輪るピングドラム 第15話 「世界を救う者」
【時籠ゆり】
うーん、これはどう捉えればいいんだろう。
最初は、鑿が男性器の隠喩で、つまり彼女は父親から性的虐待を受けていたのかと思ったのですが、しかし、だとしたら日々体に怪我が増えていくことの説明がつかないんですよね。
いえ、暴力も振るわれていたと考えることもできるんですが、14話で男役が言っていた「体の秘密」という言葉からして、今でも体に残っている異常と関係があるのではないかと。
となると、鑿は隠喩でもなんでもなく、本当に時籠ゆりは鑿で体を改造されていた、と考えるべき……?
でもなあ。鑿で出来ることといったら削るくらいでしょうし。
さすがに、これは無いとは思うのですが、だとすると現時点では彼女が父親に何をされていたのか分かりませんね。
あの人型の趣味が悪いタワーは、時籠さんの父親が設計したものなのかな。
【荻野目桃果】
思ってたよりもリンゴそっくりですね。
性格的には帽子様と全く違ったので、13話感想で書いた「帽子様=モモカ説」に自信がなくなってきました。
モモカは日記に書かれている呪文を使って神様に祈ると、「運命の乗り換え」が出来るそうです。
これは平行世界に移動するということなのか、歴史を上書きするということなのか。
「乗り換え」という言い回しからすると前者っぽくはありますが。
しかし、乗り換えを行うと代償として大切なものが奪われる。
ん、いや、日記に近づくとだったかな?
日記に触れると大切なものを奪われて、呪文を唱え「乗り換え」を行うと罰を受けるんだったと思います。
そうしてモモカはタワーを別のものに変え、時籠の父を消し去った代わりに、突然発火する羽目になりました。
前に乗り換えを行った罰として示したのは、指先の小さな怪我のようでしたから、今回の乗り換えは前よりも大がかりなものだったということなのかな。
それとは別に、モモカは既に「大切なもの」を奪われていることになるよなあ。
彼女の大切なものとは何だったのでしょうか。
【マフラー】
サネトシがダブルHに贈ってあげたそうです。
しかし、彼女たちはヒマリが編んだと知って着用しているんだろうか。
サネトシの力なら、その辺どうとでもなりそうだからなあ。
彼は本当に善意でやっているんでしょうかね。
ヒマリには優しいのか、あるいはこれは遠回しな嫌がらせの一環で、上げて落とす為の一段階にすぎないのか。
【新OP】
新しいのキター。
とはいえ一回しか見てないのでほとんど覚えていません。
タブキ先生がモモカの足に口づけしてるとこくらいかな。
やはり、彼もまたモモカに心を囚われたままのようです。
あ、久々にショウマの友人が登場しましたね。
この人はショウマが心を許せる数少ない人間なんじゃなかろうか。顔が描かれないけど。