ネオ天草ブログ

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胎界主 第三部 翻訳儀典 師匠国篇『安らぎ売りの美女 06』感想

 

 

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『安らぎ売りの美女 05』の感想はこちら

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【<主流>】

 ハンバーガーのおっちゃん、オベロンの秘書に選ばれてるだけあって善性の人間だった……

 ……けど、マルコキアス陛下の裸体に見惚れていたということは、レックスのこともそういう目で見てるからこそ庇った可能性はあるという点でも金太郎を彷彿とさせる。

 

【マルコキアス六王陛下】

 529位のマルコキアス陛下なら(自分がいると気付いてない状況で)ハンバーガー食べながら働いてても怒らなそうなくらい軽い言動だったけど、上位ナンバーは厳しいなあ。
 でも、インフルエンスがまともに機能してたとして、あの状況で骸者の侵入を防げてたかというと疑問ではある。

 本当に微塵も関係無い看護婦までまとめて処刑しようとしている辺り、子供には手を出さないことを差し引いても残虐非道と言うしかないけど、まだ手を下していないのは、彼らの反応を見て処分を決めるつもりなのかもしれない。

 

【禁忌】

 大主も六王も「王族」魔王のはずだから、9位コキアス六王陛下が言う「王族以下」とは、「王族未満」という意味だと考えた方が良さそうだ。
 メフィストフェレス君主陛下も嘘を吐くと禁忌に触れると言っていたから、大公から昇格した君主魔王のことをマルコキアス六王陛下は「王族」とは認めていないのだろう。

 第1部での情報によると、「嘘」はただ規則によって禁じられているわけではなく実害を齎すようだ。

 にも関わらず、大主や六王が除外されているということは「嘘による禍い」は世界の法則などではなく、悪魔たちに人為的に掛けられた制約と考えられる。

 そんなことが可能なのは帝王くらいだ。
 彼が王族以外のの悪魔達に、嘘を吐いたり善人を殺したりしたら禍いが降りかかるようなロックを付けたのだろう。

 やはり帝王は、悪魔や人間を「正しい」方向に導こうとした時期があったようだ。

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 そう考えると、アスタロト君主陛下が嘘を吐けるのは、帝王による枷から脱しているからかもしれない。

 これねー、確かに王族魔王に嘘を吐く縛りが無いのと矛盾するんだよね。

 例えば、「嘘を吐くと、禍いが降りかかる」のは悪魔に限らない世界の法則で、王族魔王も含めて影響を受けるが、(君主を含む)それ以外の魔王は帝王によって受ける禍いの大きさを強化されており、他の存在よりもより一層嘘を吐くことができない、とかなら整合性が取れるかな?
 で、どういう訳かアスタロト君主陛下だけは世界の法則による「嘘の禁忌」すら影響を受けなくなっている、と。

 まーでも、何となくこの設定は3部では変更された(ベールゼブブ君主陛下が不正確な物言いをしたってことになった)んじゃないかという気がする。

 

【その他】

・同じ派閥の大公からも「何が君主だ、同じ大公だ」と言われるし、六王からも同格の王族魔王とは認められていないしで、微妙な地位だよね君主魔王って。

・「地獄の指輪は所有者を斃した者に受け継がれる」設定は、今後誰かがレックスを斃して指輪を得るフラグっぽい。

・ヘッドに勧誘された子供達もヌード雑誌でシコるのは許されてるのね。

・この看護婦さんが最初の「レックスの嫁?」
・だとしても、安らぎ売りの美女とは別人だとは思うが。

・この時代から既に女が殺されるのは良しとしない性格だったのか。
・年齢的に母親との関係が影響してそうだ。

・なるほど、確かに。
・善人を含めた感染予防の殺戮を行えるのは、その能力を別にしても、大主や六王じゃないと出来なかったのね。

・そう言えば、地獄の扉を開けていない骸者躰化者のことを悪魔は殺せるんだろうか。
・骸者になった時点で天界ではなく死の司神の胎界に「たましい」が繋がるようだけど。