シロウズって白水ってこと?
日系を騙ってるのかな。
第6話『キシリア暗殺計画』感想はこちら
【キシリア・ザビ】
「キリシアは何を考えているのか……」とは劇場版でのデギン公王の台詞だが、本当に何を考えてるんだろうな、この人は。
7話で「地球緑化計画のために」ソーラ・レイを建造中という情報が出た際にネット上では「地球人類を滅ぼそうとしてるのでは?」と言われていた。
それに対して私は「たしかに歴代ガンダムの悪役を考えると妥当な予想ではあるが、原作でギレンですら『せっかく人口が減ったからザビ家がコントロールする』くらいしか言ってないのに、キシリアをギレン以上のイカレ女にするか?」と否定的だったんだよね。
だが、8話を見る限り、どうやら彼女がそれに近い人類に多大な害を及ぼす計画を目論んでいるのはどうも間違いなさそうである。
「人の革新」に対して拘りがあることを示唆する台詞もあったし、人類を強制的に進化させる(ただし、進化できるのは一部のみで、大半は死ぬ)装置でも開発してるのかもしれない。
しかし、まさか彼女がここまでキャスバル坊やに拘泥しているとは……。
【バスク・オム】
内紛してたジオンがギレン派でまとまるリスクや、サイド6の反連邦親ジオン感情が劇的に高まる事を一切考慮せず、ただただ特殊部隊設立の箔付けの為にキシリアの首を欲してサイコガンダムを投入したのか……ホンマあのアホは……。
「テロリスト」の仕業として報道されているけど、新型兵器が使われていることや、地球から運ばれて来たエアコンが暴れ出したことは捜査の過程で判明するだろうし、少なくともサイド6上層部は地球連邦軍が主犯だとすぐに確信するはず。
未だ地球と経済的な結びつきの強いサイド6の反感を買ってどうするんだか……。
もっとも、バスクにとってまず重要なのは自身らの極右グループが地球連邦の覇権を握ることであって、ジオンの内紛だのサイド6との関係だのは「その後」の話ってことなんだろうけど。
【シャリア・ブル】
シャアがいない状況でも、主体的にクーデターを企図してんのね。
ギレンが死んでキシリアが勝っても戦争が起きると考えているということは、シャリア・ブルも彼女の計画は把握しているのかな。
しかし、ギレンとキシリアを両方排除したとして、じゃあ誰に舵取りを任せる気なんだ。
当面は公王でいいとしても。
まあ、決まってるか。シャアよね、それは。
何としてもシャアを見つけ出して、彼を新しい王にするつもりなのだろう。
【ギレン・ザビ】
キシリアお付きの小姓が総帥府の諜報部員だと判明したわけだが、彼はキシリアと何度も2人きりとなっており、それだけでなくサイコガンダムの襲撃といった絶好の機会があっても暗殺には動かなかった。
つまり、総帥府、即ちギレン総帥には妹を殺害する意志は全く無いことを意味する。
キシリアを政敵として警戒し、計画を危険視してそれを阻止しようとはしていても、たった1人の可愛い妹を殺す決断は下せないでいるのだろう。
原作でも、ドズルが死んだ際の父王の冷たい言葉に怒りを露わにするなど、ああ見えて意外とギレンは弟妹想いだからなあ。
「ジオン全体の影響力で言えば、当然ギレン派が優勢であり、キシリアの近くまでスパイを潜り込ませることもできるが、しかしギレン本人が妹を殺す決断ができない」
「キシリアはいざとなれば兄を殺す腹積もりはあるが、総帥の近くに手駒を配置する政治力は無い」
この関係性の差が現在のジオン公国の微妙な均衡を保っている訳か。
【キシリア派内のスパイ】
サイド6の警備を云々する前にまずキシリア閣下の警護がさすがに手薄過ぎんかと思ったけど、逆に言えばそれだけこの極秘会談の機密に自信があったということ。
にも関わらず連邦に漏れたなら、キシリア陣営のかなり中枢に近い所に裏切り者がいることになるよね。
しかし、総帥府の諜報部員だった小姓は彼女を殺そうとはしていないから、おそらく連邦に情報を流した人物は他にいると考えられる。
その人物はキシリアの計画や彼女の極秘会談について知る程の重要な地位にいるが、ギレン派のスパイではなく、計画を危険視して独自に阻止しようとしているのだろう。
まあ、あるいは「妹は殺すな」とギレンから命じられているあの小姓が、「自分の手を汚す訳ではなく、連邦に暗殺されたなら命令違反にはならない」と自身に言い訳して、総帥府に独断で情報を流した可能性もあるが。
【その他】
・7話の予告から、毒ガスがサイド6に撒かれるんじゃないかと言ってる人達を見て、「ティターンズが連邦の実権を握ってるわけでもない状況で、ジャミトフの後ろ盾があるにしても地球と通商関係にあるコロニー相手にバスク如きがそんなメチャクチャはできんやろ」とは思ってた。
・いやまあ、十分メチャクチャやってんだけど。
・バスクが頭おかしいのは言わずもがな、それが許される連邦政府の統制が既にダメダメ過ぎる。
・ガンダムってともすると「民主主義国家の地球連邦vs独裁国家ジオン」と銀英伝みたいに言う人がいるのだが、現役軍人であるティターンズやエゥーゴのトップが連邦議会議員を務めたり、参謀であるクェスの親父が外交を担当してたりと、地球連邦はゴリゴリの軍事国家なのよね。
・ミャンマーとかエジプトみたいなもん。
・マチュがテロリストとして報じられた際のクラスメイトのうっすいリアクションを見るに、友達と呼べるような人間がいなかったんだろうな。
・ルウムが滅びたのはジオン側のせいだが、エグザベ君はそれでキシリア様を恨んだりはしてないのね。
・いや、原因となったギレンを憎んでるからこそ、キシリアについたのか?
・8話の言動を見る限り、生きるのに必死で、恨みや憎しみを持つ暇もなかったのかもしれない。
・ドゥー・ムラサメは「自らの意志で」と言ってたけど、強化人間の改造手術に志願したのかな。
・ジークアクスつて断末魔を描かないスタンスなのね。
・エグザベ少尉ですら知らない「キシリアの恐ろしい計画」を新型パイロットに選ばれてもいないミゲルが知ってたのは、総帥府の諜報部から聞かされたから?
・その情報を聞いて協力を決めたのかな。
・人類を大きく変える計画を企ててているガンダムの典型的な悪役がキシリアで、ギレンがそれを止めようとしてるってすごい話だな。
・シャアおるやん!?
・普通に帰ってきてて普通に潜伏中だったんかい!
・この空港? 宇宙港? はどこなんだろ。
・マチュと絡ませるとしたら地球のどこか?
・「ガンダム・クアックスのパイロットを確保」したことはシャリア・ブルもキシリアにきちんと報告してたのね。
・その上で、クアックスとそのパイロットをシャリア・ブルが所持し続けることが認められたわけか。
・なんでまたキシリアはそれを許したんだろう。新たな任務が関係してる?
・ニャアンは自分が育てるから、マチュはシャリア・ブルにって感じ?
・ジークアクスのラスボス(最後のMS戦の相手ではなく、物語上の最大の敵役という意味で)はキリシアなんかな。
・ララァ出るのか……いらね~~~あの女。
・あいつがいるとシャアが駄目になるから嫌なんですよね。
・まあでも、ララァと出会って駄目になったというより、ガルマを謀殺して駄目になった状態でララァと出会って堕ちていった感じだから、まだ希望はある。