おい、海勝梨江。
あんた前回、自分の父親とそこの検事が共謀して事件を捏造してたって知ったじゃん。
何で態度が変わってないの?
よく分からんな、この女も。
さて、今回の事件。
原因となった夜長姫結成には、海勝会長たちも関わっていたようです。
大規模出兵実行とテロへの抗戦を世論に訴えるプロパガンダとして、アンザイリエが12・23テロで死亡する映像と設定を作り、長田久子に夜長姫を作らせたのか。
しかし、戦争に負けたことで新情報拡散防止法が作られ、夜長姫も規制されたと。
そして今回の事件が起き、犯人が長田安だと気づいた(?)海勝会長たちは、彼女が検挙されることで夜長姫の真実が露見することを恐れ、荒巻に罪を着せ事件を捏造した(荒巻も口封じとして殺害した?)、と。
クズ、驚きのクズさ!
1話で思っていた以上の悪人でした。
海勝と虎山は、ライバルポジではなく、完全に敵役なんでしょうね。
結城は「あんた達が夜長姫を」と言っていましたが、この「あんた達」とはどこまでを指しているんでしょうか。
海勝会長も関わっている派閥ということなのかな。
推測すると、戦前(戦時中)、海勝会長や虎山検事の属する派閥が「大規模出兵」を推進したのでしょう。
ところが、テロに屈し、大規模出兵を取り下げることになると、彼らの力は低下し、別の派閥(大規模出兵に反対していた勢力)が力を持つようになったのだと思います。
そして現在、海勝会長や虎山検事は巻き返しを図り、省庁の顧問になるなどして、権力を拡大していっている途上である、ということなのでしょう。
いや。戦争に負けたからといって海勝グループ(海勝がリーダー格かは分かりませんが暫定的な名称として)の力が低下したとはかぎりませんね。
敗戦後も特に責任を追及されることなく逃げ延びて、今に至るのかもしれません。
「新情報拡散防止法」によって夜長姫が規制されているのは、「反『出兵』派」が、「『出兵』派」を追い詰める為にとった措置だと思っていましたが、もしかすると、海勝たちが夜長姫に関わる自分たちの行為を隠蔽するために行ったことかもしれません。
この辺の事情も、詳細が不明なので何ともいえないですが。
それはともかく、今週になってもやっぱり1話の事件を捏造した理由は分からないままだったな。
【ブルー・ライト・ヨコハマ】
日本の歌が禁止されていた長田安の祖母の母国って朝鮮がモデル?
しかし、何でこの歌なんだ。
この曲は1968年にリリースされたそうなので、当時外国でこの歌を聴いていた人の孫が大人になるくらい、現代から年月の経った世界がUN-GOのようです。
具体的に何年後くらいかよく分かりませんけど。
韓国が日本文化規制を解いたのっていつくらいだろ、と思って調べたら1990年代後半だと……?
そんなつい最近まで日本文化規制やってたのかよ。すごい国だな。
やはり、長田安の祖母は韓国人のようですね。
【警察】
この世界の警察の権限は相当強いみたいです。新情報拡散防止法とか表現規制ですからね。事件も捏造するし。
GHQのような組織に占領されているわけではないようですが、戦後のGHQによる規制などをモデルにした政府なのでしょうか。
警察庁警備局課長・速水が、自ら現場で捜査を行っていたり、虎山の運転手を務めたりしていましたが、これは今回の事件が特別だからなのか、それともいつもこんなことをやっているのか。
さて、やはりこのアニメ、ミステリーはメインではなく、「戦争」と敗戦後の警察に関する話が本筋のようです。
海勝や虎山検事たちがかなり悪役っぽくなってきたので、彼らとの対決も見所なのでしょう。
OPやキャラデザからはこんな悪党だとは思ってなかったなあ。
不満点を言えば、1話の事件についての説明がないことと、海勝梨江がどういうキャラなのか解らんことですかね。