今なら確信を持って言える。ホールケーキアイランド編はルフィとビッグマムが和解して終わると。
週刊少年ジャンプ23号(2017年)【ONE PIECE】感想はこちら
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※以下、ネタバレ注意
>感動の回想
度々書いてきたことだが、私はホールケーキアイランド編が始まった当初から、ビッグマムとは手打ちで締められると主張してきた。
「これから白ひげ残党まで集めて四皇カイドウに挑もうというのに、その前に同格のビッグマムを倒す展開になるはずがない」、「ビッグマムと敵対したまま終わったら、報復として麦わらの一味の身内が狙われることになってしまう」というのがその主な理由だったわけだが、今週描かれた回想の導入を見て、その思いを益々強めることになった。
明らかにこれから幼いシャーロット・リンリンとマザー・カルメルとの感動的な回想が描かれようとしている。
そんな回想を描いたあとに、育ての親(多分)を63年経った今でも想い続ける哀れな老婆をぶっ飛ばして終わるなどという展開が、ワンピースという作品であり得るだろうか?
断言するが、無い。
おそらくは、マザー・カルメルのことを思い出し涙を流すビッグマムを見て、ルフィかもしくはサンジが彼女を庇い、その行動にビッグマムが胸を打たれるような流れになるのではないか。
そして、その代わりルフィ達にぶっ飛ばされる哀れな犠牲者がヴィンスモーク家だろうと予想している。
ジャッジはまだしも、イチジやニジやヨンジが「出来損ない」に救われて改心し、素直に協力するようになるとは到底思えない。
そもそも他人に感謝するという感情自体を持っていないだろうし、むしろプライドを傷つけられた怒りの矛先をサンジ達に向けることすら考えられる。
あるいは、ルフィ達(と、ルフィに止められたベッジ)がビッグマム殺害を躊躇している中で、自ら手を下そうとし、母を庇ったプリンごと攻撃を加えてサンジの逆鱗に触れるなどという展開もいかにもありそうだ。
ビッグマム海賊団は部下を思い遣ったり、トットランドの子供達に飴を与えたり等の「悪ながらも善良な一面」が描かれているのに対して、ヴィンスモーク兄弟には全くそれがない。
殴られたコゼットの描写など、ビッグマム海賊団に比べても行動の悪辣さが強調されていることも考えると、最初からぶっ飛ばされる要員なんだろうと推測できる。
>エルバフ
現在ビッグマムは68歳なので、63年前ということは5歳のときか。
実年齢通りに老けていることや、子供達に巨人の遺伝子が見られないことから考えても、ビッグマムは巨人族(や巨人族との混血児)ではないと考えていたので、まさかエルバフに住んでいるとは思わなかった。
少なくともマザー・カルメルは普通の人間だろうし、エルバフには意外と巨人族以外も居住しているのだろうか。
ビッグマムが世界中の巨人族に嫌われるようになったことには、カルメルの突然の失踪が絡んでいるのだろうけど、エルバフだけではなく他の国の巨人族からも嫌われるようになった経緯は全く予想つかないなあ。
素直に考えると巨人族による差別が原因というのが一番ありそうなのだが、これまでの描写では巨人族が他の種族への差別感情を持っているようにはとても思えない。
そもそも、王子のロキが人間に求婚したうえ、あまつさえ人間の海賊団の傘下に降ろうとしていたくらいだし。
>ロギアと覇気
カタクリがベッジに対してルフィを射殺するよう命じていたことから、ベッジは弾丸に武装色を纏わせることができると考えられる。
ロギアであるカタクリへ「くたばれ」と言いながら乱射しているので、カタクリに向けたこの弾丸も、おそらくは武装色を纏っていたはずだ。
しかし、カタクリのモチモチの実は通常通りロギア化し、銃弾によるダメージは一切受けていない。
これはベッジの覇気以上の武装色をカタクリが纏っていたからであろう。
つまり、ロギア系の能力者が覇気攻撃を受けた場合、それ以上の武装色を纏っていれば、実体を掴まれることなく通常通りロギア化を発動できるということになる。
こういった情報は頂上戦争のときから描かれてはいた。
白ひげやジョズの覇気攻撃を受けた青雉や、マルコとビスコの覇気攻撃を受けた赤犬がそうだ。
彼らは覇気攻撃を受けながら、実体を掴まれずにロギア化している。
ジョズの覇気タックルでは青雉が氷に変化したにも関わらず血を流していることからすると、実体を掴まれずとも相手の武装色を「相殺」しきれなければダメージを負う仕組みなのだろう。
もっとも、これらの描写には「いや、青雉や赤犬は相手の武装色を相殺したわけではなく、咄嗟にロギア化して『避けた』のだ」という説もある。
ただ、避けたのだとすれば、赤犬が「く……!!」と呻くのはおかしいから、私はこちらの説は誤りだろうと考えてきた。
今週のベッジとカタクリの描写によって、「覇気を相殺すればロギア化できる」という説の方が一層説得力を増したと言えるそうだ。
>「役立たず」スムージー
あんた一体これまで何してたんだよ……。ビッグマム海賊団の最高戦力である将星の一角じゃないのか。
「誰かベッジ達を止めよ」じゃないよ。お前が止めろよ。アーサー・グッドマン准将じゃないんだから……。
ただ、スムージーさんがこういう人物だということは、実は前々から示唆されてはいたんだよね。
ブルックの宝物庫への侵入を許した際も、「出入り口は一つなのだから、そこで待ち構えていれば良い」という当たり前のことにすら自力では気づけず、タマゴ男爵に指示されていた。
スムージーさんは、戦闘力は折り紙付きだが、頭はアホの子なのだろう。
おそらく今回も急変する事態について行けず、ボンヤリと立ち尽くしていたに違いない。
とはいえ、スムージーさんは3将星の中で今のところ一人、全く働きが見られず、ただのジュース絞るオバサンになっちゃてるんだよなあ。
そろそろその強さだけでも見せてほしいところなのだが。
>その他
・口裂け族(仮称)の人、動物みたいな反応だな。ひょっとしてゾオン系の能力者なんだろうか。
・ステューシー、モルガンズ、ギバーソンはビッグマムの覇王色に耐えられるくらいの実力者と。
・オーブンさん、ペドロを完全フリーにしちゃってるけどこの人も何をやってるんだろう。
・まさかやられたとは思いたくないが。
・というか、頑張ってるのカタクリさんと、こすこすしてるダイフクさんだけじゃん……。
度々書いてきたことだが、私はホールケーキアイランド編が始まった当初から、ビッグマムとは手打ちで締められると主張してきた。
「これから白ひげ残党まで集めて四皇カイドウに挑もうというのに、その前に同格のビッグマムを倒す展開になるはずがない」、「ビッグマムと敵対したまま終わったら、報復として麦わらの一味の身内が狙われることになってしまう」というのがその主な理由だったわけだが、今週描かれた回想の導入を見て、その思いを益々強めることになった。
明らかにこれから幼いシャーロット・リンリンとマザー・カルメルとの感動的な回想が描かれようとしている。
そんな回想を描いたあとに、育ての親(多分)を63年経った今でも想い続ける哀れな老婆をぶっ飛ばして終わるなどという展開が、ワンピースという作品であり得るだろうか?
断言するが、無い。
おそらくは、マザー・カルメルのことを思い出し涙を流すビッグマムを見て、ルフィかもしくはサンジが彼女を庇い、その行動にビッグマムが胸を打たれるような流れになるのではないか。
そして、その代わりルフィ達にぶっ飛ばされる哀れな犠牲者がヴィンスモーク家だろうと予想している。
ジャッジはまだしも、イチジやニジやヨンジが「出来損ない」に救われて改心し、素直に協力するようになるとは到底思えない。
そもそも他人に感謝するという感情自体を持っていないだろうし、むしろプライドを傷つけられた怒りの矛先をサンジ達に向けることすら考えられる。
あるいは、ルフィ達(と、ルフィに止められたベッジ)がビッグマム殺害を躊躇している中で、自ら手を下そうとし、母を庇ったプリンごと攻撃を加えてサンジの逆鱗に触れるなどという展開もいかにもありそうだ。
ビッグマム海賊団は部下を思い遣ったり、トットランドの子供達に飴を与えたり等の「悪ながらも善良な一面」が描かれているのに対して、ヴィンスモーク兄弟には全くそれがない。
殴られたコゼットの描写など、ビッグマム海賊団に比べても行動の悪辣さが強調されていることも考えると、最初からぶっ飛ばされる要員なんだろうと推測できる。
>エルバフ
現在ビッグマムは68歳なので、63年前ということは5歳のときか。
実年齢通りに老けていることや、子供達に巨人の遺伝子が見られないことから考えても、ビッグマムは巨人族(や巨人族との混血児)ではないと考えていたので、まさかエルバフに住んでいるとは思わなかった。
少なくともマザー・カルメルは普通の人間だろうし、エルバフには意外と巨人族以外も居住しているのだろうか。
ビッグマムが世界中の巨人族に嫌われるようになったことには、カルメルの突然の失踪が絡んでいるのだろうけど、エルバフだけではなく他の国の巨人族からも嫌われるようになった経緯は全く予想つかないなあ。
素直に考えると巨人族による差別が原因というのが一番ありそうなのだが、これまでの描写では巨人族が他の種族への差別感情を持っているようにはとても思えない。
そもそも、王子のロキが人間に求婚したうえ、あまつさえ人間の海賊団の傘下に降ろうとしていたくらいだし。
>ロギアと覇気
カタクリがベッジに対してルフィを射殺するよう命じていたことから、ベッジは弾丸に武装色を纏わせることができると考えられる。
ロギアであるカタクリへ「くたばれ」と言いながら乱射しているので、カタクリに向けたこの弾丸も、おそらくは武装色を纏っていたはずだ。
しかし、カタクリのモチモチの実は通常通りロギア化し、銃弾によるダメージは一切受けていない。
これはベッジの覇気以上の武装色をカタクリが纏っていたからであろう。
つまり、ロギア系の能力者が覇気攻撃を受けた場合、それ以上の武装色を纏っていれば、実体を掴まれることなく通常通りロギア化を発動できるということになる。
こういった情報は頂上戦争のときから描かれてはいた。
白ひげやジョズの覇気攻撃を受けた青雉や、マルコとビスコの覇気攻撃を受けた赤犬がそうだ。
彼らは覇気攻撃を受けながら、実体を掴まれずにロギア化している。
ジョズの覇気タックルでは青雉が氷に変化したにも関わらず血を流していることからすると、実体を掴まれずとも相手の武装色を「相殺」しきれなければダメージを負う仕組みなのだろう。
もっとも、これらの描写には「いや、青雉や赤犬は相手の武装色を相殺したわけではなく、咄嗟にロギア化して『避けた』のだ」という説もある。
ただ、避けたのだとすれば、赤犬が「く……!!」と呻くのはおかしいから、私はこちらの説は誤りだろうと考えてきた。
今週のベッジとカタクリの描写によって、「覇気を相殺すればロギア化できる」という説の方が一層説得力を増したと言えるそうだ。
>「役立たず」スムージー
あんた一体これまで何してたんだよ……。ビッグマム海賊団の最高戦力である将星の一角じゃないのか。
「誰かベッジ達を止めよ」じゃないよ。お前が止めろよ。アーサー・グッドマン准将じゃないんだから……。
ただ、スムージーさんがこういう人物だということは、実は前々から示唆されてはいたんだよね。
ブルックの宝物庫への侵入を許した際も、「出入り口は一つなのだから、そこで待ち構えていれば良い」という当たり前のことにすら自力では気づけず、タマゴ男爵に指示されていた。
スムージーさんは、戦闘力は折り紙付きだが、頭はアホの子なのだろう。
おそらく今回も急変する事態について行けず、ボンヤリと立ち尽くしていたに違いない。
とはいえ、スムージーさんは3将星の中で今のところ一人、全く働きが見られず、ただのジュース絞るオバサンになっちゃてるんだよなあ。
そろそろその強さだけでも見せてほしいところなのだが。
>その他
・口裂け族(仮称)の人、動物みたいな反応だな。ひょっとしてゾオン系の能力者なんだろうか。
・ステューシー、モルガンズ、ギバーソンはビッグマムの覇王色に耐えられるくらいの実力者と。
・オーブンさん、ペドロを完全フリーにしちゃってるけどこの人も何をやってるんだろう。
・まさかやられたとは思いたくないが。
・というか、頑張ってるのカタクリさんと、こすこすしてるダイフクさんだけじゃん……。