BLOOD-C 第6話 「かぜをいたみ」
双子死んでもうた。これは予想外だったなあ。
死ぬにしてももう少し先のことかと。
たしか中の人は2人ともDTB(3期はまだか)の銀の人でしたっけ。
しかし、これで女の子が小夜と優花の2人になっちゃっいましたね。
あ、先生がいたか。
【求衛ねね】
上で書いたように、ここは逃げ延びて、後に死ぬか古きものと化すんだろうと完全に思いこんでいたので、食われた時は驚きました。
しかし、画面が暗すぎて何が何だかいまいち分からなかったのですが。
規制でしょうか。
神社を襲撃した青い古きものは、前回では何型か分かりませんでしたが、百足型でした。
ちょっと気になったのは、小夜が百足を倒すために御神刀を手に取った時に「お借りいたします」と呟いたこと。
あれはいつも小夜が使ってる刀とは別のやつなのでしょうか。亡くなった母親の刀とか?
それとも、単に父様に無断で(あるいは父様を経ずに)使うことに対して、断りを入れていたのか。
自分の感想を書き終えていないので、まだ他の方々の感想を読んではいないのですが、「わざわざこんなことを呟いてさえいなければ、ねねを助けられたんじゃね?」と非難されてる予感。
【求衛のの】
一方のノノちゃんは、ネネを失ったことで(?)ダークサイドへ。
これは、古きものに変化してしまったということでしょうか。
あるいは、古きものに取り憑かれたか、操られたかしたようにも見えましたが。
この時点ではまだどちらか分かりませんね。
自分の影が小夜を襲っていることに無反応だったので、最初は能力について自覚があるのかとも思ったのですが、どうやら正気を失っていて何が起こっているのか認識できなくなっていたようですね。
しかし、予告で町の人々が襲われているのがノノの仕業だったとは。
彼女は思いっきり小夜のことを疑っていました。
たしかに、ネネは小夜の所に出かけていって(そもそもノノが、謝りに行けと言ったんでしたね)、そのまま帰らず、次の日小夜は学校を休んだとなれば、怪しくはありますが、あんなに詰め寄って小夜が事情を知ってると決めつけてかかるほどには根拠として弱いと思うんですけどね。
小夜は前日学校で倒れているわけですから、次の日に休んだことは不思議ではないですし、神社への行き帰りの道で変質者に襲われたということだってありうることですから。
ノノがいきなり取り乱して小夜に詰め寄ったのは、それだけネネの失踪に動揺し、藁にも縋る思いだったからでしょうか。
正気を失っていたというのも理由として考えられますが。
髪型を変え、ネネの振りをして接近したのは、 「もしこれで自分がノノだと小夜が気づいたら、それは小夜が『ネネが町中を歩いているはずがない』ことを知っている、つまり、ネネの居場所や生死について何かしら関与していながら隠していることになる」と考えて、小夜を試したということでしょうからね。
やはりかなりの部分でノノは小夜のことを疑っていたと考えるべきかな。
なぜそれほど、ほとんど確信を持ってと言っていいくらいに小夜がネネ失踪に関与していると彼女は考えたのか。
ただの女の勘? それとも、彼女に対してそれを吹き込んだ人物がいる?
後者だとしたら、彼女が異能の力を手に入れたこととも関係しているのかもしれません。
あと、規制が酷すぎる。あれくらい放送していいだろうに。
ノノが死んだ部分もいまいち分かりにくかったです。影の中で蜘蛛の巣に捕まっていたのがノノですよね(画面が暗かったのは規制か影の中という演出か)。
で、ノノ、すなわち影の怪物の本体を斬ったことで、影は死んだと。
しかし、小夜はノノの胴体を斬っただけのはずなのに、その後彼女はノノの足首だけを発見しているんですよね。
なぜ胴体が斬られただけだったのがバラバラになっているのか。
影の怪物が爆発した時に、ノノの肉体も吹っ飛んだという解釈で良いのかなあ。
この足首にも規制が入ったせいでより分かりづらくなってました。
【怪しい人々】
今週はキャラ達の怪しい振る舞いが多かった。
・唯芳
ネネが死んだショックによる放心から覚めた小夜を、彼は手を翳すだけで眠らせたように見えました。
そういった術が使えるんでしょうか。
あるいは、あのシーンは特別な術をかけたわけではなく、「眠れ」と命令するだけで小夜は眠ったということなのかもしれません。つまり小夜は父様の命令に肉体が従うようになっている可能性もあります。
予告の父様と小夜の会話も、小夜に暗示や洗脳を施して古きものと戦わせているようにしか見えないからなあ。
まあ、前にも書きましたが、父様自身は小夜を大切に思っていることは伺えますけどね。
そして、壊れた神社がわずか一日で直っていたのも注目すべき点でしょう。
もし唯芳と文人が組んでいたとしても、2人であそこまで修繕したとは考えにくい。
となると、不思議な術でも使って直したか、あるいはもっと多くの協力者がいるか。
何かしらの組織に属しているかことは考えられます。
そうすると、鳥型の古きものに殺された3人の作業員達は、唯芳の仲間だとも考えられそうです。
個人的には今のところ、先生に雇われた連中だと思っていますけど。
そうだとすれば、以前からの「倒された古きものや犠牲者の遺体は誰が処理しているのか」という疑問も解決するんですけどね。
唯芳の協力者達がこれまでも戦闘後に片付けていたことになるので。
ネネちゃんの遺体もどうなったことやら。
今回の町中の惨劇は後始末が大変だろうなあ。
あとは、「光の先を見たか、小夜」というような呟きも気になりました。
小夜が時々見る光とは何か、そしてその先にあるのが何かを唯芳は知っているようです。
・文人
小夜がコーヒーを飲んだときに、目を細めたのが怪しすぎましたね。
コーヒーを飲んだ途端に小夜は今の今まで思考していたはずのことを考えることが出来なくなっていましたし、小夜から思考する能力を奪う薬物でも混入させたと疑わざるを得ないです。
視聴者からすれば疑問に思って当然のことを小夜が疑いもしないのは、繰り返される唯芳の暗示と、文人による薬物混入飲食物のせいかもしれません。
この文章だけだと18禁の話みたいだ。
小夜の夢の中で聞こえた文人の言葉も怪しすぎる。
「なら、試してみよう。2人で」
試すとは何を試すのか。そしてこの言葉は誰に向けられたものか。
小夜? それとも唯芳?(その場合、この夢の記憶は唯芳と文人の2人の会話を小夜が聞いていたということか)。
相手が唯芳だとすれば、おそらく「試す」とは小夜についてのことでしょうね。
もし、小夜が唯芳の娘ではないとすれば、「小夜を調教して、古きものを倒す兵器になるか2人で試してみよう」といったところかな。
仮定の上に仮定を重ねた話ですが。
上で唯芳は小夜を大切にしているように見えると書きましたが、文人にしても小夜に対して「何よりも大切」と言ってはいるんですよね。
ですが、割と素の感情が表に出やすい唯芳と違い、文人は内面が見えないのでちょっと信じられないです。
こうはっきりと「何よりも大切」と言葉にされると逆に嘘くさく感じますよね。
女を騙す悪い男にしか見えないというか。
・先生
頭が痛いという小夜に対して、「頭だけ?」と囁く先生。
これは知ってますね、何があったのかを。
古きものに刺された傷は痛くないの? と言いたいのか、それとも、ネネを守れなかったのに心は痛まないの? と皮肉を言っているのか。
そういえば、刺された傷が1日で治ってるな。
小夜はただ頑丈なだけでなく、回復力も常人離れしているようです。
・時真と委員長
アイコンタクトが怪しい。
一瞬睨み合ったようですが、対立してる?
「俺の小夜に気安く触ってるんじゃねえ」「あ? ふざけんな、小夜は俺のもんだよ」
ってことかもしれないけど。
だとしたら酷いミスリード。
比較的怪しくないのは網埜優花くらいかなあ。
前回、 「そのためにいる」という台詞が怪しいと書きましたが、我ながらさすがに疑心暗鬼になりすぎている気もしますしね。
【犬】
喋りました。こいつも古きもの?
しかし、このブサイクな顔からイケメンボイスが出るとやたらシュールだ。
「守ると約束したのに」と呟く小夜に対して、 「誰と?」とツッコミを入れる犬。
ふむ、たしかに。誰と約束したことでしょうね。
まさか古きものの言う「約定」のことではないでしょうが。
「本当は人間を襲いたくないんだ。でも自分で自分を止められない。私たちが人間を食うのを止めてくれ」みたいな。
目玉女の台詞からしてこれは無いか。
あるいは、ただ、「約束した」と思いこまされているだけなのかもしれません。
父様や文人の怪しさからするにこっちの方がありえそうです。
ラストの「気づけ、小夜」というのも意味深長ですしね。
この犬は小夜とどういう関係なんでしょうか。