※以下、ネタバレ注意
正直なところ、個人的な感想としてはいまいちな内容だった。
1話から余計な情報が多すぎではなかろうか。
といっても、キャラのことではない。
少年サッカー団そのものに焦点を当てている以上、最初から仲間達を出していくこと自体は悪くないと思う。
問題なのは、ナレーションとモノローグだ。
桜田創始達が少年サッカー団に入った経緯やら、地域の特色やら、チームへのそれなりの愛着やらの、特に興味も持てない設定をモノローグでペラペラと説明されても何も頭に入ってこない。
冒頭のカラーページにしても、「オレたちの住んでる県が~」「小学校のクラスの男子~」という説明文が邪魔で、あどけない子供達の会話に水を差されたように感じてしまった。
1話から余計な情報が多すぎではなかろうか。
といっても、キャラのことではない。
少年サッカー団そのものに焦点を当てている以上、最初から仲間達を出していくこと自体は悪くないと思う。
問題なのは、ナレーションとモノローグだ。
桜田創始達が少年サッカー団に入った経緯やら、地域の特色やら、チームへのそれなりの愛着やらの、特に興味も持てない設定をモノローグでペラペラと説明されても何も頭に入ってこない。
冒頭のカラーページにしても、「オレたちの住んでる県が~」「小学校のクラスの男子~」という説明文が邪魔で、あどけない子供達の会話に水を差されたように感じてしまった。
この作品は特殊なドラマというよりは、日常の延長線上の世界を描こうとしている印象だが、そういう作品では特に、過度な状況説明はマイナスに働く。
もっとこう、サッカー少年たちがワイワイ楽しくサッカーしてる姿をストレートに見せてほしかったなあ。
全体的に説明臭いのだ。
全体的に説明臭いのだ。
「みんな何となくでやっている」だとか、「あまり強いチームではない」みたいな話は、冒頭からここまで念入りに説明する必要もない情報だし、「チームに愛着が湧いてきてる」とか「この空間も悪くない」などの主人公の心情は、絵や具体的なキャラ同士のやり取りで読者に感じ取らせるべきだろう。
いや、「ガチ勢じゃない」ことを強調する意図は理解できる。
そんな彼らが七瀬相手にムキになり、熱くなっていく後半のストーリーを際立たせようとしたのだろう。
ただ、その狙いを意識するあまり、しつこいくらい説明的になってしまっており、最早「あざとい」という印象すら受けてしまった。
そんな彼らが七瀬相手にムキになり、熱くなっていく後半のストーリーを際立たせようとしたのだろう。
ただ、その狙いを意識するあまり、しつこいくらい説明的になってしまっており、最早「あざとい」という印象すら受けてしまった。
前半は普通に子供達のワイワイしたやり取りを描くだけで良かったんじゃないかなあ。
それだけで彼らが本格的に強くなることを目的としたチームでないことは伝わったはずだ。
なぜ、ここまで「ぬるめの少年サッカー団」の説明や、主人公の自分語りに注力してしまったのか。
この辺りのナレーションの多用は『火ノ丸相撲』も抱えている問題ではあるが、あちらの場合、相撲の短い競技時間では観客の解説や本人達の心の声だけでは不自然になるため、ナレーションに頼る理由は解る。
だが、シューダン!はそうではなく、キャラの言動の中で十分描けることや、1話には不要としか思えない情報を敢えてナレーションに詰め込んでしまっている。
今週の青春兵器の話ではないが、もう少し削る作業をすべきだったと思う。
まあ、もっとも、私はすじピンのときも「展開遅いから打ち切りコース一直線だな」と予想して思いっきり外しているので、今回も生存しそうではあるけれども。