ギルティクラウン 第1話 「発生:genesis」
1話だけじゃ何とも言えないですが、世界観があんまり好みじゃないな。
他国に統治された日本が舞台というと、ギアスがまず思い浮かびます。
【桜満集】
正直言ってちょっと共感し難い主人公でした。
順応が早すぎるというか、いきなりテロリスト(と呼ばれている組織)にあれだけ積極的に協力するのはどうなんだと。
現体制に反発を覚えているとかなら分かりますが、そういうわけでもなさそうだったしなあ。
今の状況に対する見解も、「このままで良いのか、他国に統治されたままでいいのか」と思ってはいても、現体制のGHQへの反感みたいなものは見えなかったので、いきなり(その主張すら知らない)テロリスト側についたのはよく解りませんでした。
祈を「見捨てた」ことにえらい罪悪感を抱いていましたが、状況から見ればテロリストが連行されたのを見届けただけだしなあ。
もちろん、「無抵抗の少女相手にやり過ぎだろ」とは思うでしょうが、あそこまで自分を責めるのはちょっと不自然でした。
まあ、フラッシュバックした記憶の断片や、ガイという人物がシュウの名前を知っていることからして、彼らの知り合いで、どうも異常な生い立ちであるように見受けられるので、その辺が彼の行動の原因なのかもしれませんが。
今のところは、あんまり良い主人公だとは思えません。
【世界観】
10年前、アポカリウスによるパンデミックで大混乱に陥った日本は、その後GHQによる統治下にあるそうです。
シュウは「たくさんの国のお世話になった」と言っていましたが、GHQという名称や、看板に日本語と英語しか書かれていないことからして、どうやらアメリカに統治されているようですね。
当面の敵はGHQというよりは、アンチボディーズという機関のようです。
ガイの組織のメンバーは、「GHQの白服」と言っていましたが、GHQ司令官にすら機密を明かさないなど、GHQとは独立した指揮系統を持つ様子。
「浄化処分」と言って、感染者(と断定した者)をその場で殺害できる権限を持っているみたいです。
その権限を乱用し、テロリストの弾圧も行っている、ということで良いのかな。
シュウ達が現実とそう変わらない生活水準だったのに対し、ガイの組織が潜んでいたスラムのような場所は酷い有様でしたね。
おそらく、あの場所は、感染者がいる「隔離区画」として復興されず見捨てられた地区なのでしょう。
だからアンチボディーズが住人ごと殺戮を行えるのだと思います。住人は「感染者」なので、処分出来るということなのでしょう。
祈りが捕まった際、データ照合され「葬儀社」のメンバーだとか言われていたような(うろ覚え)。
これがガイの組織名だと考えていいのだろうか。葬儀社とはまた随分とネガティブなネーミングですが。
当局の兵器と互角に渡り合う兵器を有しているので、それなりに規模の大きな組織である様子。
「エゴイスト」とかいうバンドを組んでネット配信していたようですが、足がつかないのかな。
【ボイドゲノム】
祈がアンチボディーズから(?)盗み出したもの。
ガイはこれを「鍵」と呼んでいましたね。祈を開ける鍵かな。
最初、敵のロボが撃った弾でカプセルが割れたのかと思いましたが、シュウが祈に駆け寄る時に勝手に割れたみたいですね。あれはなぜ割れたんでしょうか。
それにより、異空間に飛ばされたのか、一時的にシュウと祈は消失し、敵ロボットの弾に当たらずにすみました。
あのボイドゲノムのカプセルが割れて、中のものが放出されたことで、祈が剣のようなものに変化したようです。
敵のロボットを一刀両断できるほどの威力を持っていました。
しかし、まさか剣になるとは。てっきり主人公もロボットに乗るものだとばかり。
あの剣で敵ロボと戦う話になっていくのかな。