正確には「ノアと同じ機能の船」。

※以下、第1156話『アイドル』までのネタバレあり
【海賊島の宝】
ロックスが手に入れたがった2つの悪魔の実。
その内の1つはロキが食べたというエルバフ王家に伝わる悪魔の実のようだが、もう一方はおそらく、ロックス海賊団がゴッドバレーに取り返しに来た「先住民一掃大会の賞品」であろう。

賞品は「ニキュニキュの実」と「ウオウオの実(幻獣種)モデル:青龍」の2種だったわけだが、私は「青龍」の方こそがロックスが求めた悪魔の実だと考えている。
なんとなれば、ビッグマムが迷いなく手を伸ばしたのが「青龍」の方だったからだ。
もし、ニキュニキュの実がロックス海賊団に必要なら、それを食べたバーソロミュー・くまを手駒に加えようとするはずだが、実際にはビッグマムはくまのことを追おうともしていない。

ロックス海賊団の最優先目標はあくまでも「青龍」であり、ニキュニキュの実はそのついでに奪おうとしたに過ぎなかったのだろう。
【巨大船ノア】
ロックスが2つの悪魔の実と共に聖地陥落の要として求める「大槌戦団(ガレイラ)」。
彼らの存在が明かされた時点で、ノアを造船した一族とは巨人族たるガレイラのことではないかという考察があった。

確かに、ノア程の巨船を造るには巨人族の体格はぴったりなので、この考察には説得力がある。
となると、ロックスがガレイラを求める目的は、ノアと同じ機能を持つ巨船をもう一隻作らせることだと考えられる。
ロックスとしては本来はノアそのものを使いたいのだろうが、残念ながらノアは海底1万メートルに沈んでいる。
これを安全に地上まで運び上げるのは古代兵器ポセイドンの力が無い限り不可能だ。
その代替策として、製造者であるガレイラを捜しているのだろう(これにしても白ひげやシュトロイゼンの言うように全く現実的ではないが)。
【焔雲】
では、「ウオウオの実(幻獣種)モデル:青龍」と「ノア(と同じ巨大船)」はどう関わってくるのか。
ここで思い出して頂きたいのが、カイドウやモモの助が巨大な鬼ヶ島を飛行させた「焔雲」の存在だ。
そう、「青龍」の能力を使えば、島のような巨大物体をも飛ばすことが可能なのである。
即ち、ロックスは「ノア」を焔雲で飛行させ、空から聖地マリージョアへ攻め込むつもりだったと考えられる。
それに加えてエルバフ王家に伝わる悪魔の実を使えば、ロックスは聖地を陥落させられると確信しているから、おそらく「ノア」が持つ攻撃能力に関係してくるのだろう。
こちらも一つ思い浮かんでいる説があるのだが、それはまた別記事で書くとしよう。
【しらほし姫とモモの助とロキ】
「ニキュニキュの実」ではなく「青龍」が海賊島の宝だと考えたもう一つの理由として、モモの助が(人工とはいえ)その能力を所持しているというのもある。
「ノア」「青龍」「エルバフの秘宝」
奇しくもルフィの友(になる予定)の王族3名の能力に関わるものをロックスは求めていた。
しらほし姫のポセイドンの力によりノアを海底から地上へと引き上げ、モモの助が青龍の力でノアを飛ばし、ロキが未だ伏せられた伝説の能力でノアの真価を引き出す。
そういう映像が私の目には見えているようだ。
こうなると、黒ひげの元にカリブーから古代兵器ポセイドンの情報が齎されようとしているのも意味深長である。
父と同じく世界を狙う黒ひげはガレイラの捜索を諦め、しらほし姫を利用してノアを手中に収めようとするのかもしれない。
【余談:シキの能力】
ロックスが青龍の力で巨大船を飛ばそうとしていたのだとすると、シキがフワフワの実を食べたのは、自身がロックスの代わりに野望を果たそうと考えたからかもしれない。
無論、青龍の代替となる能力を得たとしても、肝心の巨大船を手にする術が無いのでは意味が無いから、一時の夢と諦めただろうが。