……と思ったけど、何だかんだで量が増えたので別記事にしました。
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※以下、ネタバレ注意
【鬼滅の刃】
第70話 人攫い
>カナヲ
今週は何といってもカナヲちゃんの可愛さが光っていたな、と。
カナヲは元々感情が無いわけではないんだよね。
炭治郎に「さよなら」と告げたときも、強いて「どうでもいいと思い込もうとしている」ようだった。
それは、アオイに助けを求められたことで思い悩み、「心のままに」行動したことからも明らかであろう。
恐らく彼女が自分の意志がないように振る舞っていたのは、カナエさんの「銅貨で決めればいい」という『指示・遺言』を、歪んだ形で守ろうとしていたからだったのではないか。
恩人であり、親代わりであり、姉でもあった彼女の遺志を尊重するつもりで、皮肉にも余計に心を殺すようになってしまっていたわけだ。
丁度、しのぶが姉の言葉に従い、歪な笑顔を作っているように。
同様に、しのぶさんを解放するのは、冨岡義勇ではないかとは思うのだけれど、果たしてあの口下手に、炭治郎のようなイケメン力が発揮できるかどうか……。
そういえば、任務に復帰してるのに蝶屋敷に帰ってくるということは、炭治郎達は蝶屋敷で暮らすようになったんだな。
>音柱 宇随天元
>「地味にぐだぐだしているから鬼殺隊は弱くなっていく」
違うよ。あんたらが後進をちゃんと育てずに死なせるからだよ
音柱テメェ……。やっちゃならないことをやりやがったな……。バギーみたいな口癖のくせに。
多分こっから印象を逆転させるような行動をとるんだろうけど、絶対に感動してやらねえ。
アカザさんに葬られろ。
というか、本気になればあっさり振りほどいて逃げられるのに、炭治郎が頭突きしてくるまでいつまでもその場に留まっていたのは、女の子達に群がられる状況を楽しんでいたからに違いない。
とんでもないスケベ野郎である。
>遊郭
読者の予想と期待を裏切るまさかの「普通に客として入る」展開に一票。
経費で部下を童貞卒業させるという上司の鑑のようなことをやろうとしているのなら、多少は音柱さんのことも見直してやってもいい。
まあしかし、炭治郎の女装は結構楽しみだったり。
【約束のネバーランド】
第47話 昔話
うーむ、二つの世界の断絶というのはどういうことなんだろう。
単に地球上の領域を二分するだけなら、生態系が全く違うのはおかしいし、そもそも互いの行き来を制限するのは不可能だよなあ。
となると、何らかの超能力的な方法で、異世界という形で分断しているのだろうか。
こうなると、ミネルヴァさんのやってることって人類世界を危険に晒すようなことなのでは……。
約定を守って自分の世界だけで大人しくしてる鬼達を刺激しかねない行為だからなあ。
「邪魔をするならそっちの世界に狩りに行くぞ!」となってもおかしくない。
鬼達に文明の利器を渡す代わりにミネルヴァさんの組織は何を得ているのかな。
こっちの世界にしか存在しない資源とか?
あるいは、ミネルヴァさんが目先の「善行」に酔って、鬼達を怒らせることで人類世界に及ぼす悪影響を考えていないのだとすると、鬼達に文明の利器を渡す対価も受け取っていない可能性があるなあ……。
つまり、「取引」ではなく「寄付」であると。
喰われるために飼育されている「可哀想な子供達」のために、少しでも遊び道具等を与えてあげようという、ミネルヴァさんの純粋な「善意」でやってることなのかもしれない。
そして、そのついでに「善意」から脱走の手引きもこっそり忍ばせている。
だとすれば、思った以上にミネルヴァさん(個人的にはこれは人名ではなく組織の名前じゃないかと思ってますが)はヤベエ人ということになるけど。
【青春兵器ナンバーワン】
第37話 ROMANCE DAWN
「今の子供はアーロン編のパロなんてやっても分かんないよなあ」と考えてハタと気づいた。
子供どころの話じゃない。大学生はおろか社会人にだってアーロン編の頃はまだ物心ついてなかった人がいる時代なんだった。
この世界のジャンプにはワンピースは載っていないのね。
となると、会話の中ではあんまり海賊要素を出してないのにアダ名は海賊王なのが謎である。
覚醒したゾオン系の能力者のことを考えると、精神が悪魔の実によって侵食されていく副作用はあながち間違ってはいない。
そうそう、覚醒と言えば、ビッグマム海賊団には全然覚醒した能力者が出てきてないんだよなあ。
ドフラミンゴによると「能力は稀に覚醒し」とのことだったが、覚醒の条件は能力の練度とは無関係で、覇王色のように本人の素質が全てということなのかな。
まあ、シュトロイゼンは「己以外にも影響を与え」るタイプの能力者ではあるけど、これはククククの実の能力が元々そういう効果だから、覚醒した能力者かどうかは分からないし。
今回のパロディー自体は、うん……。正直な感想を言うとあんまり面白くはなかった。
特に「お前に勝てる」までの台詞がちょっと強引すぎて。
「何ができる?」ではなく「どうする?」と訊かれているのに、「お前に勝てる」という返答はおかしくないだろうか。
【ブラッククローバー】
第117話 二人の空間魔法使い
上位の騎士団の副団長達を差し置いて、キルシュが次期団長に最も近い男なのか。
いや、これは珊瑚の孔雀団の団長があまりにも怠慢で、最も解任に近いから、ということなのかもしれないけど。
接近してきてから「マズイ、アイツは!」って、初めてランギルスが相手チームにいることを知ったみたいな反応はおかしくないですかね。
【斉木楠雄のΨ難】
第252話 自慢の粘土Ψ工を披露しよう
照橋さんの頭像は富江を思い出して怖い。
【ぼくたちは勉強ができない】
第23話 天才たちの花園に【x】は不可欠である
個人的な好みは置いといて、何気に成幸くんとは関城さんが一番相性が良い気がしてきた。
【HUNTER×HUNTER】
第364話 思惑
ふむ、ベンジャミンが何の反応もしていないということは、「防衛権行使の許可」とは暗殺の示唆だったと。
部下しかいない状況だったけど、盗聴等を警戒してああいう言い方をしたのかな。
ま、念能力の存在を知っている以上、万が一にも検知器等では見つけられない他者の声を録音する能力者がいる危険を考えれば、当然の措置とも言えるのか。
ビンセントが考えたように、王妃を攻撃しているようにも見えるクラピカを信じて攻撃を仕掛けたビルは格好良かったのだけれど、この辺の戦闘自体はスピード感が無さ過ぎてイマイチ。
銃を撃たれ、さらにビンセントが「虚空拳」の構えを見せる間にほとんど距離を縮められていないのは、これまでの念能力者同士の戦闘を考えるとあまりにトロ過ぎるように思う。
そもそも、拳銃如きで結構なダメージを食らっているのも悪い意味で意外だった。
前にも書いたように、ビル達は暗黒大陸探検の実行部隊に選ばれた精鋭なんだし、正直拳銃くらいは物ともしないくらいであって欲しかったなあ。
一方、「奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)」がビンセントを絶状態にまで追い込むまでの早さは想像以上であった。
これは、クラピカとビンセントに大きな力量差があるからなのか、それともスチールチェーンがそれだけ強力ということなのか。
後者だとすれば、大きな制約を課した「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」とほとんど性能が変わらないことになってしまうので、「ビンセントがさほど強くなかった」と考えた方が自然かな。
だとすると、「2対1とはいえ体術で秒殺されるとは考えにくい」というバルサミルコの評価は、ビンセントを(あるいは自分達を)過大評価していると言えそうだ。