ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

【ONE PIECE考察】シャーロット・プリンの悪女な「本性」と演技について

 859話以降の話なので、単行本派の方はネタバレ注意。
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 シャーロット・プリンは自身を「三つ目の醜い化け物」と認識している。
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 つまり、彼女は意識的に醜い人格であろうとしているわけだ。

 となれば、、シャーロット・プリンが見せている悪女の「本性」は、本物のプリンの性格ではなく、「醜い化け物という役」を演じているに過ぎない、ということになるだろう。

 それは、彼女の話し方によく表れている。

 プリンは「本性」を現したときにも、「女言葉・てよだわ言葉」を使っている。
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 一方で、彼女の心の声や、サンジから「美しい瞳だ」と言われたときに思わず漏らしたときの口調は、普段使っているような女言葉ではなく、男言葉だった。
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 このことからも明らかなように、女言葉を使っているときのプリンは「作られた人格」を演じているだけなのである。
 本来の彼女の喋り方は、ペローナのような口調なのだろう。

 実の母であるビッグマムと話しているときですら自分を偽り、「男を騙す悪女」という与えられた役割を演じている
 プリンが被るその仮面を壊すことができるのはきっと、サンジだけに違いない。