魔法少女まどか☆マギカ 第7話 「本当の気持ちと向き合えますか?」
さやか、キュゥべえにブチ切れ。
キュゥべえェ。省略したことに怒ってるんだろうがよ。「訊かれなかったから」とか、もうね。
マミさんは最期まで気づいてなかったんですね。
まあソウルジェムを遠ざけて行動しないと発覚しないことではありますからね。
そして槍でお腹を貫かれた痛みを試すキュゥべえ。
・・・その腹立つキャラっぷりにいよいよ磨きが。
ここまでの嫌なキャラにしたなら、それ相応の惨めな最期が欲しいなあ。
でも同じ作者の「Phantom」では、同じように腹立つ悪役キャラの眼鏡が満足しながら死んだので望み薄かも。
まあアニメしか見ていないので原作では違ったのかもしれませんが。
今回の件でほむらさんに詰め寄るまどか。
「信じてくれた人は今まで一人もいなかった」
え? まどか以外にもこれまで説得を試みてきたってことでしょうか。
じゃあループして、まどかが契約する前に戻った、というのは違うのかなあ。
「前の世界」では、そういった説得をずっと試みてきて、最後にまどかに出会い、その後「今の世界」ではまどかが契約する直前に戻ってきた、という可能性はあるかな。
キュゥべえには人の価値観が通用しない。そうでしょうね、ええ。
奇跡の正当な対価。本来は人の命でも購えない奇跡を売って歩くのがキュゥべえ。
まあ、とはいえ目的としては魔女を倒して秩序と多くの人命を守ることではありますけどね。
というか誰だよ、キュゥべえとかこのシステムを生み出したのは。もっと他にやりようがあるだろうに。
さやかが元の生活に。ほむらは「諦めて」と言いますが、魔女と戦わなければ良いだけでは?
あー、でももしかして年も取らないのかな。そうなると元の生活に戻るのは厳しいですが、それでも当面は戻れますよね。
ん。もし魔法少女が肉体的に年を取らないのだとしたら、ほむらやキョウコは見た目より長く生きてるのかも。
何か灼眼のシャナのフレイムヘイズを思い出しますね。あっちの方が代償は大きいですが、魔法少女より追い込まれた状況でなる人がほとんどで、周りとの繋がりが完全に断ち切られる分、割り切りやすいというのはあるかな。
話を戻しますが、別に魔女は魔法少女に引きつけられる訳ではないようですし、魔法を使わずにいれば普通にすごせると思いますけどね。
「彼女のことは諦めて」と言ってますけど、ソウルジェムを必死に追いかけたり、ほむらさんも心底割り切れている訳ではないんでしょうね。
「ほむらちゃんはどうしていつも冷たいの?」
おい。何て言い草だ。ソウルジェムを追いかけてさやかを救ったのは誰か思い出せよ。
と、まどかを責めるのは酷ですね。とはいえイラっとすることは否めない。
さやかは上条にどういう顔で会えばいいか分からないと悩んでいますが、外見が変わった訳ではないんだから普通に会えばいいと思うよ。
キョウコ登場。ちょっと面貸しな。
ソウルジェムが本体だった件について、キョウコさんは「まあいっか」
割り切ったんですね。前回は相当動揺していましたけど。
「後悔するほどのことでもない」
正直、自分もそう思います。
まどかやさやかが言うほど大したことでも無いような・・・。
どうせ既に人成らざる魔法少女になってるのは分かってる訳ですし。
自業自得。自分だけの為に生き、人を恨むこともなく、何もかも自分のせい。
「食い物を粗末にするんじゃねえ」
ふーむ、この様子と利己的な生き方からすると、魔法少女になる前には食うにも困る生活だったとか?
日本でそのキャラはちょっと無理がありますが、この世界は現代とは違うみたいですし。
教会の教義と違う新しい宗教。それ新興宗教じゃね、と思ったらキョウコさんも自覚あったか。
間違ったこと言ってないと言われても・・・。
それはキョウコ一家の教義からすれば、というだけなんじゃ。宗教であるのなら信者しか「間違ってない」とは言い切れないと思いますよ。
というか、当たり前のことでいいなら、別に宗教じゃなくてもいいような。
ま、「正しいことを主張すれば皆理解してくれる」というのは大きな間違いであり、傲慢ですね。
重要なのは、その正しい主張をどうやって相手に理解させるか、なんであって。
この間違いに気づかず、主張自体は正しいのに、その主張を理解してくれない大衆を責める知識人が現実でも結構いるのが困るところです。
そんなこと言って理解しない人を見下したりしたら、余計に反発を招くだけだというのに。
「親父の話をみんなが聞いてくれますように」というのがキョウコの願い。
しかし信者が増えたのが魔法の力だったと発覚し、親父は壊れ無理心中を。
申し訳ないですけど、正直その親父さん、元からちょっとおかしかったとしか思えないです。
でも「親父の話を聞いてくれますように」というのが願いなら、その通りに叶えたとすれば,
キュゥベエがやったのは「みんなが親父の話を聞くきっかけを作る」ことであって、話の内容に聴衆が納得したのなら、それは魔法でなく親父の力なんじゃ?
そもそも何で魔法の力だってバレたんだろ。
まあこの辺は深くは掘り下げられないでしょうけど。
さやか△。世のため人のために魔法を使う。
キョウコもきっと寂しいんでしょうね。
自分と似た境遇の人を仲間に引き込みたかったんでしょう。
上条さん、学校に復帰。
しかし上条も薄情な奴だな。あんなに世話焼いてくれたのに、お礼の一つもなしとは。
「ずっと前から私、上条恭介君のことお慕いしてましたの」
ええええ。そういう展開かよ・・・。これは全く予想もしていませんでした。
仁美と上条が付き合うパターンかな。
こういう形で仁美が絡んでくるとはなあ。
正直、上条のさやかへの態度を見てると、2人とも男を見る目が無いと思っちゃいますが。
いや、世界的な天才バイオリニストなんだから、多少性格が歪んでいても、女として尽くす価値はあるとも言えるか。報われることを求めなければ。
そういう意味では、さやかにはピッタリな相手なのかもしれません。
一瞬、仁美を助けなければと思ってしまった。
「マミさんに顔向けできない」
さやかさんホント良い人だわ。
「抱きしめてなんて言えない。キスしてなんて言えない」
いや、それは言っても良いと思うよ別に。二度目ですが、外見は変わらないんだし。
しかし、それが言えないのがさやかさんがさやかさんたる所以か。
難しい人だ。
キョウコさんも複雑な人ですね。
と、完全に痛みをカットして笑いながら戦うさやかさん。
あらら。投げやりになっちゃったよ。
戦闘に快楽を覚えるようになっちゃいましたか。
まあ鬱屈したものをぶつける対象があるのは悪いことじゃないかもしれませんね。
ってまあ、そんな簡単な話で終わるわけないですけど。
ちょっとこの辺は唐突感があったかなあ。
直前のまどかとの会話を見ても、こうなるほど壊れてた様子ではなかったですし。
こういう展開にするなら、上条と仁美が付き合うようになった後とか、もっと追い込まれてからの方が良かった気も。
「自分の為に魔法を使ったりしない」
4話感想で魔法は戦闘以外の自分の欲望の為に使えるのか、と書きましたが、どうやらそのようですね。
キョウコのリンゴも魔法を使って盗んだんでしょうし。
しかし、さやかもそこまで極端にならなくても良いのになあ。