輪るピングドラム 14話 「嘘つき姫」
【時籠ゆり】
レズビアンの方でしたか。
いや、時籠さんの場合はバイセクシャルか?
いやいや、この様子だとタブキ先生と肉体関係がなくても不思議じゃなさそうだからなあ。
真性の同性愛者かも。
近親愛に同性愛とは、業の深いアニメだ。
まさかタブキ先生と共にモモカの同級生だったとは思わなかったなあ。
当然モモカのことが好きだったというのも。
時籠さんはリンゴにモモカを投影していたんですね。
それを知ってこれまでの話を見返すと印象が変わってくるかもしれない。
「あなただけが私を美しいと言ってくれた」
「心には決して誰も触れさせない。過去を捨てた」
時籠さんの本当の姿とは一体なんでしょうね。
男役が脅迫まがいに言っていた「体の秘密」というのがそれなんでしょうが。
「過去を捨てた」という台詞からして整形とかかなあ。
いわゆる「ふたなり」というのもちょっと頭によぎりましたが、さすがにね。
しかし、男役の人は「体の秘密」を知っていてなお、愛してると言ってくれてるわけで、モモカ以外にも美しいと言っている人がいるということですよね。
時籠さんとしては、それは、過去の自分を知らないからこそ言えることだという考えなんでしょうか。
あるいは、男役の言っていた「体の秘密」は、本当の時籠さんの姿とはまた別の話なのか。
タブキ先生のことを男として愛しているわけではなさそうで、一体どういうつもりで結婚したんでしょう。
「運命の輪で繋がれている」とは、どういうことか。
モモカを生き返らせようとしてる? しかし、その目的を共有してたとしても結婚する必要はないしなあ。
「求められるものと求められないもの。その2つを分けるラインが見える」
またえらい抽象的な台詞を。
そのラインが見えるからこそ成功したらしいですが、何を指しているのか解らないですね。
そして、運命日記を奪った第三勢力は時籠さんでした、と。
勢力でもなんでもなかったですね。黒服の組織だとばかり思ってたのに。
リンゴを薬で朦朧とさせて、いかがわしいことをしようとしていますが、 「全てはモモカの日記に記されていた通り」だと?
「あなたにはモモカになってほしい」という台詞からすると、モモカと時籠が肉体関係を持つことが日記に書いてあったということ?
いかになんでもそんなことは無いと思うんですが。何か時籠さんが曲解しているんじゃないかな。
しかし、リンゴがモモカであることを止めることができた途端に、他者からそれを強要されるとは。
今から考えると、「カレーの日」に時籠さんがカレーを作っていたのは、タブキ先生の為だけではなかったんですね。
【リンゴとショウマ】
「待ったんだゾ」
ブリっ子で彼のハートをゲット!www
キャラが違うと思ったら、変な雑誌に影響されてたのか。
ショウマとリンゴの会話はなんとも言えないなあ。
加害者家族と被害者遺族。
やはり、高倉兄弟はこの3年で相当酷い目にあってきたようで、ショウマは完全に人間不信になってしまっています。
きっと、リンゴも自分から離れていってしまう。それなら最初から仲良くしない方がいい、という思いなんでしょうね。
こういう言い方は誤解を招きそうですが、リンゴはモモカと会ったこともないわけですからね。
彼女はともかく、リンゴの両親なんかは心穏やかではいられないでしょう(お母さんは「高倉」という名字に反応していたくらいですし)。
その時にどういう態度で接するかは人柄によると思いますけどね。
前回感想でも書きましたが、カンバとショウマの高校ではこの件が広まっていない様子なのは救いですね。
序盤に出てきた顔の描かれないショウマの友人は再登場するんだろうか。
さて、操の危機が訪れているリンゴですが、果たしてどうなってしまうのか。
予告のショウマの台詞がまた不穏です。「僕の知らない世界、蛹が蝶に」
【カンバ】
モグリの医者サネトシにボッタクられるカンバ兄さん。
金が欲しいとも思えないから、嫌がらせですよね、あれ。
というか、サネトシがいた部屋って主治医の先生の部屋じゃん。乗っ取った?
12話冒頭のシーンは、不思議な能力で主治医の先生から「立場」を奪っている描写だったのかな。主治医の先生が途中で消えたのもその為?
机に高倉剣山が写った写真を置いたのは、自分用にか。
ヒマリが退院できるのは「世界の秘密が明かされたとき」。
つまり、サネトシが何かを実行するまではヒマリを退院させるつもりはないということか。
いつものように黒服から金を受け取るカンバ。
黒服多いよwww どう考えてもこんなに必要ないだろ。
一体カンバは何の仕事をしてるんでしょう。
そこに颯爽と登場する夏芽さん。
黒服弱いなあ。夏芽さんが強いのか。
彼女はカンバを心配しているようですね。
カンバは氷山の端っこに立たされている。
資金提供を申し出る夏芽さんに対し、「夏芽家の金なんて使えるか」と一蹴するカンバ。
何でだ? 夏芽家と何かあったのか。
今週は夏芽さんが気の毒に見えたよ。ヒマリを「あの女」呼ばわりしていましたが。
カンバのヒマリへの家族としてでない感情を見抜いているようです。
ついでに、押しつけた写真を捨てられるエスメラルダさんカワイソス。
【ヒマリ】
マフラーはダブルHの為に編んでいたのか。
切ない、これは切ない。
しかし、雑誌の表紙を飾るダブルHを見て、マフラーをゴミ箱に。
ああああ……。
「私の編んだマフラーなんて誰も喜ばないし」
うーん、嬉しげにマフラーを完成させた時のヒマリを見ていた時は、正直自分もそう思いました。
ヒマリが学校を追い出される時の、ダブルHの冷たい表情を見ちゃうとなあ。
ううう、何とも言えない。
そのマフラーを貰っていくサネトシ。
これは善意からなのか嫌がらせなのか分かんないです。
最初はこれで「やっぱり返して!」とヒマリに言わせる目的かと思いましたが、でも、サネトシだからなあ。
さて、今週はこの辺で。
果たしてリンゴは雌狼に食べられてしまうのか。