輪るピングドラム 第13話 「僕と君の罪と罰」
【渡瀬 眞悧】
医者として着任したのか。
これは、そういう事実を不思議な力で捏造した(人の記憶やデータをイジって)のか、それとも、やはり主治医の先生が仲間で、サネトシに協力したのか。
まあ前者でしょうね。
あの新薬の成分ってなんでしょう。
代償としてカンバに何を求めたのかも気になります。
金はいくらでも払うというカンバに対して、 「これを担保にして?」と彼の胸を指していましたが、カンバは「黒ずくめ」に対しても命を削って、その対価として金を貰っているのかなあ。
人の記憶を消す変な球を持っているような組織ですから、人の寿命を奪う方法も持っているのかも。
黒ウサギのショタ2人はなんかイラっとしますね。
【帽子様】
これ、もしかして帽子様の正体はモモカか?
16年前にやってきた少女というのはそれっぽいですよね。モモカの遺体は行方不明で見つからなかったらしいですし。
事件がきっかけでサネトシの言う「あの世界」に行ったとかかなあ。
中央図書館 空の穴分室で走り回っていた少女も、遺影のモモカに似ていたような。
だとすれば、あのモモカは精神の抜け出た肉体をサネトシが人形にしたか、幻影を作ったとかかな。
ただ、それにしては、帽子様のリンゴに対する言動がキツ過ぎるかな。
サネトシ曰く、彼は世界の進むべき方向が分かっていて、「彼女」はそれを拒絶したそうですが、果たして何を企んでいるのやら。
やはり帽子様が止めたがっている「奴」はサネトシでしょうね。
当面のサネトシはピングドラムが本当に存在するのか確認する為に、帽子様と共同でそれを探すようですが。
【高倉夫妻】
今話でも逮捕されたのか、逃亡したのかは分からなかったな。
いや、ニュース映像で言及されていたのを自分が聞き漏らしただけかもしれませんが。
しかし、事件が起こったのが16年前で、容疑者として公表されたのが3年前ですから、13年間も警察は犯人を挙げられなかったのか。
相当大きな事件ですから、無能やらなんやらとさぞバッシングされたことでしょうね。
3年前から住居を変えていないにもかかわらず、両親の件がカンバとショウマの学校で広まっていない様子なのはせめてもの救いか。
タブキ先生他、学校側の心遣いの賜でしょうね。
「トリプルH大ヒットだよぉ」というヒマリの寝言があまりにも切なすぎる。
【夏芽さん】
前回、サネトシが生き返らせたシーンが描かれていた人間はやはりマリオか。
マリオの場合は未だに寝たきりだったように見えましたが
ヒマリを生き返らせたのはサネトシなのでしょうか、それとも帽子様なのでしょうか。
帽子様がヒマリを生き返らせたのをサネトシが真似て、マリオを生き返らせた?
夏目さんの今回の電話の相手はサネトシでしたが、おそらく普段電話で「プロジェクトM」について話していた相手は別にいるでしょうね。
病院で日記を盗って行った人間はサネトシではないでしょうし。
東京スカイメトロの10周年記念番組に嫌がらせの電話をかけていたということは、彼女も16年前の事件に関係しているのかな。
やはり、「あそこ」とテロを起こした組織は同一なんでしょうか。
日記の半分を奪い去った人物のことがサネトシから告げられたようで、これで謎の第三勢力の姿が多少なりとも浮かび上がってきそうです。
【地下鉄】
リンゴが地下鉄に乗っているシーンで「まさか10周年に合わせてテロが起きてリンゴが犠牲になるとかじゃないだろうな……」とかいらん想像してしまったせいで、ずっとハラハラしていました。
最初の数話では、リンゴが死ぬんじゃないかと予測していたことを思いだし、ここで鬱展開をぶっ込んでくるんじゃないかと。
直前の先生とのいい話や、運命に対するリンゴのポジティブな台詞がどんどん死亡フラグに見えてきました。
杞憂で良かった、いやホントに。
夏芽さんも紛らわしいこと言うなよなー。あんな電話するからてっきり犯行予告かと思ったじゃないか。
タブキ先生はモモカについてどう考えているのかよく分からないなあ。
回想シーンとかではダークサイドに落ちそうなフラグを感じるのですが、現在のシーンでは吹っ切れているようにしか見えないもんなあ。
リンゴとの会話も非常に良い大人としか思えないですし。
帽子様がモモカだとしたら、彼女が生き返る可能性を誰かに吹き込まれて……、とかでしょうか。
まあまたぞろ僕の考え違いだった、という結果に終わる気もしますが。